鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4765回】 営業マンの育成は、プロ野球選手の育成が参考になる

2024年01月16日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社の経営にはいろんな問題がつきものですが、

現代の課題の一つは、若手営業マンの育成だと思います。

 

家1棟のご契約をいただく大変さは、

今から15年前と比較すると難易度が相当、上がっています。

 

更に近年の物価高と建築資材の高騰により、

そこそこ収入が高いお客様しか家を建てられなくなった今、

その難易度は高まる一方です。

 

だから、若い営業マンが成果を出しづらくなってきているのです。

 

でも、こういう厳しい時代に若手営業マンを育て上げた会社が

次の時代の勝者となっていくことは明白です。

 

私は個人的に、全ての若手スタッフさんを

平等に育てることは難しいと思っています。

 

イメージとしては、プロ野球選手の育成に近い形で

育成計画を会社側が立てていく必要があるか、と。

 

例えば、今、球界を代表する巨人の岡本選手、

それからヤクルトの村上選手は、

高卒で入団してきましたが、

打撃の技術もまだまだ、

更には守備でエラーを連発しても、

当時の監督は試合に出し続けました。

 

もちろん、岡本選手や村上選手はドラフト1位入団ですし、

入団前から期待されていた、ということもあるでしょうし、

両選手の練習に対するスタンスも素晴らしかったのでしょう。

 

でもチームとして、「絶対にこの選手を育てる!」という、

強い意志で使い続けたことによって、育ったと思うのです。

 

「絶対にこの営業マンを育てる」という強い意志を持って

打席に立ってもらうようにしていかないと、

今の時代、なかなか営業マンって育ちずらいと思っています。

 

そして営業マンの立場で言えば、

会社・上司から「この営業マンを育てたい」と思ってもらえるよう、

日頃からの学ぶ姿勢、仕事に向き合う姿勢が重要なのです。

 

コツコツと努力をしているからこそ、

上司や会社は成長させたい、と思ってくれるのです。

 

コツコツ努力しない。

決めたことをやらない。

自分に甘い。

結果を出そうという気概が感じられない。

 

こういう営業マンだと、打席を与えてもらえなくなっていくでしょう。

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【4764回】 料理の腕前

2024年01月15日 | 住宅コンサルタントとして

バルセロナの中華屋さんで食べたチャーハンの味が忘れられず、

日本に戻ってきてからその味の再現に取り組んでいる鬼山です。

 

もともと料理好きな私ですが、

それが更にエスカレートしている感じがします。

 

昨日、甥っ子夫婦が家に来るかも、ということもあり、

朝から海老の頭と殻で出汁を抽出し、

あめ色玉ねぎをつくって、そこにカレーのスパイス5種を入れ、

小麦粉ゼロでつくる特製バターチキンカレーをつくっていました。

 

更にラード牛脂でネギとニンニクを炒め、ネギ油をつくって、

そのネギ油でチャーハンをつくってみました。

 

バルセロナの中華屋さんの、あのコクのあるチャーハンは、

動物性の油をつかっているのではないか、と思ったので、

日頃はサラダ油でチャーハンをつくるのですが、

コクを出すために動物性の油でやってみたのです。

 

いつもの自分のものよりもコクは出たのですが、

まだ何かが足りない感じがします。

 

ネギ油の量の問題なのか、

そこにバターを加えてみても良いかもしれない、など、

いくつかの仮説が頭の中にあるので、

それを検証しながら、あの中華屋さんの味に近づけたいと思っています。

 

ちなみにチャーハンもカレーも、

甥っ子夫婦は美味しいと言ってくれていました。

(というか、言わせました)

 

料理をし、料理に凝るようになると、

このように勝手にPDCAサイクルを回すようになります。

 

これが仕事の面でも本当に有効だな、と思っていて、

個人的な感覚ですが、目分量で美味しい料理を手際よくつくれる人って

全員、仕事ができると感じています。

 

逆に全ての調味料を計測し、

レシピ通りに忠実につくることしかできない人は、

仕事の面でも応用が利かないような気がします。

 

