恒川光太郎『夜市』(角川書店)を読んだ。
1.夜市
2.風の古道
の二編構成。
P.174
「これは成長の物語ではない。何も終わりはしないし、変化も、克服もしない。道は交差し、分岐し続ける。一つを選べば他の風景を見ることは叶わない。私は永遠の迷子のごとくひとり歩いている。私だけではない。誰もが際限のない迷路のただなかにいるのだ。」
恒川光太郎『夜市』(角川書店)を読んだ。
1.夜市
2.風の古道
の二編構成。
P.174
「これは成長の物語ではない。何も終わりはしないし、変化も、克服もしない。道は交差し、分岐し続ける。一つを選べば他の風景を見ることは叶わない。私は永遠の迷子のごとくひとり歩いている。私だけではない。誰もが際限のない迷路のただなかにいるのだ。」
伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』を読んだ。
元SEの主人公は警察に追われているところを熊に似た人に助けられて、仙台の近くに位置する島にたどり着く。そこの島は、100数十年も外との交流がないところだった。
しゃべる案山子、うるさい人間を許さずすぐ鉄砲でそいつを撃ち殺す人、不器用だけど気の良いやつなどが住んでいた。
日々プレッシャーに追われて生活している人におすすめしたい。