本棚を見ていたら、古い雑誌と一緒になってこの本(雑誌)が出てきた。
文芸春秋 5月号臨時増刊 日本縦断 万葉の旅
奥付を見ると、昭和48年(1973)です。¥500
写真がとてもきれいで、それに添えられた
万葉の歌も好きで買ったんですね。
もう、端っこは黄ばんでいますが、たくさん載っている写真は
きれいなままです。
わが船は 比良の湊に漕ぎ泊てむ 沖へな離り さ夜更けにけり
(わがふねは ひらのみなとに こぎはてむ おきへなさかり さよふけにけり)
高市黒人(たけちのくろひと)
何処にか船泊てすらむ 安礼の崎 漕ぎ廻み行きし 棚無し小舟
(いづくにかふねへてすらむ あれのさき こぎたみゆきし たななしおぶね)
高市黒人(たけちのくろひと)
古代の船旅はさぞ心細かったと思う。
でも命と引き換えにしても未知のものに対する憧れや好奇心も
大きかったことだろう。
人麻呂も好きだけど、黒人の素朴さがとても好き。
書き込ましてくださいね^^
表紙が額田王ですか? 才媛、美女、ロマンス人。私はお姉さんの鏡王女ほうに共感しますが^^
万葉の頃は妻問婚で、待つせつない歌も多いのですが、陰湿な歌はありません。
ウイットにとんでいて、さわやかで、裸のこころをあらわせるような、生まれたままの自然のような・・・
みずみずしさ、素直さ。
恋の歌も、野の花の彩が哀歓を深め、森や野の香りがします。
私は運動おんちで歩くことも嫌いでしたが、万葉集を開くようになって、歩くことが楽しくなり、自然や小さな野の花に目がいくようになりました。
tamaさんが万葉集がお好きで うれしいです^^* すいません 長くなってしまいました。
今朝になって、「またヤッチャッタ」と気付き、臍を噛んでいます。
「モーニングコーヒー」のところへ昨夜書き込んだ、「ショウジョウジ」を含む雑文、削除していただけたら、としょげています。
これを流した後、そこ(「モーニングコーヒー」のところ)へまた行きます。
ウチからは車で三十分くらいのところに。
規模はたいしたことはないのですが、
四季おりおり、いろいろと楽しめるように
なっています。
来客が少ないせいか、手入れがなかなか
行き届かないのが、気になっています。
万葉は、古今以後と比べれば資料が少ない
だけに、想像力が豊かに広がるなぁ・・・。
思ったことをそのまま飾らずに表現して…
鏡王女は、私の好きなのはこれかな?
風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ
この雑誌、写真がとてもいいんですよ。
写真に短歌が添えられていると、その範囲だけで考えてしまいそう。何もないところで想像したほうがいいのかも。でも、ゆうさんの写真は短歌とピッタリ合っています。
今、一番は「平家物語」。3年前の秋、奈良で高校(旭川東)の同期会のあった翌日、延泊した方々数人と嵐山に行き、予定外の祇王寺を見てから読みたくなりました。更に何度か能をみて、やはり...となり、ボチボチ読んでいます。次は「今昔物語」のつもり。 古本市などで赤表紙の(前の)岩波日本古典文学大系の端本を20冊あまり集めています。