自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

島田紳助・松本人志『哲学』

2008-07-21 23:05:54 | 小説以外 

 紳助氏が、後付だが世の中の・時代の流れを捉える分析力が卓越していることに驚いた。これは、コンビ三人目の相方、竜介に半年間お笑いをレクチャーして、それがダメだったらお前の言うことを聞くということで、コンビを開始したという話から思ったのだが、結果は、半年後にはめちゃくちゃ良い方向に流れていったとのこと。

 しかも、その前にいろんな漫才師の漫才を端から書いて、いいところ・悪いところ、赤青線でラインを引いて、研究していたそうだ。振り返って運も良かったともいっているが、まさにイケルことを確信していたとも思える。

 ノイローゼになるかもしれないってぐらい、どうしたら、売れるか、どうしたら、この業界で勝てるか。それくらい考えていたと語っている。


再会の街で

2008-07-21 18:42:25 | 映画

再会の街で

ホテルルワンダで見事な演技を見せて、
我輩の心を掴んだドン・チーゲルが出演する
感動映画。

チャーリー・ファインマン役 アダム・サンドラー
アラン・ジョンソン役 ドン・チーゲル
ジャニーン・ジョンソン役 ジェイダ・ピンケット=スミス
アンジェラ・オークハースト役 リブ・タイラー
ドナ・リマー役サフロン・バロウズ 

監督・脚本 マイク・バインダー
製作 ジャック・バインダー
   マイケル・ロテンバーグ
   
製作総指揮ジャック・ジアラプト、
リンウッド・スピンクス

2001・9・11の事件が原因でチャーリー
は、愛する奥さん、娘三人、愛犬を失い、
自分を同時に見失った。
そんな時、ニューヨークで歯科医をともに目指した
大学時代のルームメートのアランは、チャーリーを
偶然見かけ、声をかける。そこから物語りはドライブ。
友達を放っておけないチャーリーは、家族の話題に及ぶと
激昂して自分を見失うチャーリーにカウンセリングを受けることを
勧める。

 よく考えてみると、チャーリーはごくごく普通の人間だ。
9.11という背景は、普通ではないにしても。
5人とワンちゃん一匹で生活していて、
突然、飛行機をテロリストにハイジャックされて、
墜落しました。これはもう、泣きじゃくって、頭も
そりゃ!おかしくなるだろう。これが、チャーリー
だ。これがきっかけで塞ぎこんでしまうが、ルームメイトとあうことで、自分を
すこしづつだが表に出すようになって、有るとき悪い方向に流れて、
限界に達し、弾は入っていないが、警官がいたことを承知で、拳銃で一般人を
撃つまねをして、それがきっかけで裁判になり、精神科に一年入院させられそうになる。
 この間、アランは友達として、ずっとチャーリーを支える。
カウンセリングの先生アンジェラを紹介し、遅くまで、ゲームに付き合ったり
(そのおかげで奥さんとの関係が微妙になる)、
憎まれ口をたたかれて、本当に切れそうになるのを我慢したり。
父親がなくなったとき、チャーリーに連れられて、コメディ映画を
観ていたり・・・。
 でもきっと、最大限に友達にしてやれることをアランはやったんだろうと思う。
 ドナ・リマーは最初はイカレタ役だが、最後の最後で、チャーリーの癒し
役になる。

 アランに対しては、心を開き、家族の幸せだったときのこと、事件前後の
ことを語り始める。ここが泣けた。

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