日本の題名は ”ネルーダ 大いなる愛の逃亡者” ですってねー。
なにはともあれ、私の好きなガエル ガルシア様が出てらっしゃるのですから、これは見なくっちゃですよね。まあ、DVDで見たんですけどね。こちらの田舎ではエンタメ以外の(つまり、ハリウッド映画以外)映画はあんまり、劇場公開がないんですね。
この、写真ではガエル ガルシアが大きく出てるので、映画がスタートすると、戸惑っちゃいました。主人公は中年のネルーダという、詩人・政治家だったんですね。共産主義者のために、当時の赤狩りみたいな感じ?で、逃亡する羽目になり、ヨーロッパに行く着くまでの謎の1年間の彼を描いているわけです。
ガエルは彼を追いかける警察官。彼の独白によると、彼の父親は有名で銅像にもなっている、なんとかペルシュノーとかいう人。でも、彼は自分のことは知らない。自分の母親は売春婦だった。???なんちゅう設定なんでしょうーか? と 途中までは???いっぱいで見ておりましたが。しかも、ネルーダを追いかけるといっても、すべて後手後手だし、あんまり緊迫感がないのよ。ネルーダが後に残した彼の著書を読みまくっているし。
で、途中で、実は彼はネルーダの空想の世界の人物だった! と ネルーダの愛人に言われちゃうんです。だから、彼は最後は死んじゃうのよー。
面白かったです。この映画。ネルーダという人物の関しては私は全然知らないし、画面で見た限りではあんまり、共感できないひとでしたが、
ガエルの空想上の警察官。彼が最高でした。ネルーダの一つの空想上の自我みたいなものなんでしょうが、分からない人物をふしーぎな感じに演じてました。
私にとっては この映画はネルーダの映画というよりは、不思議な設定で、不思議な世界に延々と生き続けているガエルが演じる オスカーペルシュノーという、人物の映画でした。
おもしろかったよ!
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