和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

昨日、息子の誕生日でした

昨日、息子の誕生日でした。

27歳になりました。

いつもなら、息子に『誕生日おめでとう!』のラインする母ですが、
なんだか今年は気が向きません。

異動、転勤の多い息子。

就職まだ4年ほどで、神戸→京都と転勤し、数ヵ月前からは名古屋に移り、勤務しています。

先日、車の一年点検とかで地元に帰ってきていました。

点検くらいでわざわざ名古屋から帰ってこなくても、あっちにも車屋さんくらいたくさん有るでしょうに、

あ~~、たぶん、地元の友達にでも会う約束してるんやろな~と、そんなことくらい察していました。

『点検のあと、実家にもちょこっとだけ立ち寄るわ、翌日の勤務が早出やからすぐ帰るけど』と息子。 

娘が気を利かせて、ケーキを買ってきてくれていました。




(我が家の男性陣は、二人とも11月生まれ…、息子17日、主人22日なんです。)

帰りを急ぐ息子と、
ショートケーキ、インスタントコーヒーで一瞬だけ誕生祝いをしました。

久しぶりに会う息子、
仕事の話を聞いていると、社会人としての成長も感じ取れました。

まぁ、そこまでは良かったんです。

でもね、
そのあと、

娘が、
『私は結婚して、家を出た身やし、将来は あんたがこの家のこと頼むでな!あんた長男なんやし!』
と言うと、

それまで調子の良かった息子、明らかにテンションが下がり、予防線を張りはじめました。

『そんなん、責任は半分ずつやろ…』

家業をどうするか?とか、
家の跡継ぎは?とか、
この類いの話になると、最近の息子は、スゥーっと心のシャッターを閉めにかかります。

二年前、
老体にムチを打って頑張っている私たちを見兼ねて、

『会社辞めて、家を手伝うわ』娘が言ってくれました。

お嫁に行った今は、旦那さんや旦那さんのご両親の理解のお陰で、
一緒に仕事をさせてもらえています。

主人も私も、
子供たちに和紙の仕事を強要するつもりはありません。

それぞれに、自分のしたい事に一生懸命取り組んでくれたら、それが一番と思っています。

けど、家業や親に対して、責任感の強い第一子。

自由奔放で人任せな第二子。
(あくまで我が家の場合)

息子、
『姉ちゃん、いつも家のことありがとう』のひと言くらいあってもいいのに(ノ`Д´)ノ

なんだかな~~、と、ちょっとスッキリしない息子の27回目の誕生日でした。











コメント一覧

みゆき
@nantokanarura 良子さ~~~ん!
色々話して下さってありがとうございます!!
胸がいっぱいになりました(涙)

良子さん、最近、仕事で走り回っておられて、どんな仕事に就いておられるんやろ~?とずっと思ってました。
ブログの内容から、責任ある立場のお偉いさんなんかな?って想像してました。

前に、ご実家の家業のことで、『昔、住み込みの職人さんが多く居て…』と話してくださったのを思い出し、
これで繋がりました。

そうでしたか…
そうやったんですね…
ご実家の家業を…

責任感の強い人はホント大変です。
全部、一人で抱え込んでしまいますもんね。
娘も、そうです。
良子さんも、そうです。

私も、実家の両親の介護が同時に始まった時、一人で走り回っていました。

弟が二人もいるのに…ですよ。
弟の一人は、実家の隣に住んでいるのに…ですよ。

疲れとストレスで発狂寸前、
耳も聞こえなくなって、私の方が病院通いしてると言うのに、
『姉ちゃん!母さんのデイサービスの送り出し頼む!』と、いつでも姉が動いて当然と思って頼んでくる弟。
気が利かなくて『お義兄さん、忙しい中、いつも姉を出してもらってありがとうございます』のひと言もない…

ほんと弟とは、何度も怒鳴りあいのケンカしてきました。

でも、あの当時は、親の介護のこと、弟との確執、ブログにぶちまけること出来なかったんですよね…
シンドかった…

でも今は、好きな事なんでも書いて、ぶちまけて、

こうして、同じ想いの良子さんにも出逢えました。


良子さん、
お母さんのことも、
ご実家の家業のことも、今が一番大変な時と思います。

いっぱい書いて、ぶちまけて、心を少しでも軽くして下さいね。
応援しています。
Unknown
良子

おはようございます。
読みながら、我が実家と重なりました。

私も、
姑さん、そして旦那さんの心の広さのおかげで、結婚してからも100%実家中心の生活でした。
前半は実家の家業
後半は母の介護
みゆきさんの娘さんの
『外にでた身』
私もそうですが、それでも実家中心でした(です。)
それが嫌なわけじゃないんです。
家業が嫌なわけじゃないんです。
認知症になる前の母は、たいそう心配して、旦那さん怒っていないか?と何度も何度も尋ねました。

でもね~
そんな私を
それが当然と思っている兄姉には時々イラッとしました。

姉は早くに癌で亡くなりました。子供はいません。
兄も子供がいません。
跡取りがいないのです。
大きくなりすぎた会社組織を
私は今、走り回っって小さくしています。頭が躰が動き廻れるうちに。想像以上に大変です。

これが私の今出来る最良のことだと思ったのです
施設にいる母には
なにも知らせません。
認知症ながらも家業を
そして、私のことを
心配しています

正解は
わかりません。

長々と、自分のことを書きました。ごめんなさい。
誰かに聞いてもらいたかった。
みゆきさんのブログで気持ちかが吹き出ました。
読みながしてください。
失礼しました。
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