長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

りんごをかじると血がでませんか?

2013-01-30 07:39:19 | Weblog
歯磨きの宣伝でそんなのが昔あった。

安岡正太郎さんが92歳で旅立った。
彼の「父の酒」というのが大好きで、何度も
読みなおした。
その中で、彼の父が、りんごを刻んで、醤油をかけ、酒肴
にする話がでてくる。池袋時代、会社をやっているころは、
長野や富山や青森あたりに取引先が多くて、りんごが山
のようにおくられてきていた。そのころよく、「父の酒」
よろしく、りんごをかじりながら酒を飲んだ。

だから、りんごを見ると、酒が飲みたくなって、目が充血する。

今日明日は、ひさしぶりに何もない休み。本を何冊かもって、
これから東京を脱出。

二階貸しましょ お望みならば 下も貸しましょ 後家じゃもの

2013-01-29 09:13:44 | Weblog
先週あたりに、紹介した都々逸(どどいつ)。
おいしい珈琲を入れるには、艶っぽい一滴にしなくては
いけません。そのためには、都々逸とかかっぽれなんかを
するのは、最低必要条件かもしれない。
来月からカリキュラムに入れようかしらん。

今日は自分のミスでそんな具合になった。
月に一度の「タイムドメイン」と、書の会が、同じ日にある。
ちょっと早いけど、認知症の典型的な症状かも。
確かお店の改装中に、順受の会、タイムドメインを、二階でやった
ような気もするが・・・
だんだん年を重ねると、「できないこと」が多くなってくる。
忘却は、ある意味人生を楽しくさせてくれる大事なものかもしれませんが・・

というわけで、今日の夜は、一階で「書」、
二階で「タイムドメイン」をやります。

一月は行く、二月は逃げる、というけど、ほんと早い。




今日は「順受の会」 寺子屋の要みたいな会。

2013-01-28 07:46:46 | Weblog
今朝は「卵かけごはん」の日でもあるし、朝早く起きて(いつも5時には起きるけど)
、蕎麦を打つ。今朝は寒くて、蕎麦に水がよく入ること。昨日備前の徳利に生けた
水仙に励まされるように、「びん棒」を朝から振り回す。粒々皆辛苦の修行。
昨日は、星野彩乃さんが素敵なピアノを弾いてくれ、彼女の若い友達たちがたくさん
きてくれたこともあって、主客が一体となった「茶会」みたいに、いい感じのコンサート
だった。音楽の一音一音もまた粒々皆辛苦の刹那である。その一瞬に永遠があり、人の
人生を癒してくれたり、潤いをくれたりする。やはり「生」(ライブ)がいい。「生きている」
を共に楽しめるのが、いい。

今日の夜は「順受の会」
池袋時代からやっている通称「論語の会」
昨年は「えき」を勉強した。
今年の教科書は「貞観政要」原田種成著・明徳出版社。
なんやら難しそうな題名だが、なんてことはない。「人間を学ぶ」のである。
唐の時代には、寒山拾得をはじめいろいろ偉い人がいた。その中に、
大そうえらい皇帝(太宗という)がいて、その人の言行録がその後の、政治学なんかに影響を
与えた。その人間学を学ぼう、というそんなこと。

明日は「書の会」



花泥棒と恋泥棒

2013-01-27 08:37:48 | Weblog
昨日の午前中は、花の教室だった。
一月は、水仙をいける。竹の寸胴に、緑緑した新年の匂い
がする青竹を削って、井型の土台をつくる。
人生も花も、この「土台つくり」が肝心。
土台ができたら、花と葉をばらばらにして、それを自然に組んでいく。
ここにセンスと技術がいるのである。でもこのコツがわかると、「花ある人生」
が実現するから不思議だ。

競馬でもこの時期に「金杯」というのがあるが、白と黄色の
可憐な水仙は、花の少ない冬枯れの大地には、とてもありがたい
花で、古来より日本人は、
金盃銀台(きんせんぎんだい)と読んで愛でた。 白い台に、銀の盃を載せたような花、いいえて妙だ。
今日お店にこられる人は、ぜひ二階にいって、水洗便所で用をたし、水仙を見られることを推薦する。

夕方は、押上文庫でギジョこと「女義太夫」を堪能した。昔から歌舞伎やお芝居になった男
と女の悲しい恋物語を、三味線と語りで、表現する。これを「生」(ライブ)で聴くと、
先祖から伝わってきた日本人のDNAが、「おおお~」と共鳴する。

「花泥棒と恋泥棒は罪にならない」との名言があるが、そんな風雅なことを
楽しみながら、生きていくのは、お金では買えないものがある。値千金ではあるが・・

今日は日曜日。日曜日は16時で閉店。
19時から星野彩乃さんの「ピアノライブ」
昨年から満席だったけど、風邪で2席空席がでた。
「ドタサン」熱烈歓迎なので、「!」という人はご一報ください。
花のある艶っぽい彼女のピアノも生で聴くのが、いい。

明日は「卵かけごはん」
夜は「順受の会」
教科書は「貞観政要」原田種成著・明徳出版社・・品薄らしい。

明後日が「書の会」

文人墨客のような生き方が、見直される時代、自分で自分の道を
切り開いていく時代。ハウツーや、みんなで仲良くチーパッパでは
行き詰ってしまうような時代がきている。がんばろう。

今日は16時に閉店 女義が押上文庫にて開催!