料理と車の運転を見ると、

大体のその人の頭の回転の速さであったり

段取りの良さやPDCAを回せるかが分かる。

 

採用の面接の際にも使える、ちょっとした情報でした。

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【4763回】 圧倒的な情報量をストレスを感じさせることなくお届けする

2024年01月14日 | 住宅コンサルタントとして

2024年、クライアント様と共に取り組みたいことは

結構な量、ございます。

 

その中の1つが、情報の伝え方。

 

住宅業界は成熟しており、

家を建てることを検討しているお客様は、

例えばモデルハウスが完成したとか、

こういう見どころのある4LDKの住宅が完成したので、

その完成見学会を開催するとか、

この程度の情報量では、足を運びたいと思ってくれません。

 

もっとコアな情報、もっと具体的な見どころをお伝えしなくては、

お客様が「行きたい!」「見てみたい!」と思わないのです。

 

すなわち、かなりの情報量をお伝えしなくては、

お客様の心を動かすことはできないのです。

 

ところが、多くの情報量をお伝えしようと

テキストを多くすれば、今度は長くて見ていただけない、

ということが、これまた起こってしまう。

 

圧倒的な情報量をお客様がストレスを感じることなく

スーッとお客様に入っていくような情報の伝え方の事例を

あるクライアント様とつくることができました。

 

このやり方であれば、

膨大な情報量をストレスなくお客様にお届けでき、

結果、お客様は行動に移していただける可能性がUPする、

と思っています。

 

自社が発信する情報の伝え方は、

この先も日進月歩で変わっていくことでしょう。

 

この変化についていこうと思うと、

コンセプトを決め、それを言葉で表現することや

動画を撮影、編集する技術、

更にはHP内をいじれる技術などを

自社内でできるようになっている住宅会社と

それらを外注先に依頼しないと形にできない会社とは、

圧倒的な差が出きるようになります。

 

15年以上前から、社内に広報担当者を置く必要がある、

と言い続けてきましたが、まさに今、そういう時代。

 

皆さんの会社の情報の伝え方は、

時代に変化に適応できているでしょうか?

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【4762回】 価値を感じる対象

2024年01月13日 | 住宅コンサルタントとして

私自身がグルメであることは、

クライアント様だったり、このブログを読んで下さっている方は

ご存知かと思います。

 

私が美味しいレストランに通い続ける理由は、

もちろん美味しい料理を食べることが最大の理由なのですが、

一流の料理人さんからいろんなことを学ばせていただく、

ということも、同じくらい大きな理由となっています。

 

どんなことを学ばせていただいているのかというと、

 

・調理方法

・調味料や各食材の産地、生産者さんの情報

・食器やお箸、カラトリーなどの情報

・大将がよく通う、他の美味しいお店の情報

・料理人さんのつながりや師弟関係の情報

 

など、料理に関する、それ以外のいろんなことを

教えていただきに行っている感じです。

 

こうしたいろんな情報を知って、

この料理を出していただいたり、

この空間を創り上げるためにどれだけ手間暇をかけたか、

というようなことを感じることで、

料理がより一層、美味しく感じられますし、

そこで過ごす時間が極上になるのです。

 

結論(=料理の味・満足感)だけでなく、

結論を導くまでの過程(調理方法や空間をつくる上でのプロセス)が

同じくらいの価値を持っているのです。

 

こういうことが理解できると、

お客様にご提案する際に結論だけを言うのではなく、

必ずその結論に至る過程までをセットにして伝えた方が良い、

ということも理解できるでしょう。

 

営業や設計、コーディネーターは、

お客様にいろんなことをお伝えし、

お客様に決断をしてもらわなくてはいけないのですが、

ポイントなのは提案することの質だけでなく、

その過程もしっかりとお伝えしなくてはならない、

ということ。

 

お客様が価値を感じる対象は、

結論だけではない、ということを理解し、

その結論に至るまでの過程を伝えていきたいものです。

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【4761回】 2023年、大きく伸びた営業マンの共通点

2024年01月12日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の中に、

2023年、大きく受注を伸ばした営業マンが複数名、おられます。

 

その営業マンに共通するポイントは、

何だと思いますか?

