たまちゃん、こと、悠玄亭 玉さんが今日86歳を迎える。
先日は金沢の東山のお茶屋でお座敷があり、帰ってきた足で
麻布で三味線を弾き、今日は天真庵で「誕生日ライブ」だ。
100歳まで現役を続ける、というこころざしが金玉よりもキラキラ光っている。
すぐに満席になり、あまたの人の希望を木の棒でたたき割ったみたいになったけど、
また涼しくなったら、「お座敷遊び入門講座」とか「生たまちゃん三味線ライブ」をやろうと
思う。感謝。
たまちゃんが昨年近所に越してきてから、うちのお客さんが三味線の弟子に4人も入門したり、
かっぽれに入門してきた女子も7人になる。
どの分野でも「残しておきたいもの」や「和のもの」が絶滅危惧種みたいになっているけど、それは
ある意味、「日本人がいなくなる」みたいな民族存続の危機でもある。
歌舞伎や落語を見にいく。近所の古刹を訪ねる。家で新茶をゆっくり楽しむ。季節のお花を
野にあるように花器に投げ入れる。何か和(読み書きそろばん、論語、花、茶、三味線、花札?・・・)のものを習いにいく。
「やろう」と思えば、あまりお金をかけなくても、ひとりでもできることはいっぱいある、と思う。
ギリシャが風邪をひくだけで、世界中にマスクが必要になったり、近隣のアホな国たちが戦争を
しかけてきそうな(うちのアホなリーダーもそうだが・・)物騒な世の中になってきたけど、
「生きている」という実感を感じる一瞬一瞬の「刹那」が「人生」。息をしている間しか生きて
いないし、死ぬまでしか生きていない、ともいえる。どっちにしても命短し、恋せよおとめだ。
話はずれるけど、若い人たちの4割くらいが「恋愛なんて、むずい、うざい」とか思っているらしい。
どうしようもできないけどね、人の感情とか信条とかの問題やから。
他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。がんばろう。感謝。