宗教超え被災地復興願う 乙訓社寺会が「百ケ日法要」

2011-06-16 12:16:04 | 式 celemony
東日本大震災100日に合わせ、乙訓社寺会は18日午前11時から、京都府向日市寺戸町の慶昌院で「東日本大震災百ケ日法要・復興祈願祭」を行う。

 乙訓社寺会は2市1町の24社寺が加盟し、宗教や宗派などを超えて地域の自然や文化遺産を守り伝えるために協力しようと、毎年、放生会(ほうじょうえ)などの行事に合同で取り組んでいる。大震災を受け、被災地に向けて「遠く京都からも宗教者としてできることを」と犠牲者の追悼や復興を願う行事を計画した。

 大震災で曹洞宗の寺院に被害が多かったことから、同宗の慶昌院の本堂を会場に選んだ。4月に八幡市の石清水八幡宮と京都市南区の東寺が営んだ大震災四十九日合同祈願祭にならい、神仏合同の方式で、神職や僧侶11人が導師・式衆と斎主・祭員などの進行役を務め、読経や大祓詞(おおはらいのことば)奏上などを行う。参列者も黙とう、焼香、玉串奉納などで祈りをささげる。お供えは辞退し、会場に義援金の募金箱を設置する。

 当日に向け、神職や僧侶が集まり、儀式の手順などについて意見を交換しながら、リハーサルをするなどして準備を進めている。乙訓社寺会の武田幸弥会長は「初めての経験だが、宗教や宗派、立場を超えて、一人でも多くの人に参列してもらえれば」と話している。問い合わせは慶昌院TEL075(921)0571。

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