村山由佳『星々の舟』 2007-09-08 15:02:19 | 小説 p337、p406 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「赦されることを前提に謝ることを、詫びとはいわない。」 自分が赦されたい、それが前に出るような謝罪なら、いっそのこと忘れないために、一生背負って生きたほうが、きっと間違いではない。いやむしろこちらの考えのほうが正しい。 自分が赦されることでその相手を傷つけた罪を忘れるぐらいなら。