長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

秋の風景

2008-10-31 06:53:38 | Weblog
久しぶりに東北自動車道を車で旅した。
ゴルフをやっているころは、鹿沼に会員権も持っていたし、
よく通った。そのころは、紅葉よりもゴルフのスコアのほうが
大事だったように思う。

裏磐梯まで足を伸ばした。途中初雪があった。生まれて初めての経験。
磐梯山がうっすりと冠雪し、紅葉と緑が三層三層になっている。これを
「三段紅葉」または「三段締め」と呼ぶ。昔から登山家やカメラマンがあこがれていた風景。
これに青空が加わると最高らしい。まさにそんな風景。

どんなに経済や政治が混沌としていても、自然は自然に流れていて、
また秋がきて、また冬がくる。
この後、近くの村営の小さな温泉に入って、夜は茸料理で地酒を
飲む。なんか知らないけど、力がでてきた。


今日は「バロック」
自然も音楽も、「神」の存在を感じさせる。


インドの風

2008-10-28 07:05:41 | Weblog
天真庵から徒歩1分もかからないところに「spice cafe」
というカレーのめちゃくちゃ美味いカフェがある。
お昼も予約しないと入れないくらいはやっている。
先週、チーズケーキがたくさんでて、卵がきれたときに、「借りにいった」。まるで貧乏長屋の「醤油かして」みたいな話だけど、そんなこと
ができるくらいのつながりというのは、とても新鮮で素敵なことだと思う。
毎年2月にインドにカレーの修行にいくシャフは、インドの僧みたいで、
彼がつくるカレーを食べると、座禅をしたあとの爽快感みたいなものがある。

インドといえば、京都の永運院でときどきライブをやるカルロス・グゥェラ(バーンスリー)と中村徳子(タンブーラ)さんが蕎麦を食べにきた。
ふたりはマドリード、と日本を中心に、インド音楽の布教みたいなことを
やっている。カルロスさんは生まれて初めて押上にきたらしいが、とても
気に入ってくれたみたい。

11月9日に、彼らのライブを天真庵でやることになった。
インド音楽と蕎麦・・・・音楽もそうだけど、コラボするときは、
組合せよりも「ひと」であることを痛感。
インドの音楽を聴いていると、「つながり」というのを痛感する。
昨日の夜は「タイムドメイン」で彼らのCDを聴いた。

今日は「英語で蕎麦会」
ライブは
31日「バロック音楽」
1日「ジャズ」
7日「ビオラ」

明日明後日は連休です。






なかなかたまらない

2008-10-27 07:01:06 | Weblog
織田流煎茶道のほうも5年になり、この秋「準教授」になった。
毎月、下関から原田先生が上京して、花を教えてくれている。
1年が過ぎた。なにごとも続けることが大事。
いつもは2階で稽古なんだけど、今回は個展中だったので、下
でやった。赤目柳と菊。
まず「真」をきめ、3勺を目途にして、それを「ためる」。
「ためる」とは、指をつかって、弓のようにしなやかな姿に曲げる
こと。これがきまらないと、ぜんぶうまくいかない。
なんとか、少し理屈がわかってきたけど、何事も「奥」は
深い。

お花の「ためる」にもなかなかコツがいるけど、お金をためるのも
なかなか大変だ。
ダイエットのコツは「食べない」(食べすぎない)ことだし、お金は
「使わない」のがためるコツ。いたってシンプルだけど、それができないのが
凡夫。

明日は「英語で蕎麦会」



小さなお茶会

2008-10-26 07:17:46 | Weblog
昨日と今日の二日間「染めもん展」をやっている。
金曜がオープニング、昨日初日、今日千秋楽。
あっという間だ。昨日は天真庵に集うアーティスト、
ワインの会で知り合った人たち、向島で地唄舞をする美女たち・・
いろいろな人たちが集まった。二階は、南條先生の寒山拾得と、
着物の楽しいコラボ。ここで一服したいものだ。

着物といえば、天真庵が始まったころ毎日着物を着て、
手伝いをしてくれた「みゆきさん」が、今日まで
音羽画廊で陶展「小さきものに愛をこめて」をしている。今日は確か、お茶会を
やる日。護国寺界隈は着物で散策したりするのに
いい場所だ。気楽な気持ちで茶や陶芸を味わってほしい。
天真庵の器にも彼女の作品がいくつか使われている。

染めもん展

2008-10-25 06:54:19 | Weblog
今日から「染めもん展」が始まる。京都からいつもの
「とむさん」と「こうのさん」が颯爽とこられる。

昨日はオープニング。ケーナを奏でる「山下topo洋平」さん
、松宮幹彦(ウクレレ、ギター)、渡邉賢一(ギター)の三人が、
オリジナル曲やサンバ、ジャズ、ボサノバの名曲を演奏してくれた。
不思議な組合せだけど、みんな新鮮だった。今の時代は「きまりごと」
よりも、少し「はずれたこと」のほうが、インパクトがある。
昨年の秋に、topo君がやってくれた時は、ノリノリすぎて、蕎麦を
食べる時間が残ってなかった。今回も、アンコールが続き、少し
びびったけど、なんとか蕎麦も出せた。
雨にもかかわらず、ワカや、ワカの幼馴染さんが熊本からきてくれたりして、
満席になった。雨の中、せっかっくこられてのに予約がしてなくて、入れなかった
方には申し訳なかった。
31日の「バロック」も残りがわずかになった。

