今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

春(2022)!

2022-03-26 18:28:00 | タラの日記
外に出ていなかったわけではない。仕事にも行っていた。
でも、多分、このところ気持ちに余裕がなくて、春の気配に気付けなかったのだろう。

今日、いつものクリニックに行く途中、桜がほぼ満開になっているのを見て、びっくりした。
帰り道、水仙が綺麗に咲いているのを見つけた。

春!

何日か前に、去年の春まで勤めていた保育園に行ってきた。
辞めてからは、折に触れ思い出すことはあったけれど、訪れることはなかった。
今回、お邪魔したのは、卒園していく子どもたちにお祝いを言いたかったから。

その保育園で私が働き始めたのは、6年前の春だった。
資格も実務経験もなく、保育のホの字も知らない私が担当になったのが、0歳児クラス。
かわいい赤ちゃんたちに囲まれて、すごく温かな、優しい気持ちになったのを覚えている。

その時に0歳児クラスにいた子どもたちが、この3月をもって卒園となるのだ。
いわば私の同期の子どもたち。
卒園を見届けてから退職するつもりでいたのだけど、1年早く、私は辞めてしまった。
そのことが、心残りだった。

どうしても卒園のお祝いの気持ちを伝えたい。
そう申し出ると、園長さんが気持ちを汲んでくださり、快く私を招いてくださったのだった。

この時期なので、感染予防のため、外遊びの時間にお邪魔することにして、お花を持って出かけた。
私のこと、わかるかな?おぼえててくれるかな?と不安もあったけど、私はおぼえているし、お祝いを言いに行くのだからそれでいい、わからなかったとしても。
そう思っていたのだけど、行ってみたら、1年のブランクなど全く感じさせない子どもたち。
昨日も一緒に遊んだように自然に、でもとても嬉しそうに、私を迎えてくれました。
持っていったお花も、すごく喜んでもらえて。

30分ほど、外を駆け回る子どもたちを眺めたり一緒に手を繋いだり、部外者であることを忘れて溶け込んでしまった私でした。
素敵な、幸せなひととき。

みんなそれぞれに、1年分、しっかり成長していて、顔つきもお兄さんお姉さんになっていた。
小学校に行ってもずっと元気でね、笑顔でいてね、と言って、帰りました。

なんだか、ひとつ、荷物を下ろした気がしました。
心のどこかで、ずっとあの子たちのことが気になっていた。
でも、勿論、私がいなくてもみんな元気に過ごしていたし、しっかり成長していた。
そのことを確認できたし、次のステップへと巣立っていく姿を見届けることもできた。

これでもう、思い残すことはない。
良かった。

安心したのか疲れたのか、その後、寝込んでしまったけど、もう元気を取り戻しています。

神さまありがとう! 私に、子どもたちとの繋がりをくれて。
こんなにも優しい気持ちにさせてくれて。

今の職場でも、この気持ちを忘れずにがんばろう。
4月になると、2年目に入ります。
いつまでも新人ではない。しっかりしなくちゃ!
がんばろう。

ではまたね。