仕事をしていく上で、常に意識したいことは、
仕事の品質・精度を高めていくことです。
例えば、営業面で言えば、
年間1000組のお客様が来場する会社があったとします。
来場から次アポを取得する比率が50%だったとしたら、
これを55%にUPするためには、何をどう変えれば良いか、
ということを考え、実行していくということです。
次アポ率50%ということは、
50%のお客様にはアポが取れていない訳で、
その取れていないお客様に、
例えばお客様が満足されている映像を見ていただくとか、
初回接客時にまず上司がお客様に挨拶をした上で
担当スタッフに案内してもらうとか、
何をどうやれば、少しでもアポ率が上がるのかを
仮説を立てて実行し、検証することが仕事なのです。
利益管理面で言えば、
契約時にイメージしていた粗利益が確保できていない場合、
どういう建物(吹き抜けあるとか、下屋比率が高い家など)が
特に利益が下がっているのかを調べたり、
窓の本数や建具の本数を調べたりして、
積算システムにどういう変化を加えたら、
利益率が思い通りに出るのかを検証したりする必要があります。
また、実行予算から締めた後の利益が大きく下がっている場合、
どの工事が大きく実行予算をオーバーしているのか、
監督別、大工さん別、業者さん別に集計して
最も利益を失っている要因を見つけなくてはなりません。
この分析・検証をすることで、仕事の精度が上がっていくのです。
これ、仕事の基本中の基本の
PDCAサイクルを回すことそのものなのですが、
これを全く出来ていない会社もあるのです。
PDCAサイクルを回せない。
分析・検証ができない。
こういう会社は、仕事の精度が上がらず、
良い会社になっていかないのです。
PDCAサイクルを理解できていないトップが経営する会社は、
苦戦し続けることでしょう。
皆さんの会社は、どうですか?