天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

防空識別圏

2016-07-10 16:37:54 | 時事
前号の"攻撃動作が解らない?"でも書いたが、政界が参院選と都知事選で盛り上がって?いるうちに、野党が「安倍の暴走」「戦争法案」として国防意識を鈍化させているうちに、尖閣がとんでもない事になっている。



元空将と萩生田官房副長官つまりは自衛隊と日本政府の見解が食い違うことを前号で書いたが、上の図でいう防空識別圏とはその上空に進入する際には事前の許可、申請が必要であり、その他の侵入者は航空自衛隊機がスクランブルをかけ、警告を行うのが基本である。


【元空将】
「攻撃動作を仕かけられた空自戦闘機は、いったんは防御機動でこれを回避したが、このままではドッグファイト(格闘戦)に巻き込まれ、不測の状態が生起しかねないと判断し、自己防御装置を使用しながら中国軍機によるミサイル攻撃を回避しつつ戦域から離脱したという」

【萩生田官房副長官】
「56月17日金曜日に、中国軍用機が南下し、自衛隊機がスクランブル発進したことは事実。報道にあるような中国軍機による攻撃動作をかけられた、ミサイル攻撃を受けたという事実はない」

【萩生田官房副長官】
「こういった情報がOBの方に正しくなく漏洩され、そのOBの方は、多分現役の皆さんの行動を思い、かばっての応援の意味を含めての様々なコラムなどの発信をしていると思うが、やはり、自衛隊に身を置いた方だとすれば、これが事実か事実じゃないかということは、国際社会に与える影響も極めて大きなこと。書かれたOBの方のコラムの内容についても、私個人的には遺憾だなと思っているところ」

航空自衛隊はF15J、中国軍はsu-30mkkだ。
アメリカ空軍のF-15がインド空軍のSu-30と模擬戦闘を行い、完敗したという報告もある。
つまり、今回最新鋭機の中国軍の機体が横や後方機に対してロックオンした可能性があるということだ。

これは最新鋭機のロックオンが単なる威嚇のみであっても旧来機にとっては攻撃動作となり、したがってフレア(ミサイルの命中を回避するために空中へ放出する欺瞞装置の一種)を使用し回避行動をしたのではないか、との推測が出来る。

つまり、挑発だけを目的に侵入してくる中国軍に対して、事実上スクランブル発進が無効化してしまうという危機であり、

模擬戦闘と実戦は違う、また格闘戦にはならない、などの机上の空論は役に立たない。

つまり、政府にとってはこれまで通りの警告だけのスクランブルを繰り返すのか、限られた予算の中で最新鋭機を導入するのか、違憲状態とされる自衛隊を改憲するのか、極めて慎重な判断が必要とされる。

これについて日本のメディアは黙殺し、改憲か反対かの国内の稚拙なやりとりはこの食い違いすら取り上げようとしない。

国防の要をもう一度

強力な力を持ち、
それを使う覚悟をして
使う意思表示をする

これが出来ない限り戦争をしないという日本国民の崇高な目的は達成されない。