天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

新たな年の始まりに

2017-01-01 22:23:40 | Weblog
新し年が明けました。
おめでとうと素直に言いたい自分がいますが、、
やはりおめでとうと言いたくない自分もいます。

当たり前にしめ飾りや鏡餅が用意できるようになりました。
細やかなおせち料理も作りました。

年賀状は、、出したくなかったわけではないのですが、、
なぜか気が乗らず、
でも今日来た年賀状を見たら反省、
寒中見舞いを出そうと思います。



長い間、、
嬉しいとか楽しいとか、幸せとか思う感情を封印していました。
まいこがいなくなってから自分たちだけが
楽しく穏やかに生きていくことに罪悪感がありました。
美味しいものを頂くことも、何かを楽しみにすることも、
何かを欲しいと思うことも、幸せになりたいと思うことも、、
思う事さえも許せない自分がいました。

ただただ、、娘が亡くした未来を
自分が生きてることさえ許せなくて、、


でも、
もういろんな呪縛から解放されてもいいのではないか、、、と
私らしく思うままに生きてもいいんじゃないか、、、と
そんな風に思うようになりました。

楽しんでも心苦しく思うことはない、
嬉しいことがあったら素直に喜ぼう。
自分の身に起きたことを遠慮せず受け入れよう、
やっとそんな風に思えるようになりました。

たいそうなことは望んでいません。
家族みんなが健康で仲良く暮らせますように、、、
ただそれだけが私の願い。
今朝氏神様にお参りして心からそう願いました。
私は長い間、、神社仏閣どこでお参りしても
それ以外は願ったことはありません。
でも神も仏もたったそれだけのことすら叶えてはくれませんでした。
あの日から、素直に手を合わすことすら出来ませんでした。
それどころか、、
神も仏も信じられない、頑なにそう思っていました。
でも、、年の初めにそう願えることはありがたいことだと思えます。

麻衣子を亡くしてからの怒涛の10年。
本当に苦しく辛く悲しく虚しくやりきれない10年でした。
たぶんこの先も心の底では同じ気持ちを持ち続けますが
少しだけ、素直にいろんなことを受け入れられたら、、と思います。


幼かった次男も高校3年生、春からは専門学校に通います。
私の顔色を眺め、いつも私のそばに寄り添ってくれていた次男も
自分の世界を持ち、行動範囲も広くなり、いとも簡単に親離れの最中です。
長女は2人の女の子の母になり、自分のお店を持ち
おっとりしていた娘は今や頑張る娘になりました。
やりたい放題だった長男は結婚し子供が生まれ
驚くほど落ち着いて、お嫁さんと子供との家族を守る一人の男になりました。
夫はまじめに仕事をし、家庭を守り、相変わらず私を愛してくれています。

夫にとっても怒涛の10年でした。
形は変わりましたが
私自身の心身が少しずつ健康に戻りつつあることで
やっと穏やかな日々を取り戻したと思っているのではないでしょうか、、

いつ終わりが来てもいいと思いながら生きてきましたが
私も今年のお誕生日が来ると53歳。
もう残された人生はそうは長くないです(そう思いたいです)
あと何年残されているかわからない命ですが
出来ることなら穏やかに生きたいと思います。

自分のいる場所で自分らしく生きていきたい。
そう思えるようになった自分がいます。
どんな自分も認めてあげようと思います。
長々とだらだらと綴りましたが(苦笑)
今年は私らしく生きていこうと思います。

皆様今年もどうかよろしくお願いします。

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