 

答えは、「動画に出まくっていた」ということ。

 

自社のInstagramストーリーズ、Instagramライブ、

YouTubeなどに出まくっていた方が、

何故か受注を大きく伸ばされました。

 

ただ、自社の動画への露出が多かった、ということではなくて、

 

「(本人が継続して出演した)動画が発信されていた」

 

ということです。

 

すなわち、スポット出演ではなく、

完全なコンテンツ化していた、ということ。

 

もちろん、継続したコンテンツを生み出し続けるだけで

契約を受注し続けることができるほど、

住宅営業の世界は甘くありません。

 

当然ながら、良い家を会社として作り続けているとか、

お客様満足度が高いとか、

こうした基本的なことが出来ていることが

前提条件ではありますが・・・。

 

これは、SNS等の発達により、

D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー企業から個人)の時代から、

E2C(エンプロイー・トゥ・コンシューマー:従業員から個人)の時代へと

変わってきていることの証かな、と感じています。

 

結局、ファンが付くのは人であり、

どれだけデジタル技術が発達しても

人の魅力を打ち出していく必要性は変わらない、

ということなのでしょう。

 

皆さんの会社、それから皆さん自身は

継続した動画コンテンツをつくれているでしょうか?

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【4760回】 圧倒的な結果を出している人の真似をする際に、自分なりのアレンジは不要

2024年01月11日 | 住宅コンサルタントとして

2023年は、住宅業界にとって、

厳しい一年だった、ということは間違いありません。

 

多くの会社が昨年より業績を落とし、

多くの営業マンの業績は昨年より振るいませんでした。

 

そんな中、2023年に大きく飛躍を遂げ、

前年よりも圧倒的な成果を出した営業マンが

弊社のクライアント様の中にもおられます。

 

この厳しい環境の中、素晴らしい結果を出す、ということは、

当然ながら簡単なことではありません。

 

すなわち、この時代に結果を出した方というのは、

ホンモノな訳ですね。

 

ホンモノの実力をお持ちの方には、

その方が取り組んでおられることや

日頃の準備や習慣、

更には勉強方法などを教えていただき、

それをそのまま素直に真似をさせていただくことが、

自身の成長に非常に重要です。

 

すなおな方は、結果を出している方の準備や習慣を

まずは1ミリも変えずにそのまま実行します。

 

そしてそれを繰り返す中で、

「ここはこうした方が良いかな?」と感じた部分に関して

少しずつ改善をしていくのです。

 

だから、成果につながる。

 

一方、すなおで無い方、プライドが高い方は、

結果を出し続けている人の準備や習慣の

自分が良いと思ったところだけ取り入れたり、

取り入れる際も既に自分流にアレンジしたりする訳です。

 

この時点で、自分のフィルターを通している訳です。

 

こういう方は、素晴らしい方に教えていただいても

なかなか成果につながらないのです。

 

なぜ自分なりのアレンジをするのか?

なぜ自分が良いと思ったところしか取り入れないのか?

 

自分自身、センスが無いから結果が出ていない訳で、

その自分のフィルターを通した時点で本質からズレてしまう、

ということになるのです。

 

圧倒的な成果を出されている方から学ばせていただく際、

自分なりのアレンジなんて不要なのです。

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【4759回】 経営戦略を間違えると、大幅に業績を落とす時代

2024年01月10日 | 住宅コンサルタントとして

とある県の2023年4~9月の着工実績のデータを

クライアント様よりいただきました。

 

その県は、もともと地元の住宅会社は3強と言われていた中で、

弊社のクライアント様がここ10年で大きく伸びて

現状、4強となっているのですが、

この4強の中の2社が大幅に業績を落としました。

 

もう1社も業績が昨年対比で下がっていて、

唯一、弊社のクライアント様だけが昨年対比で上がっています。

 

昨年対比微増・微減は、カウントをする時期で

多少上下しますので大した問題ではないのですが、

昨年対比30%、40%着工が減少している、ということは大問題です。

 

これまでその地域でトップクラスだった、ということは、

当然ながら実力はある訳ですが、

なぜ県内トップクラスのビルダーで業績を落とすケースが

ここ2~3年で増えてきているのか?

