和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

第23回 大江甲拾ふるさと展

2014-04-28 02:39:20 | 作家さんのお話
4月1日より開催されていた

『第23回 大江甲拾ふるさと展』が同25日をもって終了いたしました。


開催期間中に、ブログ内でお知らせするつもりだったのですが、


大阪出張のバタバタのせいもあり、お知らせする事が出来ませんでした。


それでも、大阪から帰った翌日、

ギャラリーにお邪魔し、作品を観せてもらってきましたので写真で ご覧下さい














今回は『幸のヒントを求めて』と題し、
たくさんの書作品が展示されていました。


中でも目をひいたのがこちら







『練磨不屈(れんま ふくつ)』と書かれた扁額。


こちらは、この度 改装され新しくなった福知山警察署の道場に掲げられる為に、

大江さんが書かれたものです。


道場で武道に励む署員さんに、

不屈の精神で技を磨き、心身を鍛えてほしい…

という思いを込めて、この言葉を選ばれたそうです。


道場に合うように…と、

隷書体でも行書体でもない大江さん独自の書体で、力強く書かれていて、


この額の前に立つと、シャキッと背筋が伸びるような気がしました








新聞にも載った贈呈の様子。

(左 福知山警察署長さん、右 大江さん)


丹後和紙をまた広めて下さった大江さん、
本当にありがとうございます。



作るだけで精一杯の私たちが、丹後和紙を広めていく事は、なかなか難しい事だと思います。



でも、大江さんのように有名な作家さんが、数ある和紙の中から うちの和紙を選び、命を吹き込んで世に広げて下さっている事は、


本当に有難いことです。



秋には、また和紙伝承館で、

作品展と講習会をお世話になる予定です。


ずいぶん先の事なのに、もう講習会の予約が殺到しているという人気ぶりなんですよね。


大江さん、1ヶ月間お疲れさまでした。

名古屋へ帰られましてもお元気で!

また秋にこちらに帰ってこられるのを、福知山市民 首を長くしてお待ちしています





ちぎり絵作品展開催中!

2014-04-24 20:30:00 | 伝承館
今、和紙伝承館では、ちぎり絵の作品展を開催しています。


東大阪の『和氣愛々の会』さんと『アネモネの会』さんによる共同仲間展です








どちらの会の生徒さんの作品も、色使いがとても明るく、

見ていて心がウキウキするような作品ばかり


もちろん使われているのは、ぜーんぶ うちの和紙です。



その生徒さん達、総勢22名の皆さんが、


昨日、作品展をご覧になる為に、


東大阪から来て下さいました。






ご自分の作品の前で記念撮影されたり、

紙を漉くところを見学されたり…



山の緑を眺めておられる方もおられました。


生徒の皆さん、70代80代の方がほとんどなのに、

ほんとお元気で、終始 大阪のおばちゃんパワー炸裂でした。


あ、もちろん大阪マダムの気品と品格も兼ね備えておられましたよ


短い時間でしたが、皆さんと楽しいひとときを過ごす事が出来ました


『和氣愛々の会』の皆さん、『アネモネの会』の皆さん、


遠いところ、本当にありがとうございました\(^_^)/



浦島タロ子。

2014-04-21 19:20:00 | 催事
大阪の出張を終えて、一週間ぶりに大江町に帰ってきた私。


帰ってきてから、もう4~5日経つのですが、

なんか変な違和感を感じながら過ごしております


なんなのでしょう?この感じ…


んー、竜宮城で数日間過ごした浦島太郎が、


こちらの世界に帰ってきてみると、何百年も時間が経過していて、


自分の知っている人は誰も居なくて、
自分の居場所は無かった…


みたいな…


そんな感じなんです(笑)



自分の家なのに、微妙に居心地が悪いっ(笑)



それに、出張に出る前の事が、
頭の中でリセットされていて、


山積みの仕事を前に、何から手をつけていいのか わからないっ!(笑)




大阪での一週間は、

仕事の大変さは抜きにして、竜宮城
過ごしたようなものでしたからね。



娘と息子が、交代でデパートに手伝いに来てくれたし


娘のマンションから仕事にも通えたし


なんと言っても、早起きをしなくても良ければ家事もしなくていい!



