いろんな会社さんを見させていただいてきて、
組織として素晴らしい会社には、ある特徴があります。
それは、「会社側とスタッフさん側の信頼関係が深い」ということ。
社員さんがとにかく会社を信じているから、
モチベーションも高く、能力をいかんなく発揮できているのです。
そのコツをあるクライアント様の社長にお聞きしたところ、
「社員さん一人一人の強みだけを見て、
その強みを活かすことだけを考えて
業務のオペレーションを組み立てる」
ということでした。
例えば、お客様の前に出て良好な関係を構築するのが得意、
でも細かなことを一つ一つ決めていくことは苦手、
というスタッフさんがいたとしたら、
その得意な部分だけに取り組んでいただき、
細かなことを決める業務は別のスタッフさんにやっていただく。
こうして社員さん一人一人の得意な部分を中心に
オペレーションを組んで、不足部分は他の方で補う。
そして最後、誰もいなくなれば、社長自らがそこを担う。
これを実現するための条件は、
社長自身が社員さんの強みを正しく見極められる眼力があることと
社長自身がオールマイティに何でもできることですが、
こうしたことが組織内で実現すると、
・皆の長所が活かされているので、成果がでる
・自分の長所を会社に認めてもらっている
・だからこそ、社員さんが会社を信頼するようになる
という循環になるのです。
経営トップの眼力や能力が
非常にキーポイントになるマネジメントですが、
これがうまくハマると、
とんでもないパフォーマンスを組織全体で出すことにつながるのです。
これ以外にも、いろんなマネジメントのやり方があるかと思いますが、
組織としてのパフォーマンスが高い会社に共通するポイントは、
社員さんが会社・経営者を信頼しているということ。
皆さんの会社では、こうした信頼関係が構築されているでしょうか?