シェイプ オブ ウォーター を 先日見ましたよ。
とても、綺麗な画面。オスカーをたくさん取ったのも納得。
ハッピーエンディングだし、面白かったんですけど。それと、60年代ってすっごい弱者にとって、生きずらかったんだなあと思いましたわ。
もう、人種差別あり、セクハラはり、パワハラ ありありの世界だったんですね。まあ、言わせてもらえば、今だって、こういうことは存在するんですが、表立って態度で示すことが無くなっただけでも、ましなんでしょうね。それに、セクハラとか差別される側にも、訴訟を起こすとか何らかの対処方法がありますからね。当時はソンなこともできなかったんですからね。
ただ、ファンタジー映画だし、素直に見れば面白い映画なんですけどね、なんか ちょっとあんまり見終わった後すっきりしなかったんです。
●なぜ、主人公が喋れない設定(しかも、耳が聞こえる)? 幼児の時に虐待せれて声帯を傷つ け られて、喋れないらしいんですが、これって都合よすぎる設定だと思うわ。
そして、彼女が半魚人に恋をする一つの理由が、”彼と私は対等。彼は私を100%として、見てくれる。ほかの人たちと違う” まあ、意味は分かるけど、それって別に半魚人じゃなくっても、お互い対等に愛する普通の人だって、現れるんじゃないかなー。
映画だし、ファンタジーだし画面は綺麗だし、でもさー。やっぱりさー。 主人公とおさかなさんとの 触れ合いが意外に少なかったんですよ。ゆで卵をあげたり、ちょっと、言葉を教えたりとかそんな感じだったので、どうして、そこまで危険を冒して、彼を脱出させようとするのかが ちょっとわからなかったんですよね。まあ、100歩ゆずって、彼に恋をしたと。で、脱出を成功させたわけですが、ここから先がねー・私絶対絶対 納得ゆかないわあ。
だって、お互い触れ合いが本当に、食事をあげたり、サインですこーし意志が通じる程度な相手なんですよ。それも、ネコを頭から食べちゃうといった、予想もつかない反応を起こしちゃう”不思議動物”なんですよ。 私の気持ち的にはペットへの愛情と同じものしか沸かないような。つまりセックスまではできないですよ。大きなお魚なんですもの。不思議―。
まあ、不思議な力を持ったお魚でしたけどね。ゲイのお友達の禿をなおしてくれたりしたんですよね。最後は嫌な奴は殺されるし、彼女も半魚人と一緒に海の中で、幸せになってくれてよかったけどさ。
あとね、主人公の女性。最初のころは地味な冴えない女性だったのが、恋をするところから、どんどん生き生きとしてきます。セピア調の画面に彼女の真っ赤な靴も素敵でした。
綺麗になるには恋が必要なのねー。それと赤い色。靴とか洋服とか口紅とかね。
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