![退職者の男性たちが心情をつづったエッセー集](http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2011/11/20111126102859kzgz02j1.jpg)
60~80代のメンバー55人全員が寄稿した。多く取り上げられた題材は、退職後に始めた趣味。サイクリングの醍醐味(だいごみ)や70歳前に習い始めた英会話で外国人観光客を道案内したエピソード、野菜作りの楽しさなど、生きがいを持つ喜びが率直な言葉で語られている。
老いに向ける目線は執筆者によってさまざまで、死の迎え方を考察する会員がいる一方、101歳まで長生きすべく実践中の健康法を紹介する人もいる。75歳を迎えて行政から後期高齢者に分類され、「無心に遊ぶ『光輝幸齢者』でいたい」とユーモアたっぷりに切り返した文章もある。
編集委員の鎌田昭洋さん(68)=長岡京市開田=は「老年期に入った男性の思いを吐露したエッセー集はそうないはず。同年配の女性にこそ読んでほしい」と話している。
A5版197ページ。1冊500円。問い合わせは同会の岸本裕次会長、携帯電話090(4640)9187へ。
【 2011年11月26日 10時29分 】
![]() | たった一人の再挑戦―50代早期退職者の行動ファイル (文春文庫) |
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