草木と花の彩景

【立山の麓から】のガーデンフラワー紹介および自然とのふれあいによる山野草・樹木・風景等を綴っています。

ど根性ビワ

2007-11-29 01:32:11 | わが家のガーデンフラワー
以前、【ど根性大根】(道路アスファルトを突き破って成長した)として全国にニュースが流れていたが、今日の地元新聞に珍しい大根が載っていましたので紹介します。 
家庭菜園で育てていた大根を、料理に使うと切った所、【かぐや姫】ならぬ大根の葉が中から出てきたと言う記事です。
   北日本新聞に掲載写真
どうも大根の生理障害で中が空洞化され、そこにタイミング良く葉の芽が出来延びたらしく、偶然が重なった珍しい現象だと記載されています。

非常に珍しい事で、ビックリしましたが、一番ビックリしたのは、切ったお人でないでしょうか。

我が庭にも、ど根性大根ならぬ【ど根性ビワ】があり、今開花中ですのでアップします。 地元の新聞にも紹介され【ど根性ビワ】と記載されました。
樹齢100年以上で、たぶん先祖が江戸末期【ききん対策】に植えたものと思われます。が、数十年前から病気になり、今は幹が全くなく、樹皮3分の一で生きています。
  

この状態でも、今春には実をつけてくれましたし、今開花中です。
  

杉は、チョットの病気(シンクイムシ等)でも枯れてまうが、柑橘類の植物は年輪が細かく又硬くしまっており、病気になっても抵抗力・生命力が素晴しい。
このど根性ビワ、このような状態でも子孫を残そうと、健気にも頑張っている姿を見ていると、樹木の生命力の素晴しさに、心が熱くなってしまう。
私たち家族を見守ってきたこのビワさん、少しでも長く生きてほしい。
by herai 
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新品種【コシノフユザクラ】

2007-11-28 00:09:12 | ナチュラリスト活動
日本の桜は、10種の基本種を核にその変異・自然交配・人工交配等で300種位あるとされている。 春から初夏にかけて咲く種類が多いが、【ジュウガツサクラ】や【フユザクラ】のように、晩秋から春にかけて咲く品種もある。

家の近くの某家に、以前から変な?桜だな思っていた木があり、今年の春に、【コシノフユザクラ】と名付けられた内の一本であった。コシノフユザクラは、県東部10箇所に見られ、フユザクラとヤマザクラが交配したと専門家が説明している。 コシノフユザクラの特徴は、花弁が散りにくいと言う特徴があって、満開に達する前の白い花と咲いてから時間がたったピンク色の花が同時に見られるそうです。

今年、近所の某家のコシノフユザクラを撮っていますので紹介します。
咲き始めの白い花
 

暫く経ってから撮りましたが、まだ葉が付いています。その後、葉が無くなっても開花し続けます。
 

陽の関係にもよりますが、ピンク色になっています。
 

参考に富山県を自生地としての桜には、【コシノヒガンザクラ】もあります。

桜の話題は楽しいので、やはり日本人なんですね。桜は、春の代名詞となっているようですが、十月桜も良いし、紅葉も楽しめる日本代表する樹木ですね。

(参考に富山県中央植物園、大原先生の記事を使わさせて頂きました。)
by herai






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白銀の立山と高岡古城公園の紅葉

2007-11-27 06:34:51 | 投稿・公開記事写真から
【自然に親しもう!】メーリング参加者のKSさんとSSさんから、今の時期としてどちらも魅力的な写真が入っていますので紹介します。 (どちらも25日に撮影されています)
KSさんから白銀の立山から・・・・【立山室堂】


【ミクリガ池と立山】

白と青の2色の世界に、人間の躍動が非常に映える素晴しい写真だと思います。

SSさんから地元高岡古城公園の紅葉の様子です。



     イロハモミジとサンカクヅル?に思えますが、御存知のお方は教えて下さいね。 紅葉の名所に出かけるのも良いのですが、身近な場所でユックリ散策するも必要だと思います。何気ない所に新しい発見をするかも知れません。
この時期、白銀と紅葉が楽しめる富山は改めて『いい~な』と思います。
お二人さん、写真有難うございました。
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立山・剱の夕照

