和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

センスの良い和紙の使い方

2013-11-26 00:30:00 | 作家さんのお話
只今、和紙伝承館では、先日 紹介しました


クレイフラワー花工房 福知山教室 池田夏子さんらによる



クレイフラワーの作品展が 好評開催中です



前にも話しましたが、

今回は丹後和紙とのコラボ作品展という事で、

装飾にたくさんの和紙をお使い頂いています


クレイフラワーの作品の素晴らしさはもちろんなのですが、

装飾してある和紙の使い方が、もうめちゃくちゃセンス良くって

『さっすが~

と感動しながら見せてもらっています




紹介しますね♪



イチゴの下にフワッと敷かれた黄緑色の落水紙。










和紙の小箱や小物入れにいけられた八重桜、小菊、ガーベラ、イチゴ。

それぞれの箱の色に、それぞれのお花が良くマッチしてます。

イチゴは、小物入れのふたにもイチゴが飾ってあります。
池田さんの奥さんいわく、ふたを額に見立てておられるそうです




ふきのとうと福寿草。
和紙の両端をくくられキャンディーのよう。
なんとも可愛らしいですね






楮の繊維を広げて乾かした物を花器の下に敷いた小菊、野いばら。

同じく楮の繊維を装飾に使われたポインセチア、ヒイラギ、どんぐり。

この繊維を、12の暦絵の澤田先生は絵の中に取り込まれた事もあります。


ポインセチアのリースの部分には、楮の繊維の表皮の部分が巻き付けてあります





かたばみ。

かたばみの鉢の下に敷いてあるのは、長形のはがき。

え?
我が家の家紋は『丸に剣かたばみ』なんですけど、もしかして あのデザイン?は、かたばみの葉っぱの形から来てたんですかー?

かたばみの花は、初めて見ましたが
大変勉強になりました


ほんの一部しか紹介してませんが どれも素敵でしょう?


ぜひぜひ実物を見にいらしてください



11月30日(土、午後1時半~4時)に開催されるクレイフラワーの体験会では、



こちらの小菊を制作体験させて頂けるそうです。

費用は、入館料込みで2000円。(要予約)


時間の都合上、和紙の器と小菊の茎の部分は あらかじめ準備させてもらい、

体験会では、お花の部分を制作して頂きます。


皆さ~ん、

ぜひご参加下さいね~


当日は、またまた潜入レポート致します

お楽しみにっ




クレイフラワーの作品展

2013-11-20 19:30:00 | インポート
しばらくブログの更新が出来ずにいました


今、納期限の迫った注文をたくさん抱えていて 、朝も昼も夜も頑張っています


何かの行事のお土産にされる『消しゴムはんこシリーズ』の便箋 封筒 ハガキのセットだったり、

和紙を貼った和箱や小物入れだったり…


最近は加工物のご注文もたくさん頂くようになったので、

主人と二人でせっせと夜なべして商品作りをしております。


そんな訳で、ブログまで手が回らず放置しておりました


今月いっぱいは、こんな生活が続きそうです


あ、いやいや、
来月になったら楮の刈り取り、蒸して剥ぎ取り、天日干しの作業がスタートするので、


来年の春くらいまでは、超多忙な生活が続きます


ひぇー
エンドレスだ…


前置きは これくらいにしておいてと…




伝承館では、今年最後の作品展が本日より開催されました



クレイフラワー花工房 福知山教室 池田夏子さんらによる


『クレイフラワー(樹脂粘土の花)の作品展』です


今回は、装飾に和紙をお使い頂き、クレイフラワーと丹後和紙とのコラボの作品展となっております


お花の花びらや葉っぱの一つ一つが本物と同じように、
とても忠実に丁寧に樹脂粘土で作られている
素晴らしい作品ばかりです


和紙の使って頂き方にもセンスが光っている
見ごたえのある作品展です


皆さん、どうぞご来館下さい


尚、作品展は12月8日(日)まで。

11月30日(土)には、池田夏子さん指導のもと、クレイフラワー制作の講習会も開催します。

ご興味のあられる方、参加希望の方、
詳しい事は和紙伝承館(0773-56-2106)まで お問い合わせ下さい!!


