和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

染雲竜紙

2021-04-28 14:11:43 | 仕事風景
今、漉いているのは『染 雲竜紙漉(そめ うんりゅうし)』


雲竜紙=楮の繊維を解かさず そのまま入れて漉いてある紙のことを言います。

散りばめられた楮の繊維が、雲のようであったり、空を翔る竜のようであることから、その名がついたと言われています。


今回のご注文は、繊維が細か目の、
ブルーとグリーンの二種類の雲竜紙。 

ブルーのほうは、丹後の海をイメージした『丹後ブルー』で…と言うことでした。


楮の繊維↓


このままでは、ちょっと荒過ぎます。

機械(打盤機)で叩くと、繊維が細かくなり過ぎます。

という訳で、今回は原料を『手打ち』しました。



堅木の盤の上で加減を見ながら叩く

昔の人は、ずっとこうして手で叩いていたのですから、すごいもんですよね


主人、着色にも苦労していました。
丹後の海の青



丹後ブルーの次は、
若草をイメージしたグリーンで。


さぁさぁ、どんな具合に仕上がりますでしょうか…

気に入って頂けると良いのですがねぇ










芽吹きのパワー

2021-04-26 18:09:36 | 師匠と大江山の自然
美味しい春の味覚が続々届きます。
ご近所さんからは筍を…(ブレブレ写真)

そして、大江山の師匠からは、タラの芽、コシアブラを頂きました。





今年は四季のうつろいが少し早いですね。

筍は、4月上旬から頂き始めました。

糠で湯がきアク抜きをして、若竹煮に…

タラの芽は天ぷらにしました。





フキの佃煮も春のご馳走です。

春の芽吹きを食して、大地のエネルギーで、疲れたココロとカラダをリセットしましょう。

はい…

色々有りまして、ちょっとお疲れモードの私たちです







駆け込み需要??

2021-04-24 10:00:00 | 仕事風景
只今、残業中です。




主人、夕方からようやく紙漉き作業に取りかかれました

私は、紙の乾燥を…


今日、昼間、お客さんが多かったのは、明日から発令される緊急事態宣言を控えての、駆け込み需要だったのですかね~~?

昼間は、途切れることのなかったお客さんの対応に忙しくさせてもらいました。

きなこも看板犬の務めを良く果たし、頑張ってくれました!





福知山市もここのところ連日多くのコロナウイルス感染者が出ています。

クラスターも起きていて、まだまだ拡がりそうな勢いなので心配です。


我が家、ゴールデンウィークは、ステイホームで仕事に精を出したいと思います。

あ、いっぱい書きたいことあるので、ブログの更新にも精を出します




結婚式前夜

2021-04-18 12:59:58 | みゆきの日記
前回の『結婚記念日』の投稿からの流れで、

今日は『結婚式前夜』

誰も興味など、ないでしょうけど、おばちゃんは書きます!!アハハ…😂


結婚が決まって、

初めての両家の顔合わせに始まり、

結婚式の打ち合わせなど、

何度か両家で食事をしたり、打ち合わせをしたりすることが有りました。

その中で、私、感じていました。

私が育った環境と、主人の育った環境が違い過ぎる!!

核家族で自由奔放に育てられた私。

人からの目や世間体を大切に、世代家族の中で縛られて育った主人。

私のような者が嫁に行っても、絶対 つとまらないことは目に見えていました。

結婚式の日が近づくにつれ、私の心はブルーに…

逃げよう!と思っていました。

どうやったら結婚取り消せるかな?真剣考えていました。

でもなぁ、親を悲しませるしな…と。

どうも出来ないまま、結婚式前日。

父方の親戚が九州から…
母方の親戚が福井、長野から…披露宴に出席してくれる為に、遠路出てきてくれました。

どうしよ、どうしよ💦

悶々としたまま、夜になり、
日付けの変わる頃、電話が鳴りました。

主人からでした。

『明日、絶対来てよ!待っとるで!』

当時、携帯電話はなかったので、家の電話にかかってきたのですが、

主人、よくかけてきたと今でも思います。

あの電話がなかったら、私は結婚式をトンズラしていたでしょうから(笑)

結婚後は、案のじょう、
こちらの家風になかなか馴染めず苦労しました。

子供が小さい頃は、盆正月、実家に行けるのだけが楽しみでした。

実家に行ける日には、もう本当に嬉しくて嬉しくて、
朝ごはんも食べなくていいから早く行きたい!!と思っていたほどです。

いざ出発

『実家へ行ってきます!』

と言うと、

『実家へ行かせてもらいます。

でしょ!!と叱られたりでした😓

あぁ…そういう風に言うのか…と思いつつも、

『親の躾がなってないから…』と言われると、
その度、ムカついて反発ばかりしていました。

なので、

結婚イコール『幸せ』とか『ゴールイン』とかは、

いまだに思えない私がいます。

『結婚おめでとう』って??

おめでとう ちゃうやろ~~!!結婚って、試練やろ~~!って。

嫁の目線だけで書きましたが、
舅姑には、舅姑なりの言い分があったのでしょうね。

まぁ、でも、

息子がお嫁さんをもらったら、私のような思いはしてほしくないな~~とつくづく思います。









結婚記念日

2021-04-16 18:11:56 | みゆきの日記


工房前の芝桜が、さらに美しく…
敷き詰められたピンクの絨毯のようです。

14日、結婚記念日でした。

たしか丸30年…だと思います(笑)


またまた娘がケーキを

最近、なんやかんやとケーキの登場率が高い我が家です😂

山と谷ばかりの30年でしたが、

本当にたくさんの良い出逢いに恵まれたことには感謝の気持ちでいっぱいです。

人と人との出逢いで、人生って変わっていくんですよね。

ほんと不思議です