2007-11-26 01:17:03 | わが家のガーデンフラワー
 この3連休、天気も良く庭仕事?三昧でした。花や実や紅葉を観ながらの冬準備でしたが、来年の花等を期待しつつの作業でした。
でも、紅葉の野山又は白銀の立山にも行きたかったです。

本日(25日夕)、家の一角で撮りましたいまいちの写真です。電線が邪魔なんですよ。   
【立山と剱岳の夕照】・・・・夕焼けがもっとあれば良かったのですが、自然は味方してくれないですね。
      
      


積雪後、赤がとても良く出ましたので再登場の【コマユミ】
      


家の東側の一角で、ここから立山連峰の日の出や夕焼けが見えるのです。
      


heraiのホームページより
【立山の麓から】のガーデンフラワー    小菊        

 

 
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初冬の紅葉

2007-11-24 01:09:16 | わが家のガーデンフラワー
 立山の麓では、先日2cmの積雪がありましたが、今消えてありません。今日は、晴天にみまわれたので、、長白山と立山から・・・のシンポやナチュラリスト業務反省会もあったのだけど、庭仕事を優先しました。

今年は、全般に気温が暖かいのでしょうか? 庭木の紅葉がなぜかしらバラバラです。
【ニシキギ】・・今ひとつ冴えないですが、これから赤がでるのかな。ニシキギが世界3紅葉樹だそうです。


【コマユミ】・・再登場ですが、前回より色が出てきました。


【サンシュユ】・・何故かしら葉が青々しています。


番外【ジョウビタキ】・・様子を見て、直ぐ飛び去ったしまったのでピントが合っていませんが、訪問してくれましので載せました。


サラリーマンにとって休日は、今日のように晴れてほしいですね。
by herai
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立山りんどう会定例会より

2007-11-23 10:30:42 | 立山町ボランティアガイド
 昨日、私が所属する立山町観光ボランティアガイド【立山りんどう会】の定例会がありました。今年の活動の締めくくりとして、関係者も出席し、良かった事・困った事・感謝された事等意見を出し合いました。これに基づき今後の活動についても話合いを行ないました。

話の中で、【カヤクグリ】の話題が出ました。立山駅で見かけたと言う事で、この時期としては(10月?)珍しいとの事です。

以前、立山室堂で撮りました。


先日行なわれた【布橋灌頂会シンポジュム】についても話題として上げられました。今日の地元K新聞にも記事が掲載されていました。
わたしのブログにも布橋灌頂会シンポジュム載せてあります。


たてやまりんどう会は、期間中、立山駅総合案内センターで交替で案内業務についています。(私は今年、一回しか出席出来ず申訳ありません)
TKKのベテラン社員、MさんやTさんに立山一帯の観光や裏方・自然等について教えていただいています。

TKKから【玉殿の涌水】全員に一箱ずつを頂きました。(感謝)


玉殿の涌水は、室堂ではほとんどの人が飲まれるようです。雄山直下の立山トンネルのから地下で引いてきていますが、日本100名水の一つで最も高い所にある名水です。

室堂の【玉殿の涌水】

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黒・赤の実

2007-11-22 01:31:31 | わが家のガーデンフラワー
【ヒサカキ】・・・雌雄異株の樹であり、両性花のサカキと違う。サカキより小型であり、サカキにあらずからヒサカキと呼ばれている。実とともに花芽が付いています。


【ナンテン】・・・難が転ずるとのいわれから、厄除けとして玄関前に良く植えられている。野鳥が実が好きなようなので、少くなっているようです。

by herai
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真冬の弥陀ヶ原

2007-11-21 00:49:40 | 投稿・公開記事写真から
【メール・HPで自然に親しもう!】のメーリング参加者 Sさんより20日の雪の弥陀ヶ原のお便りと写真を頂きましたので載せます。

