和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

人生山あり谷あり。

2019-10-30 23:59:00 | みゆきの日記
昨日今日、娘や息子、まわりの皆さんに
励ましてもらい、
人生史上、最大の難関を(というのは、ちょっとオーバーですが)ようやくひとつ越えられました。

子供たちや、皆さんのお心遣いにはホントに心救われました。ありがとうございました。

人生山あり谷あり。

目の前の山をひとつずつ乗り越えて行くしかないですね。



不可能を可能にする男。

2019-10-30 15:40:00 | 仕事風景
先月末に引き続き、今月の末も怒濤の忙しさでした。

私たちの都合で、
11月始めにちょっと仕事を休ませて頂くこともあり、

それまでに納めさせて頂く約束をしている和紙をひとつひとつ仕上げていきました。

ラストの和紙が仕上がった\(^o^)/…と思っていたら、

主人が『あとひとつ有るんや…』と。

キイテナイヨ~~!ムリムリ!( ̄□ ̄;)!!

そこから、急いで原料を炊いて、

やっとこさ…

ギリギリ…

十分な枚数ではありませんでしたが、どうにか間に合いました。





いつも遅れ遅れで、皆さんにご迷惑をお掛けすることが多く、本当に申し訳ないです。

ひとつひとつの工程が私たちの手でしか出来ない手作業の為、
予定通りに仕事が進まない事が多いのです。

主人がご注文の電話を切ったあと、

『そんな納期で注文受けて大丈夫か?ほんま間に合うんか?』と、

毎回、激怒する嫁です。

簡単にお請けして、その時は良くても、納期を守れなければ、結局ご迷惑をお掛けすることになりますから…(;´д`)

胃に穴が開く思いでハラハラしながら、和紙作りに励んでいる私の胸のうちを、主人はどれだけ理解してくれているのでしょうか?(笑)

激怒はしていても、

お客さまがどうしたら一番喜んで下さるか?

使い手さん一人一人に合わせた、使って頂きやすい和紙作りに対する思いは、私も主人と一緒なんですけどね~

今月末も、絶対ムリ!!と思っていましたが、

二人で協力してどうにかクリア出来ました(;´д`)

これからも、目の前の事をひとつずつ、二人でいたわり合いながら、こなしていくしかないですね。

まだまだお待ち頂いている皆さん、申し訳ありません。

今しばらくお待ち下さいm(_ _)m



運動会の日。

2019-10-25 08:30:00 | みゆきの日記




友達のU子ちゃんから、写メが送られてきました

母の暮らす施設で運動会が開催されたようです。

写真の関取の着ぐるみは、もちろんU子ちゃんw

U子ちゃんは、母の暮らす施設で看護師として働いていますが、

歌って踊れて、そして着ぐるみも着こなせるオールマイティーな看護師さんです。

芸達者なU子ちゃんの関取姿に、運動会の会場もさぞ沸いた事でしょう…


その運動会の日…

『看取り介護』に入っておられたお一人の入所者さんが亡くなられました。

看取り介護  近い将来、死が避けられない人に対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和、軽減すると共に、人生の最期まで尊厳ある生活を支援すること

にぎやかなのが好きな方だったそうで、

リクライニングの車イスに乗せてもらって、運動会の会場に出てこられていました。

そして、皆と一緒に運動会を楽しまれ(と言っても、ほとんど
意識や反応のない方だと思いますが)園児の可愛いお遊戯を見られたあと、大きな深呼吸をして息をひきとられたようでした。

U子ちゃんは、担当の看護師として最期の時までずっとそばについていたそうです。

その話を聞いて、

亡くなられた事は悲しい事だけど、人として最期の最期まで、本当に良い人生を送られた感じがして、胸が熱くなりました。


ひと頃の『どんな状態であっても長く生きる、延命する』という考えから、

近年は『残された時間を数意義に過ごす』『自分らしい最期を過ごす』という考えにシフトしつつあります。

母の最期も、こうあって欲しいと、あらためて願います。最期まで人間らしく生きて欲しいです。

今、母が暮らす施設は、そういう家族の思いを汲んで下さる施設だと思います。



お墓参り。

2019-10-18 14:48:23 | みゆきの日記


今日、父の命日。
お墓参りしてきました。

母のように良い施設に巡りあえる事なく、病院を転々として亡くなってしまった父。

歯も無いのにトンカツが大好きで、そして通院の帰りには、弟と吉野家の牛丼を食べるのをいつも楽しみにしていました。

年寄りのくせに、いつも自分だけ大盛りで(笑)

あの頃がホント懐かしいです(  ̄- ̄)トオイメ