2013-01-26 08:24:49 | Weblog
日本人び生まれて、歌舞伎とか落語とか義太夫なんかを
楽しまないで死んでいくのは、もったいないと思う。
本日押上文庫にて、「女義太夫」略して「女義」をやる。
文化的た行事をお互いに協力しあっているので、天真庵
も16時に閉店。

明日は星野さんのピアノのコンサート。今年から日曜日は
16時閉店。

今日の午前中は「花の教室」
昨日から始まった「とんさま」は好評にて、いいスタートを切った。
蕎麦の原種・在来種や、渡り舟みたいな酒米の原種・・・いろいろ
人間の都合で開発された「ごちゃまぜ」のため、座標塾がおかしくなった
時代に、「原点に帰る」みたいなことは大事やと思う。
あまり原理原則にこだわるたちではないけど、妥協できないところは
妥協したくないと思う。
花を勉強していると、「切り落とす」、無駄なものを捨てる、という
ことを体得することができる。
「断捨離」とかいうのが流行っているらしいけど、一番整理
しなくてはいけないのが人間関係。少し痛みがあるけど、ときどき
しないと、ずるずるした靄の中で右往左往する。
やはり「終わりは始り」だと思う今日このごろ。

六白の角煮そば とんさま

2013-01-25 08:23:32 | Weblog
昨日は朝起きて、やさとにいく。
筑波山に雲海がかかっていて、神秘的な風景を堪能した。
温泉に入りながら、茨城弁のじいちゃんたちと裸のつきあい。
「かあちゃんの葬儀がやっと終わった」というおじいちゃんもいた。
人生いろいろ。悲喜こもごもなのが、人生。

昼は蕎麦屋に入り、卵焼きと豆腐をつまみに、酒を飲む。
かけそばに茨城豚のポークを浮かべた「豚そば」を食べながら
3合飲んだ。温かいかけそばで熱燗を飲む、ほど幸せなことは
あまりない。「うどん」ではこうはいかない。
時々まかないで使う「角煮そば」をそろそろメニューにいれようか
と、思う。

鹿児島の大隅半島で育った黒豚の原種「六白」で
その極上の角煮をつくってみようと思う。
名前は黒豚の殿さまみたいなものだから、豚蕎麦と書いて「とんさま」とする。
これを酒肴にして、酒を飲む。まさに殿さまになった気分になる。

「とんさま」は今日からスタート。
昨日の夜は、八広のとある居酒屋で酒を静かに飲む。
一昨年59歳でなくなったKさんの行きつけのお店。
N響ともよく演奏していた名ピアニスト。
酸素ボンベを吸いながら命がけで演奏してくれた姿が
今でも脳裏に焼き付いている。カウンターに座って
飲んでいる人が、彼女の話をしていた。
「オリンピックの近くにある変わったお蕎麦屋さんでも
演奏したらしいよ・・・」

「そんな変わった蕎麦屋があるんだ・・」
と少し千鳥足になってつぶやいた。
下町には、あまり知られていない名店がまだまだある。





明日はスケッチの会

2013-01-24 07:22:47 | Weblog
和香菜さんの体調がもどってきたので、明日から
また「スケッチの会」が始まりはじまり。

天真庵のHPの表紙にある古色蒼然とした三丁目の夕日
みたいな絵は、彼女が描いたものだ。
建物の歪み方や、落ちてるゴミまで、きちっと心象風景みたいに
描かれていて、それを見た人が「こんな絵を描きたい」ということで、
この指とまれ方式で、人があつまってきた。

昨日よくよく見ていたら、その絵に描いてある「青い車」にのって
いたのが、昨日のブログの「友達」。いつも暴走族よろしく元気に
走りまわっていた。最後は、免停になって、ここ3年は電車やタクシー
を使っていたけど・・

来週の月曜日は、「順受の会」
新しい年になって、また新しい勉強が始まる。
来月は「ヨガ蕎麦」も始まるゾ!

