日本から戻って、まだ、時差ぼけがなおりませーん。年を取ると、長時間の飛行機はつらいですねー。
さて、最近HBOの オンデマンドで、よく映画を見ますが、そのなかで、気に入ったのを紹介します。
Cure FOR THE WELLNESS -禁断の隔離病棟ー(これが日本titleらしいですね。)
2016年
その映画、最初は何となく、カフカの不条理な世界に入っていくような映画です。主人公がブラック企業に勤めていますが、会社に命じられて、社長が入院している病院?に彼を退院させに行くことになります。その、病院はお金持ちだけが入れる施設で、大変社会と隔離されてる、田舎の山の上にあります。でも、彼はなかなか、当の社長にあることが、ままなりません。しかも、彼までが事故で病院に入院する羽目に、なってしまいます。そこで、会う、不思議な院長、不思議な女の子。
入院患者はこの病院で、ストレスをとり、若返ることを約束されています。しかし、どうも、おかしいのです。誰も退院しないくせに、患者はいなくなります。主人公も院長に説得されて不思議な治療を受けることになりますが、その治療がまた、変なものです。
後半の映画は 不条理の世界から、歴史ホラーストーリへと変換していきます。まるで、時代が昔へ行ったかのような、病院の世界感に巻き込まれて、最初の主人公の世界などとかけ離れていきます。院長と女の子の関係の真実、治療といって、患者から、かすめ取っていく若さをつくる薬。 本当に、ゴシックホラー小説を読んでるみたい。
最後は主人公は女の子と二人で病院に火をつけて逃げていきます。でもこれって ハッピーエンディングなの?というと、まあ良くわからないんですよねー。だって、女のこっていったって、見かけは18才くらいですが、本当は魔女のように年寄りなのよー。不思議な薬で、若かったんだよー。
きっちり考えるとちょっと、ありえない設定なんですが、(金持ちが患者なわけで、その人たちどんどん殺されているわけですから、普通は家族とか会社とかが、もっと、病院を調べると思うの。)まあ、そこはお話ですから。
不思議な雰囲気がよかったわー。後半は???でしたけど、ちょっと、長い映画なので、気持ちにゆとりのある時に見るのがおすすめです。
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