 

当然ながら、市場環境の変化についてこれていない、

ということに行きつく訳です。

 

違う切り口で解説すると、

経営戦略が間違っているということになるかと思います。

 

もう少し解像度を上げてお話すると、

ターゲット選定が間違っている、ということです。

 

マーケットイン思考で考えた場合、

 

誰を我が社のお客様とするのか?

そのお客様が価値を感じる商品・サービスは何か?

そのお客様はどういう手段で情報を収集されるのか?

そのお客様にどんなアプローチをすると、

好感を持っていただけるのか?

 

というように、ターゲットとなるお客様に合わせて

自社の商品やマーケティング、接客を変えていく訳ですが、

このターゲット選定を間違ってしまうと、

取返しがつかない事態となってしまうのです。

 

それまで地域で成果を出してきた会社なので、

マーケットイン思考は出来ていると思います。

 

なのに業績が大幅に下がっている、ということは、

ターゲット選定が間違っている、ということなのです。

 

皆さんの会社のメインターゲットは誰ですか?

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【4758回】 どういう環境で育つが重要

2024年01月09日 | 親として

年末年始にスペインを旅行中に、

家内はスペイン各地のエルコンテ・イングレスという百貨店で

あるメーカーの化粧品を探していました。

 

その化粧品メーカーはイタリアにあり、

そこのハンドクリームのにおいがとにかく素晴らしい、とのこと。

 

日本にはほとんど入ってきていなく、

ヨーロッパに行けば購入できると家内は思っていたようなのですが、

残念ながらスペインにはありませんでした。

 

そんな様子を見ていた次男は、

 

「そういえば、サッカー部の友人が今、

イタリアにおるかもしらんから、ちょっと聞いてみるわ」

 

と友人に連絡すると、次男の友人が今、

ミラノにいるとのことだったので、

その友人にとりあえず頼んでいました。

 

その様子を見ていて、

我が息子ながら交友関係の広さというか、

次男の友人たちがすごいよな、と感心しておりました。

 

私は次男の交友関係、そんなに詳しくありませんが、

次男の高校時代からの友人は、

とにかく行動範囲が広い子が多いのです。

 

ある友人兄弟は、

姉がカナダで働いていたり、

別の友人の姉はこれまた海外の航空会社でCAやっていて、

弟である同級生はJALのパイロットとなり、

今、海外で訓練中なのだそう。

 

それ以外にもアメリカに2年留学していて

もう英語がペラペラの友人がいたりとか、

とにかく皆、行動範囲が広く、

この先、活躍が楽しみな友人が多いのですね。

 

次男も4月からスペインで仕事をスタートしますし、

ヨーロッパにいろんな国の友人がいるのです。

 

次男が所属していたサッカー部の友人たちの大半が

海外志向が強かったことが、

次男にも大きな影響を与えてくれたと思います。

 

我が家は長男・次男共に中学から私立に通っていましたが、

その理由の一つが、地元の公立中学の環境が良くなかった、

ということが大きいです。

 

もし長男次男共に、環境が良くなかった地元の中学に通っていたら、

こんなにグローバルな感じにはなっていないと思うのです。

 

子育てにおいて、子どもにどういう環境を用意するのか、

ということは本当に重要だと思います。

 

子どもに良い環境を用意しようと思うのであれば、

ある程度のお金は必要です。

 

だから親は、頑張って稼げるようにならなければならない。

 

だから仕事が出来るようになりましょう、

多くの方から必要とされる能力と人格を身につけましょう、と

クライアント様の若手スタッフさんたちに言い続けたいと思っています。

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【4757回】 古い建物の耐震性能

2024年01月08日 | 住宅コンサルタントとして

悲しいことに能登沖地震では、多くの建物が倒壊し、

多くの方が亡くなりました。

 

非常に強い地震であったことは間違いありませんが、

倒壊した建物の映像を見たり、

お亡くなりになった方の多くが圧死だったことを鑑みると

おそらくですが、能登エリアにおいては

現在の耐震性能2以上の建物の割合が、

少なかったのかと感じています。

 

