心を守る

震災の被害にあわれた方々に
お見舞い申し上げます。

まいこを亡くしてからの怒濤の歳月を経て
今やっと穏やかな日々を取り戻して
静かに生活をしています。
でもそれは、まいこをなくした悲しみや苦しみ、
虚しさやさみしさが消えたわけではなく、

若い女の子を見ればざわざわし、
まいこの友達の今を羨ましく思い
やっぱり、
お盆を前にすれば気持ちが揺らめき、、

それでも表面上は平静を保ち
当たり前の日々を過ごしています。

が、、
やはり今回の震災のように
あちらこちらで大切な命が失われ
自分と同じ苦しみを味わう人がいることに
心が痛みます。


でも、、かわいそうに、、気の毒に、、と思っても
結局他人事で、
わたしには当たり前の日常があります。

まいこが命を終えたあの日も
当たり前に夜が来て朝が来たように、、
どこかで大きな事故が起きても
たくさんの被害者が出る震災が起きても、、、
わたしには日常があります。

テレビの報道も新聞も
極力見ないようにしています。
いろんな情報を得ることで
自分の気持ちを乱したくありません。
冷たいようですが、、
それが一度心を壊した自分を守る方法です。


今朝、ちらりと見たニュース、
見つかった行方不明だった高校生の
おじいちゃん、
『家が残ったとかお金あるなんてどうでもいい
そんなものより、家族揃って元気にも生きていることがなにより、、』

本当にそのとおり。
でも、そんな言葉にも
自分が子供をなくした親だという現実を突きつけられたりして、、

無になりたいと思うことがあります。