「星の時計のLiddell」 知る人ぞ知る、あの内田善美さんの作品で全3巻、集英社から出ています。
ウラジミールは2年もの間、旅を続け、再びこの街へ戻ってきた。懐かしい友との再会。その友の1人・ヒューは眠るたびにある同じ家の夢をみるという奇妙な生活をおくっていた。夢と現実、2つの世界を行き来するヒューと彼に何が起こったのか模索するウラジミールの結論とは・・・
最初表紙を見たとは似はSFファンタジーかと思ってましたが、現代版「胡蝶の夢」とでもいうんでしょうか?一応精神世界ファンタジー?(笑)
夢に囚われ、それを現実としてその家と少女を追い求める男とそれを見守り追う男と女・・・人間という種にも焦点を当てながら、もっと奥の精神世界すら描かれていて、内田さん独特のセリフ回しとその世界観が相まってかなり理解度を必要とする仕上がりになってます。私のおバカな脳では難しかったです、あはは(苦笑)
内田さん自身、この作品の少し後に断筆をされているようなのですが、私が感じた印象はもしかしたら内田さんって完璧主義者ではないのかな?と思えたこと。
他の作品を読んでいても、特にカラー絵など西洋画を彷彿とさせるような写実的で細かい書き込み、そして詩のような韻を踏むセリフ回し・・・この「星の時計~」でもポォの詩が引用されてましたが、なにかこう内に秘めたものをゆっくりゆっくり自分が納得行くまで捏ね上げ作品に昇華させていく人の様な気がしたんですね。
それがこの「星の時計~」に関しては完全に昇華し切れなかったという感じがぬぐえなかったのです。もともと数をこなす人ではなかったようなので連載という時間に追われての執筆活動は向いてなかったのかなとも思えるし・・・
きっと内田ファンの間でもこの作品の評価は分かれているんじゃないでしょうか?
ただ初期の頃の内田作品から続けて読むと、この人の世界観というか思想観の集大成がこの「星の時計~」のようにも感じるんですね。
何故、断筆したのか・・・それは未だにファンの間でも謎のようですけど、やはり力量はかなりのモノ。続けて読みたいと思う人も数多くいるんではないでしょうか。
でも作品が全て絶版で再販の予定もないのも内田さんご本人の強い要望なのだとか。そういうことなので一部の人しか読めないってのもとても残念ですね
なので古本屋で見かけたら即買い!ですよ~漫画好きの皆さん
ウラジミールは2年もの間、旅を続け、再びこの街へ戻ってきた。懐かしい友との再会。その友の1人・ヒューは眠るたびにある同じ家の夢をみるという奇妙な生活をおくっていた。夢と現実、2つの世界を行き来するヒューと彼に何が起こったのか模索するウラジミールの結論とは・・・
最初表紙を見たとは似はSFファンタジーかと思ってましたが、現代版「胡蝶の夢」とでもいうんでしょうか?一応精神世界ファンタジー?(笑)
夢に囚われ、それを現実としてその家と少女を追い求める男とそれを見守り追う男と女・・・人間という種にも焦点を当てながら、もっと奥の精神世界すら描かれていて、内田さん独特のセリフ回しとその世界観が相まってかなり理解度を必要とする仕上がりになってます。私のおバカな脳では難しかったです、あはは(苦笑)
内田さん自身、この作品の少し後に断筆をされているようなのですが、私が感じた印象はもしかしたら内田さんって完璧主義者ではないのかな?と思えたこと。
他の作品を読んでいても、特にカラー絵など西洋画を彷彿とさせるような写実的で細かい書き込み、そして詩のような韻を踏むセリフ回し・・・この「星の時計~」でもポォの詩が引用されてましたが、なにかこう内に秘めたものをゆっくりゆっくり自分が納得行くまで捏ね上げ作品に昇華させていく人の様な気がしたんですね。
それがこの「星の時計~」に関しては完全に昇華し切れなかったという感じがぬぐえなかったのです。もともと数をこなす人ではなかったようなので連載という時間に追われての執筆活動は向いてなかったのかなとも思えるし・・・
きっと内田ファンの間でもこの作品の評価は分かれているんじゃないでしょうか?
ただ初期の頃の内田作品から続けて読むと、この人の世界観というか思想観の集大成がこの「星の時計~」のようにも感じるんですね。
何故、断筆したのか・・・それは未だにファンの間でも謎のようですけど、やはり力量はかなりのモノ。続けて読みたいと思う人も数多くいるんではないでしょうか。
でも作品が全て絶版で再販の予定もないのも内田さんご本人の強い要望なのだとか。そういうことなので一部の人しか読めないってのもとても残念ですね
なので古本屋で見かけたら即買い!ですよ~漫画好きの皆さん
たれぞ~さん読書好き?
私、活字弱くて本読むと眠くなるしかも、本屋に行くとお腹痛くなる・・・情けない。
>内田さんって完璧主義者ではないのかな?と思えたこと。
そうなんだぁ~。完璧主義ね~私にとっては、もっとも程遠いものだわ
あ!明日から肥後に行って来るのでblog休みます。
私も明日からはまたまたハードなお仕事が待っています
「しゃがむ」という行為がいけないって言われたら何もできないですもんね~・・・困っちゃう
でもがんばっておしごとしたいと思います
お年寄りが待ってるもん
今週「ごはんさん」にお会いします
ちょっとドキドキ・・・でも楽しみです
その時のことはまた改めてお話します
楽しみにしててくださいね~
ほとんどこちらでもみかけないですねえ。
あ、北の大地、特にケイさんち近所には
あるかもですね~~
「草迷宮」はつぶれそうな小さい本屋さんで、
見つけたので、即買いましたが、
次に行ったときはやはりつぶれていましたよ。
こんなことなら~と思った本はいっぱいありましたが、後の祭り。。トホホ
あっと思ったら即買わなくては!!