50歳を超えてもガンにならない方法

2013-01-23 10:33:34 | Weblog
今月の5日に、友達が旅だった。
論語の会にもまじめに出席していたし、無茶しぃの会
で、いっしょに煎茶を楽しんでいたけど、乳がんがみつかり
リンパに転移して、あっという間に風のように去っていった。
いつも笑顔で元気な女性だったので、なんだか今でも実相の世界
にいったのが信じられない。

やはりガンにならないためには、日ごろから規則正しい生活、とくに
ストレスは大敵だと思う。ストレスのない生活などいまどきむづかしい
けど、やはりそうありたい、と思う。
ときどき自然に接して、「生かされている」ということを感謝する
のも大切なことみたい。そして、生活の中に「笑い」があること。

今日は休みだけど、落語があr珈うのと、琲豆の注文がたまっているので、
5時に起きて蕎麦を打ち、焙煎三昧の朝だった。午後いちで、まんまくん
がやってくる。
大手にいたのを昨年やめ、フリーで「お笑いの世界」に身を投じた。
一般的な視点でいうと「アホ」だけど、一度しかない人生を悔いなく
生きているという点では拍手ものだ。
そんな若者が増えてきて、生き方そのものが自然で、人を楽しませる、
そんな輪が広がっていくと、まだまだ日本の将来は大丈夫だと思う。

今日はお仕覆の会

2013-01-22 09:07:28 | Weblog
7匹いた家族みたいなのらちゃんが2匹になった。
昨日の夜も「雪」との予報だったので心配したが、今朝早く
店にいったら、元気にしていたので一安心。
突然いなくなった家族を探して、悲しい声をあげていたけど、
じょじょに平常にもどりつつある。

先日木曾の漆の匠から、花器がおくられてきた。
そそうして、欠けたものを、金継ぎしてもらった。
頼んで一年以上たったけど、「古色」がついた、というか
「時代」を超越して、桃山時代からタイムスキップ
したきたような風合いがある。しばらく、それを見ながら
木曾の酒を飲んだ。「美味い」。
麦でのりをつくり、それで割れた部分をつなぎ、3か月待つらしい。
それから「生漆」をつかって、「景色」のように金を施していく。
昔から木曾の漆職人たちがやってきた伝統的な方法。
最近は、簡易的なものが増えて、簡単になったけど、「ホンモノ」
というのは、長い時間をかけて育まれてきたものの中にこそある。

今日は「お仕覆」
中国から、お茶がもってこられ、日本で「茶道」として発展していった。
陶器や、それを包む「お仕覆」も同じように伝わってきた。
最初は「用」のために、固く結ぶため、というのに重きをおいていたが、
日本人は結び方や、包む布を「芸術」の域まで育てあげた。
君が代でも歌われているように、「結び」(苔のむうすうまあで~)
というのを生活の中心にしてきた先祖の宝ものやと思う。

明日は「落語」
新しい年になったけど、あいかわらず暗い話が多い。
「居場所と出番」みたいなものが、ななかな見つかりにくい。
芸術が一瞬にして人生を変えるように、「笑い」も一瞬にして
違う場所へ誘ってくれる。
腹の底から笑ったり、喜んだりするような「居」を見つけたいものだ。
どんな暗い世の中になっても。「見つける」のがコツ。

コラっと叱られも、眠くなるようなα波いっぱいのコンサート

2013-01-21 07:58:04 | Weblog
昨日は素晴らしいコンサートやった。
メラトニンが少なくなって、中年になるとぐっすり眠られなくなる。
ときに、蕎麦打ちを仕事にした関係上、休みの日も目覚ましなしで
5時前には、布団の中で、「蕎麦打ちのイメージトレーニング」
をしているような状態だ。

でも昨日は天真庵にコラ(坂入康弘)が初登場して、その不思議なハープが奏でる
旋律に波動をあわせていたら、アフリカの大地を布団にして、昼寝
しているような気持ちになった。
アコーディオンの岩城里江子との相性もぴったりで、彼女の笑顔も、大地の母みたい
ですごくよかった。ふたりのゆにっと名が「アコラ」
なんか腹の底から「あ、そうか」と納得するような天の命名。

アフリカでは、せっかくの大地の恵みを人間の欲が乱れて、貧富の差が、普通の貧富
の差になり、内戦が絶えない。今回の悲惨な事件も、そんな人間の欲がもたらした。

コラは、もともとアフリカの王様を眠らせるために生まれた楽器らしい。
ハープ系の楽器は、どうも神さまや天使に近い人たちが奏でると似合う。

いけない。卵かけご飯の時間になった。
今日の夜は「易の勉強会」

明後日は「お仕覆」

水曜日は「落語」

こんどの日曜日は「ピアノのコンサート」
あやのさんが二か月連ちゃんでやります。