亡くなってからもう3年半も経ちますが、
私の父は、東京オリンピックをとても楽しみにしていました。
スポーツが大好きだった父。
『○○さんにも、俺がオリンピックの結果を教えてやらんとなぁ!』
自分があの世へいった時、先に逝かれた友にもオリンピックの結果を教えてあげなくては!と、
オリンピックを自分の目で見届けることに使命感を感じているようでした。
オリンピックまで、もたなかった父の命。
でも、もし、2020年まで長生き出来ていたとしても、コロナウイルスのせいで延期ですもんね。
生きていたとしても、延期を知って、さぞガックリした事でしょう。
父が心待ちにしていた2020年は、大変な年になってしまいました。
昨日から、ニュースで流れている熊本南部の大雨、球磨川の氾濫…
球磨地方は、父の生まれ故郷です。
ニュースで流れるあの映像…本当に胸が痛みます。
父が生きていたらどうだったでしょう…
オリンピックの延期と、故郷の災害、ダブルでショックを受けていたでしょうね。
父は、オリンピックの延期を知らなくて、
故郷の災害のさまを見なくて、良かったんだと思います。
まだまだグランドゴルフで活躍したかったでしょうし、スポーツのテレビ観戦もしたかったでしょう。
生まれ故郷の熊本にも、もう一度帰ってみたかったでしょうね。
そういう父の想いを感じながら、これからも過ごしていきたいと思います。