でもそんなことしてたらまた、
未読本が増えていくんだわ~~
「星の・・」たれぞ~さんのあらすじを
読んだら、ますます読みたくなりました。
内容は難しそうですが、あの美しい絵を
見るだけでも価値ありそうですねえ。
いつも良い本を紹介していただいて、
ありがとう。
「海のオーロラ」「アトンの娘」
を読んだので、エジプトの部屋を
読ませていただいたけど、
たれぞ~さん本当に、わかりやすく
解説してくれてました。
どちらも号泣ものだったです。
読書と言っても漫画限定なの・・・なのであまり威張れないのよ(笑)
不思議と本屋に行くとお腹がゴロゴロになる人がいるっていいますよね~あのま新しいインクの匂いが刺激するんでしょうか?
私など少々傷んだモノを食べてもへっちゃらのお腹なので少しあやかりたいんですが・・・(苦笑)
>ごはんさん
おぉ!!いよいよオフ開催なのね~!!いいな、いいな!こういう時って近いといいよね。
私もいつか九州へ行くぞ~!!
その時はセイコママさん共々3人で構ってね(笑)
腰と足の調子はどうですか?
4日休んで少しは楽になっているといいんだけど・・・しゃがむという動作は介護ではどうしてもする動作ですもんねー
お風呂介護も着替えもそうだし、車椅子のお年寄りと話すときにはどうしても目線を同じくしようと思うとしゃがんじゃうしね・・・大変だわ。
でもあまり無理しないで、痛みが出てきたら我慢しないで下さいね
ある意味儲からない古本屋だから売れ残っていたのかも(苦笑)
ある程度人が入ってて価値が判る人から買い取って売っちゃうもの(金魚屋でいうセドリね)
そのお店の人も価値が判らなかったんだろうね(苦笑)
この間、けいさんとアガサさんとオフしてまんだらけに行ったとき内田さんの本1冊3000円付いてたのよ!!
思わずアガサさんに私が借りるまで売らないでねって念を押しちゃったわ(爆)
今回の内田作品はみなアガサさんからお借りしたものなのだけど、アヤネさんも興味あるならお借りしたほうが早いかも・・・それだけ入手は困難だと思う。アマゾンとかでも2000円以上するし
>エジプトの部屋
見てくださったんですね、ありがとうございます
そういえば、あれも途中のままだわ(汗)
私も里中さんの漫画はかなりの資料をみているんだなーって感じました。
創作かな?って思えた部分もさちゃんとそういう説を唱えている考古学者がいるから驚きです
この間の土曜日の「不思議発見」でツタンカーメンやその母キア妃の話になっていておおーっと思いながら見てました。これでアクエンアテンの墓なんかが見つかると凄いんだけどなー
案外歴史から抹殺された王様だからツタンカーメン同様未踏靴であったりしてね^^
でも当時の副葬品って使いまわしも多かったそうなので(ツタンカーメンなどは突然死なのでセメンクカーラーの副葬品が使われたという説もあるんです)その可能性は低いかな??
なんて妄想すると楽しいですよね
歴史つて凄い浪漫だー(笑)
多分活字が苦手だからかもf(^-^;)
でも、基本的に酷い便秘症なんです私。薬飲まないと行かないの何日もよ~多分お腹の中腐ってるかも
そうなの、イヨイヨなみださんとご対面よ。楽しみだよ~ん。
たれぞ~さんも是非肥後にきてね。
昔、仕事で函館行ったこと有るけど・・。
今度、雪祭りとかラベンダー見に行きたいなぁ~。北海道もでっかいどう~だから・・・たれぞ~さんは、どのあたりかしらん??
紙と水代の節約になるかもしれないけど、これはこれで困ったものだわ(苦笑)
ウチは北海道でも太平洋側なんですよー
なので富良野も函館も遠いの。行くとなれば車で4時間はかかる(汗)
札幌までなら高速やJR特急乗って1時間かなー
いずけにしても田舎なのは間違いないのだけど・・・セイコママさんが来るのに平日だと会いにもいけないトコよ(笑)
ごはんさんはいよいよね
いっぱい楽しんできてね
下のはなみださん宛てだったのだけど、おっちょこちょいでごめんね
今ントコ、内田さんが許可されていないので再販の可能性も皆無のようです。
漫画の道を断念された漫画家さんは数多くいますが、お体を悪くされたり、雑誌の廃刊で発表の場を失ったり、ご本人にとったら不本意な場合が多いけれど、内田さんは絶頂期で、そして自らの「断筆」ですからね、いったい何がそうさせたんだか・・・
そんな訳で文庫なども出ることの可能性もないと思われますので、安く売られていたなら買っておいた方が絶対良いです。アマゾンなどでも2~3000円はしてますし
逃すと手に入れなれないかも・・・