1996年以前に建てられた日本の家は、

圧倒的に耐震性能が不足しています。

 

そういう家が数多く建っているエリアで

熊本地震や能登沖地震のような強さの地震が発生すると

本当に大惨事になるだろうと改めて思いました。

 

先日、私は実家(東大阪市の石切)に帰ったのですが、

石切駅から自宅まで歩いていると、

私が小学生の頃から経っている家が

全体の70%以上あるのですね。

 

というか、私が生まれ育った東大阪市の石切というエリアは、

ホンマに街並みが古く、しかも建物に統一性が無いため、

街としての魅力が全く感じられませんでした。

 

この辺りで大きな地震が発生したら、

被害は甚大となるでしょう。

 

そういう私の実家も、リフォームは何度かやっていますが、

耐震補強や断熱改修などは一切しておらず、

今回の能登沖地震と同じ強度の地震が発生すれば、

おそらく倒壊するだろうと思います。

 

今も被災地でお困りの方がたくさんおられますから、

被災地の復興・復旧のために日本国民一人ひとりが

出来ることをやることは当然です。

 

でも、こういう震災を機に、

地震が多発するこの国で生活していく以上、

とにかく古い建物は耐震リフォームをするべきである、

でなければ、大規模地震で建物が倒壊し、

圧死する可能性がある、ということを皆が理解できるよう、

国も自治体もメディアも発信していくべきでは、と思うのです。

 

でなければ、この規模の地震が起こる度に、

甚大な死者、負傷者が出てしまい、

結果としていろんな費用がかかってしまうのです。

 

検証はこれからでしょうが、

おそらく今の耐震3の基準で建てられた家は、

能登エリアでも倒壊はゼロだと思います。

 

それくらい、今の耐震基準はしっかりとしているので、

この基準をクリアした建物が増えていかないと、

国民の命を震災から守れない、と個人的に思っています。

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【4756回】 一次情報量を高めることで、説得力が増す

2024年01月07日 | 住宅コンサルタントとして

業界の常識やそれまでの慣習にとらわれない提案を

定期的にクライアント様におこなっております。

 

業界内で前例の無い事業展開だったり

どこもやっていない出店フォーマットだったりするので、

クライアント様もこちらの提案をイメージできないかも、

と当然、私自身予測できます。

 

なので、こういう提案をさせていただく際、

私の場合、自ら必ず一次情報を取りに行きます。

 

提案させていただく内容に関連する業界やお店に

自ら行きまくって、消費者としての自分の経験値を高めるのです。

 

そうすることで、クライアント様への説得力が増しますし、

より具体的にご提案できるようになるのです。

 

説得力が無いと悩んでいる営業マン、

指示した通りに部下が行動してくれない上司。

 

こういう場合、とにかく机上でああでもないと考えるより、

現場に足を運び、体験量を増やすのが良いでしょう。

 

営業マンであれば、自分が提案しようとしていることを

既にやられている上司に細かく教えていただいたり、

エンドユーザーさんのところにお伺いさせてもらって、

施主様から細かく体験談を教えていただく。

 

上司であれば、部下と同行し、

自ら現場で起こっている問題を理解する。

 

結局、どれだけ動いているのかが、

説得力に直結するよな、と思うのです。

 

そんな私は、時差ボケの中、

2024年の弊社の新しい提案の目玉となることを体感すべく、

紹介していただいた、とある県の住宅会社さんに、

昨日お伺いさせていただいておりました。

 

今年もとにかく行動量にこだわっていきたいと思います。

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【4755回】 無事に帰国、その後即、仕事

2024年01月06日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、無事に日本に帰国しました。

 

フランクフルトから羽田までの便は

時刻通りに羽田に着陸しました。

 

ここで家内・次男と別れ、家内と次男は自宅へ、

私はクライアント様のところに新幹線で移動しました。

 

お付き合いが始まって17年目に突入した、

とある県の21年連続ナンバー1の住宅会社様の

事業計画発表会に参加させていただくためです。

 

