鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2590回】 抑えきれないくらいの思い、使命感を持っているか?

2018年02月01日 | 住宅コンサルタントとして
なぜ、自分が住宅に関する仕事に携わっているのか?
なぜ、自分がこの会社で働いているのか?
家づくりで最も大切なことは何か?
「こういう基準で家づくりを託す会社を決めて欲しい」という基準は何か?
我が社の家と他社の家はどこがどう違うのか?

などなど、これらの問いに対して、1時間以上、語ることはできますか?

もう、抑えきれないくらい、言葉が次から次へと出てきますか?

実際の接客で、こちらが抑えきれない思いを語り続ければ、
お客様はドン引きしてしまうでしょう。

商談で大切なのは、お客様に気持ち良く話していただくこと、
お客様の本音を引き出すコミュニケーションを重ねることなのですが
合間合間にこちらの思いやこだわりを伝えなくてはなりません。

その際、こちらが思っていることの10分の1が、お客様に伝わると思った方が良いです。
(これは伝え方のトレーニングとかをしっかりとやっている場合)

10伝えることが出来る人が、圧縮して1を伝えるから、
その言葉にパワーが宿り、お客様の心に深く届くのです。

でも薄っぺらい営業マンは、1しか準備をしないで1を伝えようとするので、
結果0.1しか伝わらないのです。

やはり売れ続ける営業マンは、心の底に熱い思いを持っています。

お客様のために、働く仲間や協力業者さん、職人さんのために、
使命感を持って仕事をしています。

その思いや使命感が足りない営業マン、
商品力や価格力だけで売れると思っている営業マンに
お客様はついていかないですよね?

お医者さんで、使命感を持って、熱い気持ちを持って

「全力で手術に取り組みます」

と言ってくれるお医者さんと、

「まあ、こういう場合はこうするのがセオリーで・・・」

と淡々と話すお医者さん。

自分の手術を託すのであれば、どっちのお医者さんに頼みますか?

熱い思い。
使命感。

それらを持っているお医者さんに託したいですよね?


住宅を託すお客様の気持ちも同じですよね?

ということは、もう5分10分では足りないくらい、
家について語り、この仕事に対する使命感を持っていなくてはならないのです。

あっ、もちろん、自分ではちゃんと持っていると思うかどうかはどうでもよく、
それらの使命感を持っているかどうかをジャッジするのはお客様ですから・・・。
vb
お客様から見て、皆さんには仕事の使命感、熱い思いがあるように映っていますか?
コメント
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