昨日は、ベトナムからもお客さんがきた。「花膳」を食べられた。
「そばがきぜんざい」を普通に食べていた姿が印象的。
ベトナムにも、ぜんざいとおなじようなスイートがあるらしい。
陶器も布にも珈琲にも、興味があるし、いってみたい国だ。

今日は「花のお稽古」
山口から原田先生がやってくる日。


秋の長雨

2008-10-24 07:02:50 | Weblog
明日から二日間、「染めもん展」が始まる。
今日の夜はオープニング。山下topo洋平君たちが、ケーナとか
ウクレレを使って演奏してくれる。

昨日は、お店にいって、昼ごはんを錦糸町で食べた。
北口の半蔵門線の改札近くに「眠眠」がある。
京都でもよくここの餃子を食べた。たぶん、関西の
人が「みんみん」いうのと東京の「みんみん」は微妙
に違うのと違う。味もやっぱり、微妙に違う気がした。
支払の時に、かばんの中に財布が入っていないのに気づく。
煎茶用のバッグに変えたときに、入れ忘れた。

でも職業病?ではないけど、普段から両替用に、小銭入れには、
はちきれるほど小銭が入っている。それで払えた。
久しぶりに貧乏な学生時代に戻ったような気がした。
でも、お金がないのに、そのまま骨董やにいって、
また茶道具を買う(はらっていないので、もらう?あずかる?)
なんとなく、お金がないのもいいもんだ・・・と思った1日。
帰りにビール2本を買ったら、空になった。


休みだけど・・・

2008-10-23 08:37:59 | Weblog
昨日は、元気なOBさんたちの蕎麦会だった。
元石油会社の社長さんが幹事になってくれて、ときどき
「蕎麦会」をやってくれる。「自分の趣味」を持ち、
「健康」に留意して、利害得失に関係ない「友達を大切」に
している人たちは輝いている。

「世の中全体的に女性が元気」な時代だけど、ときどき、元気で
紳士なおじさんたちの姿を拝見すると、自分もこうなりたい、と
思う。

どこの会社にいっても、へたった男ばかりで、新人も「
あれが将来の自分か?」と思ったとたんに、「OH!人事」
と叫びたくなる気持ちがわかる。

今日は「休み」
「染めもん展」が始まるので、今日はこれからお店にいって
準備。11月2日に「茶会」があるので、それの準備も
なにかと忙しい。
それの前後に「10月31日にバロック」「11月1日にジャズ」
のライブがある。

文人たちの蕎麦会

2008-10-22 07:22:09 | Weblog
昨日は「書の会」だった。いつものように「○☐△」を
自分のリズムと呼吸を整えて書く。それから銘銘、「秋」
にちなんだ好きな言葉を書いていく。
「酒」「太刀魚」「月」「栗」など、それぞれ特徴のある
字が書かれていった。

いろいろな分野に「資格制度」みたいなものがあり、
四角四面ナマニュアルなんかをやっていかないと、上達できない
ような気持ちがあったりするけど、絵とか書とかは、「今日から
絵描きになる」と思った瞬間から、だれでも絵描きや書家になれる
と思う。
そして一番大事なことは「続けていく」ことだと思う。それは、
「好き」だということが一番大事なことだと思う。

そんな意味では、毎日やっている「仕事」が、好きな人と、
そうでない人では、人生の意味がまったく違うような気がする。

書がおわって、仲間たちと「新そば」を食べながら談論風発。
これからは、職業や男女や年齢を超えた「横のネットワーク」
がとても大事な時代になってくると思う。

今週末にある「染めもん展」の荷物が京都から届いた。
金曜日の夜は「ケーナとウクレレ」でオープニング。
秋の夜に、生の音楽を聴いていると、こころの細胞まで活性化
していくのがわかる。


君津

2008-10-21 07:15:10 | Weblog
ワカが君津の農家に遊びにいった、というメールがきた。
皮膚がんになった知り合いが、いい水に出合って、それを
使って野菜をつくっているらしい。
ぼくが小学校のころ、北九州にあった製鉄所が、君津
のほうに移転していて、たくさんの友だちが転校していった。
当時ソフトボールをやっていたけど、メンバーの何人かが
いなくなって大変だったことを、今でも覚えている。
感覚的には、外国より遠かったイメージがある。

なんか縁を感じる場所。バブルのころ、「君津エースカントリー倶楽部」
とかいうゴルフ場を2000万くらいで買ったこともあった。
お金は振り込んだけど、ついにゴルフ場はできなかった。
砂上の楼閣みたいな話がいっぱいあった。
今のように、経済が逼迫してくると、歩む1歩も足が地についた感じ
のほうがいいし、野菜くらい自分でつくらないといけない気持ちに
なる。こんど君津にいってみようと思う。

今日は「書の会」。そろそろ生徒さんたちも作品らしきものができるようなレベルに
なってきた。

着物をきた美人

2008-10-20 06:48:02 | Weblog
昨日、神楽坂から「着物をきた美人」が閉店間際にきた。
「着物美人」というと、どうも「着物が美人」といった具合に
着物にウェイトがかかる。ので「着物をきた美人」。

帯は、京都の西陣の「とむさん」がつくったものだ。
その「とむさん」たちが今週末(土・日)に天真庵で
「染めもん展」をやってくれはる。今年で6回目?くらいかな?
金曜日の夜は「山下topo洋平」さんたちがケーナとかウクレレ
とかでオープニングのライブをやってくれる。

次の金曜日31日はかよちゃんたちの「バロック音楽」がある。
芸術の秋はまだまだ続く・・・