ドングリ拾い、里山の秋満喫 長岡京・粟生で祭り

2012-10-27 12:57:41 | 木 plants
ドングリ祭りで、子どもたちがノコギリを手に工作を楽しんだ 京都府長岡京市粟生の放生池一帯で20日、ドングリ祭りが催された。晴れ渡った秋空の下、親子がドングリを拾い集めたり工作を通じて市街地に身近な里山の自然を満喫した。

 乙訓の自然を守る会など市民団体による実行委員会が幅広い市民に、自然環境の保全に関心を深めてもらうために催し、21回目を迎えた。

 守る会は30年近く前、この一帯で市の開発造成計画が浮上したのをきっかけに活動を始めた。21年前から落葉樹のナラガシワなどを植樹したり手入れし、自然観察などを行っている。

 植樹して12年目の一昨年にはナラガシワを食べて幼虫が育つチョウのウラジロシジミが飛来し、この初夏にはエノキの周囲に貴重なオオムラサキも舞い飛ぶようになったという。

 この日、守る会代表の宮崎俊一さん(72)は100人近くの参加者に「昔は農家が山に木を植え、手入れをしました。ドングリを植えると多くの生き物が育ちます」と語りかけ、植えた木が順調に育っていることを伝えた。

 参加者はグループに分かれて林に入り、ドングリを拾い集めたり植えていった。午後にはドングリや木の枝でコマや笛、リースなどを作ったり、枝に渡したロープで子どもが元気に遊んだ。

 長岡京市やボランティアなどでつくる西山森林整備推進協会の呼びかけによる「西山ファミリー探検隊」の参加者もいっしょに祭りを楽しんだ。

【 2012年10月21日 11時52分 】


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