グループ全体の事業責任者が、

事業部ごとの目標と方針を発表されるのですが、

毎年、着実にブラッシュアップされています。

 

私自身もずっと出席をさせていただいているのですが、

トップ、幹部の成長を毎回、感じます。

 

2024年の各事業部の事業計画では、

特に前期の反省がしっかりとされていて、

だから今期はこういう方策を実行する、ということと、

それを何のためにやるのか、という方策を実行する意味を

とにかく一部の幹部だけでなく、

社員さん全体で深く理解することに力を注いでいく、

という部分が前年までと大きく変わったところかと感じました。

 

また脱・大企業病を掲げ、

2024年度は組織を大幅に変えられました。

 

各事業部責任者の方たちの強い決意を聴いていますと、

私自身もこのクライアント様の成長のために、

できることは何でもさせていただきたい、という気持ちになるのです。

 

注文住宅事業の役員の皆さんとは、

16年間、共にやってきた同志のような関係なのですが、

なあなあ感とかは1ミリも無く、

私自身、お役に立てなければ、

即、契約を打ち切っていただいて構わない、という緊張感を持って

お付き合いをさせていただいております。

 

結局、長いお付き合いが続くかどうかのポイントは、

互いに成長し続け、信頼関係と緊張感のバランスが程良い、

ということだと思います。

 

そして事業計画発表会の後は、

懇親会が毎回、あるのですが、

これがまた本当に毎年盛り上がり、

このクライアント様のグループ全体の団結力が

懇親会を通して猛烈に伝わってくるのですが。

今年も本当に盛り上がりました。

 

21年連続ナンバー1の秘訣は、

この団結力や愛社精神にあるのだな、と

改めて感じました。

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【4754回】 商売の原理原則を追求する

2024年01月05日 | 住宅コンサルタントとして

住宅や保険のように高額で、

しかも契約時に商品・サービスが目に見えないものを

販売していくことは、簡単ではありません。

 

こういう商品・サービスを販売していくには、

商売の原理原則を外さないことが重要です。

 

商売の原理原則とは、

 

「お客様が購入して下さる」

「満足したお客様が、またリピート購入して下さる」

「リピーターとなったお客様が友人知人に薦めて下さる」

 

というサイクルを回していくことです。

 

こうして自社のファン、それから自社の商品サービスのファンが増えていき、

商売をやればやるほど商売がやり易くなっていくこと。

 

これが商売の原理原則であり、王道です。

 

この商売の原理原則に沿った活動の効果は、

即あらわれる訳ではなく、

結果が出るまである一定期間の時間が必要です。

 

特に住宅のように、購買頻度が一生に1回のものだと

効果が出るのが10年以上かかるのです。

 

ただ、この商売の原理原則をしっかりと守っておられる、

弊社のお付き合いの長いクライアント様は、

紹介発生件数などに効果がはっきりと出ています。

 

一般的な会社とは、その差がはっきりと出ています。

 

2024年以降も業界全体は厳しい時代が続きますが、

商売の原理原則からはずれなければ、

必ずや乗り越えていけるでしょう。

 

商いの本質を皆で追求して参りましょう!

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【4753回】 久しぶりのヨーロッパ旅行で感じたこと

2024年01月04日 | 住宅コンサルタントとして

今回のスペイン旅行で改めて感じた、

日本とスペイン、ドイツとの違いについて、

感じたことをまとめたいと思います。

 

まずは航路です。

 

ロシア上空を飛ぶことができないので、

今はアラスカとロシアの間→北極の上空を飛んで

ヨーロッパに行くので、これまでよりも飛行時間が長いです。

 

その分、燃料も多く必要なことと

原油高、円安の影響もあって

ヨーロッパ行きの飛行機代が高騰しているのでしょう。

 

自宅を朝、5時過ぎに出て、

バルセロナのホテルに到着したのが

現地時間の夜中1時頃でした。

 

自宅を出てから28時間かかっているのですね。

 

ただ、バルセロナ空港、

夜中0時頃に着陸したのですが、

出発便も到着便もガンガン飛行機が飛んでおりました。

 

