カウンセリングスクールに行ったんだけど、大失敗をしてしまった。
いつも持ち歩いている頓服(安定剤2種類と吐き気止めと鎮痛剤)を、ごっそり忘れて出かけてしまったのだ。昨日と別のバッグで行ったので、中身を入れ替えるときに忘れてしまった。
表参道のカフェでお昼を食べたときにそのことに気づいて、血の気が引くほどショックだった。
どうしよう。
実験の疲れが残ってて、今日は調子がよくない自覚があった。とりあえず身体だけ行く、みたいなつもりで出たのだ。
カフェから出て、せめてバファリンとかでもないかなとコンビニを3軒回ったけど、薬は整腸剤とかアリナミンとかしかなくて、仕方なくそのままスクールへ行き、事務局スタッフにお願いして鎮痛剤をもらってのんだ。
けど、やっぱり効かなくて、不安になり、3時の休憩のときにもう1回事務局に行ってお願いしてみた。
ほんとは頭痛より不安のほうが大変だったけど、安定剤など置いてるはずもないので、とりあえずまた鎮痛剤をもらって、スタッフのかたに「そんなに頭が痛いんですか、大丈夫?」と心配していただきつつ、それをのんで教室に戻った。
今日は予定を変更してロールプレイでなくエンカウンター・グループをやったのだけど、終わりのほうになって、ついに私は泣きだしてしまった。実験はなんとか終わったけど疲れてて調子がよくないのに、薬を忘れてきてしまって、これから帰るのにどうやって帰ったらいいのか、不安で帰れない、と泣いた。
驚いたのは、クラスのメンバーが次々、「それなら一緒に帰ろう、ついていくよ」と言ってくれたこと。
方向の違う人もみんな、地下鉄の駅までついていってくれて、最終的には2人のクラスメイトが、私の最寄り駅まで一緒に来てくれた。決して近くに住んでいるわけでもないのに、だ。私の荷物を持ってくれて、途中、手や背中をさすってくれて、気の紛れる楽しいお話をしてくれたりしながら。
こわばっていた心も体もほぐれて、2人と別れるときはもう、私も笑顔になっていた。
不安そうにしていた地下鉄のとき、1人が「薬がなくたって、私たちが守ってあげるから大丈夫。薬より仲間のほうがいいじゃん、ねっ」とあったかい手でハグしてくれた。涙がでそうだった。
別れ際も、「遠足みたいで楽しかったよ、ありがとう!」って言ってくれた。
つぶされそうな満員電車で、遠くまでついてきてくれて、どんなに疲れたかわからないのに、私にそんなふうに接してくれる仲間。
どうしてそんなにやさしいの?って、不思議なぐらいなのに、ちっとも押しつけがましくもなくて、さわやかで。
今度、もしも仲間に何か困るようなことがあったら、何をおいても助けになりたい。そう思った。
それにしても、不注意(薬を忘れた)、というよりそれ以前に、無理して出かけた時点で、失敗だったのかもしれない。
結果がうれしいものであったとしても、仲間に迷惑をかけたことに変わりはない。申し訳ないと思う。
クラスメイトのありがたみが身に染みた日だったけど、全員に迷惑をかけてしまったこと、反省します。今度から、自分の状態を甘く見ないで「今日はコントロールむずかしいぞ」って気がしたら出るのを見合わせるとか、慎重に行動しようと思う。
みんな、ごめんなさい、そしてありがとう(とここで言っても、クラスのみんなはブログ知らないだろうな…)。次回、改めて、お礼とお詫びを言おう。
ではまたね、おやすみなさい。