当日、お昼過ぎから出発し近鉄電車に乗って一路名古屋へ。
現在の名古屋はリニア開発に伴って街の再開発が進んでいて戦争からの復興を遂げた名古屋の面影がどんどん消えていっている。車窓から見える名古屋駅をぼんやり眺めながら、21世紀後半の名古屋はどうなっているのだろうか。
名古屋駅に着くと、まず新幹線の改札横のトイレに向かうのがルーティン。このとき「新幹線のチケットを買って遠くに行ってしまいたい」といつも思ってしまう。
用を済ませ改札を出ると次は地下鉄東山線に乗り換えなければならない。毎度のことであるが心身が都会に順応するのに時間が掛かる。歳をとったせいか一層そう感じる。
暑さでバテ気味の身体を動かしながら、階段を上ってゆく。
地下街のお店も所々変わっていて驚くも、基本的な構造は変わっていないので東京メトロほどの迷いはない。記憶を補正しつつ表示板を探しながら標識に従って慎重に歩いてゆく。
週末であるから平日ほど混んでないだろうと思いきや、やはりと言うべきか、ホームに向かう階段を下りてゆくと沢山の人が次の列車を待っていた。
周りを見渡しながら複雑に並んでいる列の最後尾につくと、すぐに列車が入ってきた。さすが地下鉄である。
人混みに慣れてないのでホッとする。
列車の扉が開くと、ドッと人が出てきて、下車する人の波が切れると同時に、軽く後ろから押されつつ僕の身体は列車の中に押し込まれた。
車内はぎゅうぎゅうである。
背中に知らない人の背中が当たる。猛暑なので他人の体温がTシャツ越しに伝わってくる。
僕の日常で、こういう場面はない。だからどうにも気になるが、「気にしない気にしない」と自分に暗示をかけ「痴漢にだけは間違われないように」と周りに配慮し、広告や電子表示板を観察したい気持ちも抑え、軽く俯き両手でつり革を持って、次の駅までの三分間をじっと耐える。
伏見駅に到着すると下車する人がいてほんの少しスペースが生まれホッとする。
そこから三分で栄駅に到着。扉が開き堰を切ったように人々が車外へ移動する。その流れに逆らえるはずもなく濁流に流れる小枝のように流されてゆき改札にたどり着いた。
しかし、どの出入り口から出れば最短であるかが分からない。スマホか? いや、ここは掲示板だろう。と改札を出たすぐ側に設置されている掲示板で方角を確認。
時間を見るとお宿のチェックインの時間が迫っている。これはいけないと、宿近くの目標物を探しだし、そこから一番近い出口の番号を見つけ、再び表示板を頼りに歩いてゆく。
人は多いが流れには乗れている。というか、東京よりも周りのある帰化型若干遅い気がする。
これは地域性だろうか、などと考えながら表示された出入り口の階段を駆け上がってゆくと、次第に車の行きかう音が聞こえてきて、周りの空気も生ぬるくなった。地上に出るとビル群が夕日に照らされていて、街はゆっくり夜の赴きに移り変わろうとしていた。
現在の名古屋はリニア開発に伴って街の再開発が進んでいて戦争からの復興を遂げた名古屋の面影がどんどん消えていっている。車窓から見える名古屋駅をぼんやり眺めながら、21世紀後半の名古屋はどうなっているのだろうか。
名古屋駅に着くと、まず新幹線の改札横のトイレに向かうのがルーティン。このとき「新幹線のチケットを買って遠くに行ってしまいたい」といつも思ってしまう。
用を済ませ改札を出ると次は地下鉄東山線に乗り換えなければならない。毎度のことであるが心身が都会に順応するのに時間が掛かる。歳をとったせいか一層そう感じる。
暑さでバテ気味の身体を動かしながら、階段を上ってゆく。
地下街のお店も所々変わっていて驚くも、基本的な構造は変わっていないので東京メトロほどの迷いはない。記憶を補正しつつ表示板を探しながら標識に従って慎重に歩いてゆく。
週末であるから平日ほど混んでないだろうと思いきや、やはりと言うべきか、ホームに向かう階段を下りてゆくと沢山の人が次の列車を待っていた。
周りを見渡しながら複雑に並んでいる列の最後尾につくと、すぐに列車が入ってきた。さすが地下鉄である。
人混みに慣れてないのでホッとする。
列車の扉が開くと、ドッと人が出てきて、下車する人の波が切れると同時に、軽く後ろから押されつつ僕の身体は列車の中に押し込まれた。
車内はぎゅうぎゅうである。
背中に知らない人の背中が当たる。猛暑なので他人の体温がTシャツ越しに伝わってくる。
僕の日常で、こういう場面はない。だからどうにも気になるが、「気にしない気にしない」と自分に暗示をかけ「痴漢にだけは間違われないように」と周りに配慮し、広告や電子表示板を観察したい気持ちも抑え、軽く俯き両手でつり革を持って、次の駅までの三分間をじっと耐える。
伏見駅に到着すると下車する人がいてほんの少しスペースが生まれホッとする。
そこから三分で栄駅に到着。扉が開き堰を切ったように人々が車外へ移動する。その流れに逆らえるはずもなく濁流に流れる小枝のように流されてゆき改札にたどり着いた。
しかし、どの出入り口から出れば最短であるかが分からない。スマホか? いや、ここは掲示板だろう。と改札を出たすぐ側に設置されている掲示板で方角を確認。
時間を見るとお宿のチェックインの時間が迫っている。これはいけないと、宿近くの目標物を探しだし、そこから一番近い出口の番号を見つけ、再び表示板を頼りに歩いてゆく。
人は多いが流れには乗れている。というか、東京よりも周りのある帰化型若干遅い気がする。
これは地域性だろうか、などと考えながら表示された出入り口の階段を駆け上がってゆくと、次第に車の行きかう音が聞こえてきて、周りの空気も生ぬるくなった。地上に出るとビル群が夕日に照らされていて、街はゆっくり夜の赴きに移り変わろうとしていた。