これが国際的な観光都市のハブ空港なのだな、と実感。

 

日本の羽田、成田、関空などは、

バルセロナ空港と比較すると、

特に夜の稼働率に関しては伸びしろありまくりだと思います。

 

個人的に日本の観光地としての魅力は、

フランスやイタリアよりも全然あると思っています。

 

年間観光客8000万以上を受け入れられる体制をつくるには、

空港の稼働率を高めることや宿泊施設、

更には飲食店などを整えていく必要があるのです。

 

そしてやはり物価の差ですね。

 

ヨーロッパでは1000円(今のレートで6.5ユーロ)未満で

外食することは不可能です。

 

ちなみに、フランクフルト空港の中の自販機だと、

ミネラルウォーター500ミリのものが

5.5ユーロで売られていました。

 

でも日本だと

1000円未満で定食を食べることはまだまだ可能です。

 

そりゃ、海外の方からすれば、

日本の物価の安さは本当に衝撃的でしょう。

 

個人的に日本に一度来た海外の方は、

この物価の安さに加え、ご飯やスイーツのおいしさ、

更には治安の良さ、街のキレイさなどを気に入り、

リピーターになることは確実だと感じました。

 

なので、日本の観光客は年間4000万人程度で

絶対に収まらないと思います。

 

インフラ、もっと整えていかないと、ですね。

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【4752回】 建築マニアにとって、ビルバオが面白すぎた!

2024年01月03日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は午前のバスに乗って、

サンセバスチャンからビルバオに行ってきました。

 

何度もスペインを訪れている私たちですが、

バルセロナ、マドリード、サンセバスチャン、バレンシアにしか

これまで行ったことが無く、初めていく街です。

(次男のリクエストで)

 

で、結論から言うと

 

「なぜもっと早くに来なかったんだ!」

 

という思いです。

 

もう建築物が面白すぎて、

私、丸一日アドレナリンが出まくりでした。

 

 

これ、図書館なんですよ!

なんて素敵なデザイン!

 

 

で、グッケンハイム美術館。

 

 

山も川もあって、街自体もとてもきれい。

 

サンセバよりも都会で、お買い物スポットもたくさんある。

 

しかもご飯もサンセバに近いこともあり、

正直、サンセバと遜色ありませんでした。

 

これは完全にリピート決定というか、

3~4日、ビルバオでゆっくりと過ごしたいと強く感じました。

 

建築士の方にとって、

バルセロナよりもビルバオの方が

遥かに刺激的だと思います。

 

ビルバオ、超おすすめの街です。

 

ということで、スペインでの7日間が終わり、

本日、フランクフルトまで移動します。

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【4751回】 建築物とバルを楽しむ旅④

2024年01月02日 | 住宅コンサルタントとして

スペインに着いて6日。

 

サンセバスチャンに着いて3日。

 

世界一の美食の街、サンセバスチャンを満喫しています。

 

サンセバスチャン、とにかく日本人が多いんです。

 

バルセロナだと、中国・韓国の方がメチャ多かったのですが、

サンセバスチャンは、圧倒的に日本人が多い。

 

アクセスもあまり良くないからかもしれませんし、

(バルセロナかマドリードからしか飛行機が飛んでいない)

久保建英選手がレアル・ソシエダに

所属しているからかもしれませんが、

まあアジア系の方の7割は日本人の方たちです。

 

そんなサンセバで、とにかくバル巡りと建築物を堪能しています。

 

 

ピンチョスとチャコリ(美発砲白ワイン)の組み合わせが溜まりません!

 

 

 

 

 

サンセバ、海沿いの街のため、

とにかく海を見て、波の音を聞きながら散歩するのが

とても楽しいし、癒されるのですね。

 

 

気温12℃なのに、泳ぐ人が多くてビックリです。

 

そして何より、バスクチーズケーキ発祥のお店、

La Vinaがサンセバスチャンにはあるのです。

 

 

 

 

お店の中でも食べ、テイクアウトもしてホテルで堪能しています。

 

楽しいサンセバスチャンも本日が最終日。

 

本日はバスでビルバオという街まで行ってきます。

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