『ここのところ急激な積雪や吹雪で、立山への高原バスはずっと不通でした。
今日、3日ぶりに弥陀ヶ原まで運行しました。その先は吹雪で除雪に着手も難しいとのことでした。室堂での初すべりを期待してやってきたスキーヤーやボーダーたちが立山駅で残念そうに引き返す姿が多く見られました。とにかく、行ってきました。おなじみの弥陀ヶ原の場面です。すっかり真冬です。
積雪5~60cm?でしょうか。常に強風が吹き荒れ、安定した観測地がないので本当は分かりませんが、多いところは2m近いところもあるという状態です。』

【真冬に入った弥陀ヶ原】


【弥陀ヶ原から鍬崎山を望む】


【立山荘】・・・厳冬期は、雪で全て埋まってしまいます。
 
以上、【s】さん提供

これから冬型天気になりそうなので、Sさんの弥陀ヶ原の写真は、今年の見納めかもしれませんね。雪の立山を撮りたかったけど、バスが動かないようではどうしようもありません。
今年も、立山や弥陀ヶ原へ時々出かけ楽しい思い出が多く生まれました。立山一帯を白銀の静寂が包み、暫しの眠りに入ります。 立山に感謝!

歌詞【弥陀ヶ原の思い出】

by herai
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勝利のシンボル【月桂樹】

2007-11-20 01:53:28 | わが家のガーデンフラワー
葉に芳香があって、香辛料としても用いられている【月桂樹】。
古代ギリシャでは、この樹の葉のついた枝を編んで勝者の頭に載せていたが、今もこの伝統を受け継いで、勝者のシンボルとされている。
東京国際マラソンで、圧倒的な力で勝利した野口みずきさんの頭にも、かぶせられたと思う。(TVを見ていなかったので分かりませんが)
彼女のインタビューでのお言葉で『前にでろっと、なにかが降りてきたんです』 もしかして、勝利のシンボル 月桂樹の葉?!だったのかも。 オリンピック女子マラソン2連覇は、今までないと思うので是非勝利し、そしてこの葉を被って欲しい。健闘を祈ります。

17日に撮影した月桂樹。 花芽も付いています。




【サザンカ】・・・ 17日撮影 



 by herai
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布橋灌頂会シンポジュームに参加して

2007-11-19 01:26:41 | 立山・黒部の自然
本日(18日)布橋灌頂会シンポジュウムが開催された。平成8年に130年ぶりに開かれて以来、3回行なわれてきたこの歴史的行事も、今回はシンポジュムの開催となりました。

布橋灌頂会は、山岳信仰が盛んだった時代(特に江戸)に、登拝が許されなかった女性を救済するために行なわれた儀式である。



開式



立山博物館 福江学芸員による『布橋灌頂会の歴史的意味』の講演



俳優児玉清さんも登壇してのシンポジウム



灌頂会に参加されたパネリストの3人とも、目隠しによって【無】の世界を経験したような気がしたと言っておられました。この無の状態が心を見つめる状態、そしてさまよいながら光を求めて進む状態でなかろうか。

私はこの夏、立山室堂から一の越への真夜中3時、足元を照らす明かりひとつ、誰もいない登拝道、この状態になったような気がしました。

コーディネーター 米原寛氏がおっしゃっていました。『文化とは、歴史的伝統を守るのも文化、これから新しく作るのも文化である』と。登壇者も言っておられましたが、 この癒しの文化は、女性だけでな男性も触れていくのが良いのでないか。 これこそ新しい文化であると思いつつ会場を去りました。

参考に、【立山・黒部】を世界文化遺産に登録申請の準備中ですが、その内容に、この布橋灌頂会も入っているようです。

=herai=




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