誤解のないように伝えるのが難しいのだけれど、できるだけ素直に書いてみます。
ボイジャータロットの講座が本当に素晴らしい経験だったことは、前にお話ししました。
でも、それだけで終わらなくて。
心を揺さぶられる大きな体験だった分、揺り戻しも激しく来ました。
私の家の最寄駅の近くはトンネルがあるのですが、初め、電車に乗ってそのトンネルを通ることが、夜の渋谷の講座会場からの帰りと重なって、怖くなりました。
講座が終わってからしばらくして、カードを引くことにも強い抵抗を感じるようになりました。
もっと言うと、見るのも嫌、捨ててしまいたいとさえ思う日々が続きました。
毎朝、インスタにあげていた「今日のカード」も、少しの間、お休みしていました。
その後は、講座で使っていたものではなく、トラベルサイズの小さいカードを、リハビリのために引いていました。絵柄は同じなんですが、サイズが小さいことで威圧感が違って感じられたので。
何がそんなに怖かったのかわからないけれど、習ったことをノートに清書する作業も進まなくなりました。
ボイジャータロットに関するすべてのものごとが、とにかく怖かった。
私は本当にカードリーディングをやりたいのだろうか。
なぜ? 今、こんなに辛くて苦しいのに。
もう何もかも捨てて、やめて、忘れてしまいたい。
いずれ今の仕事を引退したら、カードリーディングに専念したいと思っていた。
対面セッションできるようになりたいと、心から思っていた。願っていた。
自分の心の変化に、自分でついていけない気持ちになって、どうしていいのかわからず、悶々としながら過ごしていました。
それを私は、誰にも言えなかった。
だって、あんなにカードが好きで好きでたまらなかった私が、カードをゴミ箱に投げ捨てたい衝動に駆られるなんて、自分でも信じられなかったし、何よりカードリーディングを伝授してくださった先生がそれを知ったらどんなに悲しむかと考えただけで、申し訳なさに胸が張り裂けそうでした。
私の大切な、大好きな先生、師匠。
嫌われたくなかったし、見放されたくなかった。
離れたくなかった。
でも、自分はカードを拒否している。
1か月ぐらい、苦しい日々を過ごしました。
やっと、今日、トラベルサイズでない、講座で使っていたボイジャータロットをポーチから出して手に取りました。
なぜかな、なんとなく、触れたくなって。
久しぶりで慣れない手つきでシャッフルして、引いたのは太陽のカードでした。
涙が出ました。祝福のカード。
やっと、戻ってきた。
大丈夫だ。
もう。
捨てたりしないよ。
投げ出したりしない。
そして、気付きました。
ここまでが、本当の意味での講座の学習だったのだ、と。
揺れて、振り落とされそうになって、そして戻ってきた。
またここへ。
昨日、ノートへの復習も少し進めました。
ぎこちない手つきだけれど、確かに一文字一文字、書き込んでいきました。
もう、辛くはなかった。
ここに立っている。
今、私はやっぱりカードが好き。
カードリーダーになりたい。
その気持ちを、噛み締めています。
ひとまず、ここで終わります。
続きがあるかもしれないし、ないかもしれません。
読んでいただき、ありがとうございます。
私とカードとの関わりをこれまで支えてくださった方々へ、感謝を込めて。