今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

記録。

2019-03-30 22:34:41 | タラの日記
娘に赤ちゃんが宿ったらあげようと思っていたノートがあるはずなのだが、どこにしまったのか思い出せず、夜遅くにあちこちひっくり返していた。
私が、娘を妊娠中に、いろいろメモしていたノート。

前置胎盤、逆子で自然分娩は難しいと告げられ、おまけに切迫早産で、入院しましょうと健診のたびに言われ、2人目なのに不安がいっぱいだった、その頃。

結局は、もう赤ちゃんがくるっと回って逆子が直る時期は過ぎたので帝王切開になりますね、と言われた翌週の健診で、なんとわが娘は何事もなかったかのように頭を下にしてエコーに映っていたのだ。
ドクターもビックリ。
で、自然分娩できました。なんと人騒がせな。

でもね、その妊娠中のメモノートが、娘にとっては何かの参考になるかもと、この28年間、とっておいたのだ。

それが、どこを探しても、出てこない、そんな時。

代わりに出てきたのは、もっともっと後の、私の手帳だった。
それが、2001年、夫が亡くなった年のもので。

これは偶然なのだろうか。

しばらく夢中で読み返してしまった。

そして思った。
私が今、こんなに疲れて元気なく弱っているのは、この時に一生分のエネルギーを消耗してしまったからだったのだな、と。

それぐらい、夫の死の直前から後、私は息つく暇もないほど、駆けずり回っていたことが、手帳を見てわかったのだ。


ため息しか出なくて、しばらくうずくまっていた。


また今度、ノートを探そう。
夫よ、私をさんざん振り回したのだから、娘と赤ちゃんはちゃんと守ってよ。
おじいちゃんになるのだからね。