鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5039回】 壁にぶち当たった時の対処法

2024年10月16日 | 住宅コンサルタントとして
仕事に対し、全く手を抜いていない。

やるべきことは、しっかりとやれている。

ところが全く成果が出ない。

どれだけ頑張っても、前年割れが続く。

競合負けが非常に多くなる。

優秀な住宅会社でも、10年毎くらいに一度、
こういうスランプに陥ることがある、ということを
19年間の経験の中で見てきました。

こういう時、経営者やリーダーは
一体、どうすれば良いのでしょう?

まずこういう時に考えなければならないことは、

「勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議の負けなし」

という言葉です。

頑張っているのに結果が出ていない、ということは、
頑張る方向が間違っているか、量が不足しているか、
そのどちらかなのです。

そしてチーム内の大半が不振なのに、
その中で結果を出し続けている営業が居たとすれば、
その営業がなぜお客様から選ばれているのかを
徹底的に分析し、徹底的に真似るべきなのです。

同じ商品を同じ価格で売っている中で、
成果を出している人がいたとすれば、
これまでの自分のやり方もプライドも捨て、
とっとと売れている人の真似を徹底的にするのが
最もおススメです。

どうしても過去の自分たちのやり方や
過去の結果などにプライドを持っていて、
成功している人の真似をすなおにできない人もいますが、
はっきり言って下らなさ過ぎますね。

過去の成功体験とプライドなんて、とっとと捨てて、
今のお客様に支持されているやり方を習得する方が、
会社もお客様も、そして自分自身も幸せになれるのです。

これまでのやり方に違和感を感じていたとしても、
それなりに結果が出ていると、
なかなかやり方を大きく変える、という決断はしにくいもの。

でも、結果が出ていない今だからこそ、
これまでのやり方を180度、変えるチャンスなのです。

それをやろうと思うのであれば、
まずは現状を全て受け入れる。

高森勇旗さん的に言うと、「全面降伏」するということです。

そこから改革は始まるのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第5038回】 商売で大... | トップ | 【第5040回】 自分も売... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事