あっ、言い忘れてましたが、
クレイフラワー花工房の池田夏子さんは、
伝承館 池田さんの奥様です

笑顔の素敵な優しい奥様です


素晴らしい作品を写真にて何点か紹介致します(*´▽`)ノノ














『糸巻き和紙ランプ作り』講習会。

2013-11-10 19:45:00 | 伝承館
昨日は、和紙伝承館で、


『糸巻き和紙ランプ作り』の講習会を開催しました。


講師をお世話になったのは、与謝野町 広瀬創作工芸の廣瀬勲さん。


今年2月、観光庁の主催する『魅力ある日本のおみやげコンテスト2013』でグランプリを受賞された方です。




廣瀬さんの作られる『雲竜和紙ランプ』は、 和紙に押し花などを貼り付けた上から、

最後に糸で巻いて仕上げる…という造りになっていて、特許も取得しておられるほどの大変凝ったランプです。




今回の講習会でもグランプリを受賞された雲竜和紙ランプと同じ形の物を制作させて頂きましたが、


たくさんの種類の和紙、たくさんの種類の押し花の中から材料を選び、皆さん思い思いのランプを作って頂きました。













廣瀬さんの収集された たくさんのキレイな押し花を見ているだけでも嬉しくて楽しい気分になりました



和紙と装飾用の押し花が決まったら いよいよランプ作りです








ご自分で作られたランプを眺めながら

『うぅーんなんて素晴らしい出来なのー(´ε` )

と、ウットリして うなられている(笑)方もおられました



私の友達のU子ちゃん

いつもは うるさいくらいにぎやかで元気な彼女が

別人のように黙々と夢中になってランプ作りに励んでいました( ̄m ̄*)プッ


U子ちゃんをも黙らす廣瀬さん考案の『糸巻き和紙ランプ作り』

アッパレです


廣瀬さんの指導を受けながら、
皆さん、終始熱心に取り組まれ 素敵なランプがたくさん出きました







14名の参加者の方と楽しいひとときを過ごすことが出来ました


参加者の皆さん、廣瀬さん、
本当にありがとうございました


我が家のコタツ事情。

2013-11-07 21:30:00 | みゆきの日記
11月に入り 朝晩が一段と寒ーくなってきましたが、


今、『コタツを出すタイミング』で、めちゃくちゃ悩んでいます。



『コタツくらい すぐに出せばいいじゃん』



そう思われるでしょ?



いえいえそれが、


うちのコタツ事情、そんな簡単なものじゃないんです



うちのコタツ…

電気ゴタツじゃなくて、『豆炭(マメタン)』のコタツなんです



豆炭(マメタン)ってご存じですか?

練炭の球状バージョンです。(って言っても分からないか…




その豆炭を火で熾(いこ)して 毎朝晩 コタツに入れるんですが、

それがね、嫁の私の仕事なんです。


これがけっこうめんどくさくって…


家族のみんなより早く起きてコタツに火を入れる…だなんて、

なんか明治時代のお嫁さんみたいでしょ?(笑)



お嫁に来た頃は

『美由紀さん、豆炭を熾(いこ)しといて』と言われても、


『豆炭』って何?

『熾す(いこ)す』ってどういう事?

って、言葉の意味さえ分かりませんでしたけどね((。_。).。o?



今冬も、一旦コタツを出してしまうと、
来年暖かくなってコタツを片付けるまで、

コタツに火を入れる仕事が、毎朝晩続く事になるので 今 出来るだけコタツを出さずにねばっていると言う訳なのです。



今週末は、また一段と寒くなるという予報ですが、どこまで辛抱出来るでしょうか?



明日の朝は、仕事で また川へ入らなくてはなりません

寒ーーー。゚(゚´Д`゚)゚。