草木と花の彩景

【立山の麓から】のガーデンフラワー紹介および自然とのふれあいによる山野草・樹木・風景等を綴っています。

カネノナルキの花想い

2010-01-13 22:57:05 | わが家のガーデンフラワー
【カネノナルキ】は、別名【花月】・・・南アフリカ原産。縁起の良い植物なのでたいていの家で見かける植物だと思います。
五円玉等の穴のあいたコインを、木の芽が小さな時にはめておくと生長して抜けおちなくなるので、株全体に金を成らせる事が出来るからことから、名付けられたと言われています。
株が大きくなると全体に小さな白やピンクの小花をびっしり付けるようになります。
我家の花も開花してきましたが、ブログ友の【まねきねこ情報箱】の金のなる木の生長の記事が気にかかりこの記事を記載してみました。

      

            

花がなかなか咲かないので、株に雌雄があるという声もありますが、雄株・雌株がないと思いますし、花自体は両性花のはずです。
花が咲くようになるには、十分に栄養生長して株が大きくなっていることが必要だと思います。
園芸店で売られている小さい鉢植えでも咲いているのは、取り木・挿し木等で育てたもので、次年度はよほど上手い人でないと咲かせないと筆者は経験上思います。
我家にも、大中小それぞれ数本ありますが、花が咲くのは、やはり大株の方です。
その大株も、一年おきに咲いているようです。
今年は花数が少ないので、栄養状態と夏の陽射しが関係あるんでしょうね。
昨年は、冷夏で陽射しも少なかったようです。

      この小株では、花が咲かないですね。
      

Webや図鑑等を参考にまとめてみましたが、花が咲くには栄養生長して株が大きいことが必要です。
5~10年以上かかる場合もありますが、年月を十分経ていても花を付けない場合は次のようなことが考えられます。
 ①窒素肥料が効き過ぎて栄養生長(体を作る)から生殖生長(花が咲く)に移行しない。
 ②日当たりが悪い。 特に夏の陽射しが必要だと言われています。
 ③燐酸やカリ肥料が不足している。
 ④寒さに弱いので、積雪地帯は霜にあてないよう早めに室内に入れる。
カネノナルキの生長期は春から夏にかけてであり、この時期に肥料と水を与えてよく生長させ、夏の日光浴?を多く取り乾燥気味にする必要があります。

なを、富山県の某植物園の専門家に聞いたところ次のような事も教えてくれました。
カネノナルキは、明治時代に日本に入った物があり、この種は、かなりの大株に成らないと花が咲かないそうです。
花は、白一色だそうですが、咲いたものはあまり見かけず珍しいそうです。
今出回っているのは、戦後(昭和30年頃?)入ったものであり、色(ピンクや赤)があり、株が明治のものほど大きくならなくても開花します。また、実は、暖かい地方でないと付かないそうですよ。

拙い記事ですが、カネノナルキの個人的な想いを記載してみました。

今冬、三番目の寒波が日本列島を襲っているようです。
【立山の麓から】も明日にかけて60cmの積雪予報が出ていますので、明日早起きしての除雪が待って?いそうです。
あ~あ。
            【BY 立山の麓から】
コメント
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