和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

『魚蕪 墨画展』明日から開催!!

2015-07-31 16:50:00 | 作家さんのお話
先日、お知らせしておりました『魚蕪 墨画展(ぎょぶ ぼくがてん)』を、

和紙伝承館にて明日から開催致します!!


私たちが想像する墨絵のイメージを覆す、目からウロコの素晴らしい作品ばかりです。


長さ7㍍の巻物は圧巻です


魚蕪さん(山本 直侑さん 宮津在住)による墨絵の世界を是非ご覧下さい。



























ゆう子ブランドのバネ口財布♪

2015-07-28 23:20:00 | 仕事風景
毎朝、昼、夜…と、和箱作りに追われていたので、

ゆう子ちゃんから縫って貰ったバネぐち財布の写真をなかなかアップする事が出来ませんでした。


和箱の注文を頂き、ここ何日間か、主人と二人ずぅ~っと箱屋さんをしていたんですよね(;^_^A










和紙を漉く事はもちろんの事、楮の栽培から製品の加工まで、全て~の工程を自分たちの手だけでおこなっているので、

納得のいく物作りは出来るのですが、

一つの事に取りかかっていると、他の作業がストップしてしまう…という問題が発生してしまうのです(ノ´・ω・)ノ


商品の出来上がりに、こだわればこだわる程、作業効率は落ちてしまう…

ホント、物作りの難しいところですね(´ヘ`;)



前置きは、さておき…


ゆう子ちゃんから縫って貰ったバネぐち財布


内布に和紙を使って貰って、こんな感じに仕上がりました








厚めの、糊加工し揉んである和紙を使ってあります。



強勢紙にしてあるので、ミシンで縫う事も出来るし、使っていても毛羽立ってきません!(^O^)v

使っているうちに、柔らかくなり皮のような感触になるんですよね。

実際に形にしてくれたゆう子ちゃんの発想と行動力に感謝です!!



こうやって、うちの和紙を使って、色々考えて商品化してくれたり、

和箱や小物類なども、私たちに代わって作ってくれる『加工部』なるものがあればいいのになぁ…と今回、つくづく思った私たちでした。



男前ゆう子ちゃんの意外な一面(笑)

2015-07-18 06:00:00 | みゆきの日記
私の友達のゆう子ちゃん


私の友達の中では若い部類に属する花の40歳(あ、41やったっけ?)


ゆう子ちゃんは、上は20歳から 下は小学5年生まで、3人の子供を持つ

超~~元気なお母さんです


とにかくフットワークが軽くて、パワフルで、

大江町、福知山市、宮津市、

主に、この3ヶ所を拠点にして、毎日走り回っています

大江町から宮津へ抜ける大江山越えの運転は、もう目をつぶっていても出来るんだとか…(^o^;)スゴーイ


それと…
魚釣りが好きで、なんでも釣るし、なんでも さばきます。


テトラポットの上での釣り中に、足に這い上がってきたタコを素早くワシづかみ!!(゜ロ゜ノ)ノ

(普通の女子なら、キャーと足元のタコを振り払うと思うんですけど…笑)


腕に吸い付くタコの頭をグリッとひっくり返し、その場で内蔵を除去。


そして、そのまま家に持ち帰ったというツワモノです(笑)


(↑それが、このタコ)

まぁ、そんなたくましくて男前なゆう子ちゃんなのですが、意外な一面がある事を最近知りました。


それは…手芸や裁縫がめちゃくちゃ得意で上手だという事(゜ο°;)ノノ


ゆう子ちゃんとゆう子ちゃんの娘さんが長い間 愛用して使えなくなったアナスイのバッグ。


普通なら捨ててしまいそうですが、

ゆう子ちゃんは、可愛くて、まだ使えそうな内布だけを取り外し、

市販の麻の手編みバッグの内側に縫い付け、

オリジナルアナスイのバッグに作り直した…という器用な腕前の持ち主なんです










今は、浴衣を仕立てた余り布で、バネ口財布を作る予定にしていて、


その内側に和紙を使ってみてくれるそうです。

楽しみですね~(*≧∀≦*)


その内和紙の相談…とやらで、夜、私たちが残業をしていると、我が工房内にゆう子ちゃんが乱入(笑)


内和紙の相談は、いつしか人生論に変わり、熱い語らいは気がつくと夜の12時を過ぎている事もあります


最近、暗い話題の多い田中家(いやいや私に…)元気を分けてくれるゆう子ちゃんに、ほんと感謝です


出来上がった財布は、またこのブログで紹介しますね~。



幻の和紙でタペストリー。

2015-07-14 10:05:13 | 仕事風景
事務所の傷んだ壁を隠す為に『田中さ~ん、タペストリー出来ませんか~?』と、

お客さんからのご注文。


そこで、皮雲竜紙(通称 幻の和紙)を定番とは違う長いサイズで主人が漉きました。


そして、和紙をはさみ込むバーをネットで購入。






上下に付けると、こんな感じに仕上がりました。










今回は、広い範囲の目隠しが必要との事で、このタペストリーを三連で掛けてもらう予定ですが、


幻の和紙ばかりでは、面白くないので、白の雲竜紙に茶色の繊維を入れた物も漉きました。




こちらと交互に掛けてもらえば、変化があって面白いのでは?と思います。



気に入って頂けるといいですが…



『魚蕪墨画展』のお知らせ♪

2015-07-13 08:37:53 | 伝承館
和紙伝承館では、8/1(土)~8/30(日)の期間、


墨絵師 山本直侑さん(宮津市在住)による『魚蕪 墨画展(ぎょぶ ぼくがてん)』を開催します。





山本直侑さんによる墨絵の世界を是非ご覧下さい。













また、8/2(日)には『夏休み企画』として、子供対象に、和紙で立体的な魚を作る講習会も開催します(要申し込み、要参加費)







講師は、山本直侑さん。


大人の方の参加もOK!希望があれば、別メニューも用意して下さるそうです。


たくさんの方のご参加をお待ちしています。



詳しくは、大江町和紙伝承館(TEL.FAX 0773-56-2106)まで、お問い合わせ下さい(^O^)v



あ、そう…

山本直侑さんですが、

幼少の頃から、筆と墨を持ち、絵を描いておられるそうなのですが、

小学校の教科書に挿し絵として出てくる『鳥獣戯画』を観て『これなら、自分にも描けるのでは…?』

と、思われたのがキッカケだそうです。スゴイですね((((((゜ロ゜;


そんな、山本直侑さんの作品をどうぞお楽しみに~♪