まだカエルの楽園を読んでいないが、
百田尚樹氏はこの著書の中で
カエルを信じろ、
カエルと争うな、
争うための力を持つな
を"三戒"と表現した。
三戒として思い浮かべるのが、昭和16年11月に日本陸軍の北支那方面軍司令官・岡村寧次大将が北支那方面軍に対して訓令した「焼くな」「殺すな」「犯すな」の三つの戒めである。
これが"ウシガエル"の国では現在でも 日本軍の行動を「三光」と呼び、「殺光、焼光、搶光」つまり、殺し、焼き、奪うことを示しており、日本の歴史教科書にも日本軍の蛮行として登場する。
カエルの三戒は日本の憲法と9条であることは誰もが感じとっているだろうが日本軍の三戒が全く逆の意味合いで中国産である事をご存知の方はそれ程多くないだろう。
憲法9条が平和憲法などとして70年以上も続いたのは日本人自らが反省と称して戦争の被害を全て、有る事無い事、身から出た錆として日本軍に被せてしまい、過剰なまでに戦争に対する憎悪と決別を行ったからであり、国際紛争が生じないように極力務めてきたことに他ならない。
このことは決して間違っていた訳ではなく、日本人自体の70年の歩みは世界に誇れるものであったのだろう。
諸国民の公正と信義を信頼し、
紛争をおこさず
軍隊を保持しない
まさに"ナパージュ"と同じ三戒を日本人は守り続けてきたのだ。
麻生太郎元首相のこんな話を聞いたことがある。
「皆さん小学校の低学年時代を思い返してみて、
どんな人が虐められていたか、身体が小さく喧嘩が弱い奴、勉強が出来ない奴、そして金持ち」
金持ち日本が虐めの状況にあることを分かりやすく、笑いとともに比喩した。
更に、国防の基本として、
力を持ち、
その力を使えるようにし、
使う意思表示をする
正しくその通りである。"ウシガエル"が領海に侵入しても見守る事しか出来ない"ナパージュ"は滅びるだけだろう。三戒の改正が急がれる。