慣れない満員電車での通勤も、


自分が社会の第一線で活躍するキャリアウーマンに変身したような気持ちになり、

なかなか気分の良いものでした(ただの錯覚ですが)


今、感じている違和感は、錯覚から現実に引き戻されたギャップかもしれませんね


あ、でも、一週間 気楽に楽しんでた…

と思われるのもアレなので、


仕事は精~いっぱい頑張りましたよ

これだけは一言 言わせてもらっとこうと思います。はい。




皆さん お察しの通り、

和紙展が終わっても、ホッと一息つくヒマもないので、

まぁ、そのうち、この違和感もどこへやら、現実の世界にどっぷり浸かって走り続ける事と思います。



あとになりましたが、



12の暦絵の澤田先生と生徒の皆さん、

東大阪のちぎり絵の皆さん、


そのほかたくさーんの丹後和紙を応援して下さっている方々、


和紙展に足を運んで下さり、本当にありがとうございました


それと、今回、丹後和紙のDVDを製作して下さった映像工房の方、カメラマンさん…

またお出会い出来るとは思ってもみなかったので、とても嬉しかったです。

(監督さんは、今、一年分の映像を一生懸命 編集して下さっているそうです。)



皆さんのお陰で、無事一週間の会期を終えることが出来た事、心から感謝しております。



浦島タロ子は、


皆さんに喜んでもらえる和紙を作り続けるために、


これからも精一杯頑張りますので、


どうぞよろしくお願いいたします



頑張ってます♪

2014-04-13 20:00:00 | 催事
『全国和紙展』半分終わりました。
折り返し地点です。


初日には、東大阪のちぎり絵の一行さん20名ほどが、

開店と同時に来てくださり、

色和紙が飛び交う場面もありましたが、

娘にも手伝いに来てもらい、主人と3人でどうにかクリアしました


その大波が去ったあとは、お客さんもチラホラ…

ボチボチやらせてもらっています。



よく売れて、初日から品薄状態になってしまった『12の暦絵教室さん御用達』の漢字半紙!!


大阪から帰った主人が、一息つくヒマもなく、漉いて、乾燥して、裁断して…と

1人で頑張ってくれて、月曜日に再入荷する予定です。


普段は、主人に対して偉そうに言っている私ですが、

こうして1人で出張に出てみると、

自宅から援護射撃?してくれる主人に感謝の気持ちでイッパイです



初日以降、毎日のように、

『みゆきさ~ん』と大勢の方が訪ねてきて下さり、

こんな嬉しく心強い出張は、今までにありませんでした


皆さん、お忙しい中、遠い所まで足を運んで下さり、本当にありがとうございました


あと、残り半分、気を引き締めて頑張りたいと思います。



感謝の気持ちでイッパイです。

2014-04-02 02:35:00 | みゆきの日記
首を長くして待っていた『全国和紙展』のダイレクトメール…

近鉄さんから ようやく届きました







大阪上本町 近鉄百貨店さんで開催されるこの和紙展、


もう30年以上も続いている毎年恒例の催事ではあるのですが、


今年は会期が例年より2ヶ月ほど早いこともあって、


早く皆さんにお知らせしなくては…と少々アセっておりました。


ダイレクトメールが届いたのは、

あと1日でハガキの郵送料が52円になってしまうという3月30日


それに和紙展までの日にちがあまり無いっ


急がなくては…と、昼間の仕事を終わらせた後、


150枚ほどの宛名書きをどうにか済ませて
ポストに投函


ギリギリセーフでした


大仕事を終え、ホッとしていたら、


昨年『12の暦絵作品展』最終日に、女一人旅で大江町まで来て下さった大阪のTさんからの嬉しい嬉しいお便りが、


和紙展のダイレクトメールと入れ違いに届きました





美しい桜の花の絵と、

いつもドタバタと走り回っている私への優しいメッセージ…


心もカラダも、ちょっとお疲れモードだった私には、Tさんの優しさが心にしみて

思わず涙が出ました



ご自身も お若い頃は自営業で寝る暇も無いほど忙しくされていたそうです。


『美由紀さん、人生忙しい時が花ですよ。』


とのメッセージを頂き、なんだか心とカラダの疲れがスーッと解消された気がしました


Tさん!本当にありがとうございました!

お身体の具合はいかがですか?

お出会いできる日を楽しみにしています。

また色んなお話を聞かせて下さい



深呼吸して、ゆっくりまわりを見てみると、

私は たくさんの方に支えられて過ごしているのだなぁ…と実感します。


優しいメッセージを下さったTさん、


『皆で応援してるよ。』といつも励まして下さる12の暦絵の澤田先生…

今回、1週間の和紙展の会期中に何度も足を運んで下さる事になっています。


そして『和紙展を楽しみにしています!』
『みゆきさんを待っています。』

と嬉しいメッセージを下さるたくさんの方々…


あー、ほんと、

私の今の幸せは、皆さんの優しさで成り立っているようなものですね。


あっ、そう!

腰と腕が痛いけど ゆっくり病院に通えない私の事情を知って下さる近所のおばちゃんからは、

山のような湿布薬が届きました。


本当に有り難いことです。


あ、それから、もひとつ…

友達のはるののみや母ちゃんが、

春の消しゴムはんこのハガキをたくさん作ってくれました。

忙しい私たちをいつも助けてくれています






皆さんの優しさに感謝の気持ちでイッパイです



和紙展まで、あと残り1週間ちょっと…


皆さんの優しさを心の糧に、

主人と力を合わせてベストを尽くしたいと思います