残された憧れ

夏の名古屋は、蒸し暑い！
この地で、生まれ育ったのだが、それでも、この暑さは何なのだ！

恒例の朝歩きも、早い時間に出発しないと、日が高く昇ってくると、もう、汗だくで歩けなくなってしまう。
この日は、朝5時にホテルを出発。

ホテルから北に向かい、何気に、お堀に沿って歩いていると、瀬戸電の後が見えてきた。現在は地中に潜って、栄町まで繋がっているようだ。

地下から出た後は、今度は高架橋に乗って、地上を走っている所は無いようだ。
線路に沿って、歩いていると、何処となく、昔の記憶が蘇ってきた。

私は、小学校・中学校とボーイスカウト活動をしていた。小学校1年生から、特例でカブスカウトに入団　（通常は2年生から入団）　、キャンプやら野外活動が好きだった私には、格好の場所であった。ロープ結びとか、手旗信号とか・・・・いろいろな技能を習得し、技能バッチを貰って、得意満面であった。


こんな技能賞をいっぱい取って、服に付けきれないので、襷に縫い付け肩から掛けていた。

清水小学校近くに、ボーイスカウトの集会場があった。しかし、50年の時の経過は、大きな変化を呼んでいる。
空には、都市高速が走り、回りの景色も激変していた。

そんな中、所どころに昔の面影が残されている所もある。
黒川方面に歩いていくと、北警察署があり、ここには、落し物の財布を届けて、お礼を貰ったこと！（あの頃は、真面目な少年だったのだ！）

黒川・中切・新川中橋と歩いてくると、庄内川だ。

この堤防沿いにも、いろいろな思い出がある。

ホテルから庄内川まで、往復14キロ。
さすがに、帰ってきた時は、汗びっしょりであった。

名古屋の夏は暑い！

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