長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ダメから始める中国語

2012-11-30 08:34:47 | Weblog
昨日は、午前中が卒啄珈琲塾、午後が無茶しぃの会。
午前中は、一階で珈琲の焙煎をし、午後は二階の
囲炉裏でお茶を焙煎し、間にテレビ局の人と打ち合わせをし、
夜は落語。途中、お茶の家元に電話をし、「今日は稽古をさぼるけど、来週は
必ずいきます」と連絡。でも撮影がその日になりそうなので、またサボールかも。
そんな名前の喫茶店が神保町にある。みな「ジンボーチョウ」というのは
なんでやろ?「ジンボチョウ」と入れないと変換しない。どうでもいいけど。
京都時代に学校をさぼってよくいった喫茶店に「シャンクレール」というのが
あった。思案に暮れる、から命名されたらしい。「サボール」「シャンクレール」
天の命名(これは我が母校の校歌の一節だが)だ。

昨日の夜の落語は「ちりとてちん」 ランチェスターの法則みたいに、定期的
に一点集中みたいに、この演目をやってくれる。だいぶ研かれてきた。
来年は「死神」に挑戦するらしい。お客さんといっしょに楽しみ、勉強する、
というのがいい。ばかばかしい日常の中に、いろんな「宝」がある。それを
発見した人が、勝ち。

12月のライブはみな満席。
今の時代の閉塞感とちょっと違うけど、おもしろくないので、
23日(日)に、「シャンソンで蕎麦会」をやることになった。
10月に天真庵デビューしたえりちゃんが、またギターかかえて
やってくる。ことに昨日なった。

今日はダメから始める中国語。
名古屋からまいこ先生が元気にやってくる。
こんどの選挙も女性がかなり活躍しそうだけど、ほんとうに
「めどき」な時代やね。「ままよきんたま男の党」なんで
だれか旗揚げしないかな。選挙演説も楽しそう。




珈琲豆を煎り、煎り番茶を飲む幸せな休日

2012-11-29 08:06:02 | Weblog

午前中は、珈琲の焙煎教室。初心者は、焙烙(ほうろく)という煎り番茶を煎る
道具を使って焙煎のコツをつかむ。青白い生豆が、時間とともに、焦げ茶色
になり、芳香な香りの煙をだし、ハゼる音とともに、完成させていく過程の
どれもこれもが、五感を刺激して楽しいものだ。

午後の無茶しぃの会は、その「ほうろく」を使って、煎り番茶に挑戦。
昔から京都では「京番茶」といって、大き目の葉っぱを煎ったものを、日常に
飲んできた。料理屋なんかにいっても必ずでてくる。最近は、煎り番茶の中
に内包されている「ポリサッカライド」という多糖体が、血圧や血糖値の上昇
をおさえるのに一役かっているということで注目されている。もともと
緑茶にはカテキンが多く含まれ、栄西禅師が中国からもってきた時は、「薬」
だった。
日常茶飯になるのは、江戸時代からだけど、昭和平成になると、日常すぎて
ありがたみの薄い存在になった感はある。でも珈琲と同じく、「毎日おいしい一杯を飲む幸せ」
を感じながら生きていければ、こんなに幸せなことはない。できたら、畳の部屋で正坐して、
掛け軸なんかを眺めながら一服できたら「日本人にもどれて」、より幸せな瞬間を享受できると思う。

今日は午前中が「卒啄珈琲塾」 午後は「無茶しぃの会」
途中、作家の友達が打ち合わせにきて、夕方は「落語の会」
ここんところ休み返上で、がんばって楽しんでいる。感謝。

明日は「ダメから始める中国語」
いよいよ明後日から12月。

12月の予定



2日(日) ピアソラヴェノス

演奏:平山伸一郎(ヴァイオリン)・赤松林太郎(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)



14日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:フレッド・ヴァン・ホーフ(ピアノ)・山根孝司(クラリネット)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)



21日(金)大石学&LUNA ジャズライブ

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)


28日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司(クラリネット)・大宅裕(ピアノ)・宮坂拡志(チェロ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)



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今日は卒啄珈琲塾&無茶しぃの会

2012-11-28 13:00:17 | Weblog
今日と木曜日は定休日。
先週は、「おてがみ」という朗読劇をやったので、
休み返上。今週は「卒啄珈琲塾&無茶しぃの会」
今午前中の珈琲塾が終わって休憩中。

「おてがみ」もよかったけど、先週ラジオから
流れてきた「手紙」(樋口了一)もすごくいい曲やね。

猫が生まれたり、お客さんに赤ちゃんができたりしていて、
新しい命にふれることが多い。赤ちゃんは、最初はおっぱい
を飲むのが仕事だけど、そのうちに離乳食になり、自分で歩いたり、
走ったり、つまずいたりしながら、大人になっていく。
「たつようになった」「ママといった」「自転車がのれるよになった」
できることが多くなる。反対に母親は、足腰がたたなくなったり、自分で
ごはんが食べれなくなったり・・・「できない」ことがふえていく。
「手紙」という歌は、そんな人生の「流れ」が、しみじみと表現されている。

さて、午後は「無茶しぃの会」
寒くなったので、煎り番茶でもしてみようと思う。

明日の夕方は「落語の会」

明後日金曜日は「ダメから始める中国語」

ヒトは躾で人となる

2012-11-27 08:12:52 | Weblog
昨日で順受の会、「易経」が終わった。
来月は忘年会。光陰矢のごとし。

「ヒトは躾で人となる」(岡田武彦著)

ヒト・・「お前ら人間じゃね~」
人間でなければ、ヒトとは犬畜生だ。躾ができて人になる。
最近野良猫とふれあっていると、人間は犬猫にあ
おとっているところが多々あることに、気付かされる。
万物の霊長なんて、自分たちが勝手にいっているけど、動物の本能
も直観力も霊性も失ってしまっているのではと?思うことしきり。
▼本文よりぱーと2
「礼」があってこそ、家の中がよくまとまり、社会の秩序が保たれ、
国がよく治まるのです。

◎28日(水)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会

◎29日(木)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会


その日の夕方
落語とお蕎麦

演奏:千里家 万馬 「未定」

19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)

30日(金)は「ダメから始める中国語」
今月もあと一週間。


辛み大根そばの辛さに人生を教わる

2012-11-26 07:36:15 | Weblog
寒いこの季節は、「ほっと鶏そば」が一番人気。
先週から始まった「辛み大根そば」が、昨日は鶏の頭になる?
くらいでた。
考えてみたら、僕らの世代の小さいころの大根は、もっと辛かった。
化学肥料を使いすぎて、土がだめになり、消費者も少し辛いと
苦情をいったりするような傾向が強くなり、都会に並ぶ野菜
たちは、本来の「野生」を失い、味もそっけもない工業製品みたいな
ものばかりになったのだと思う。

今日はこれから「卵かけごはん」
蕎麦をだしているので、「ごはん」をメニューにしていない。
「食育」とか声高にいっても、自分の教育もできていないような輩ばかりで、
「大丈夫?」と思う今日このごろ。
まず朝ごはんを「ちゃんとやろう」ということで始めた。
ごはんは、妹が福岡で作る無農薬米。それを土鍋で炊く。米のとぎ汁は
少し発酵させ、お店の前のプランターに。(放射能の数値がだいぶ下がる)

卵は毎週のように田舎にいって
求める「平飼いの卵」。味噌汁の具もその時に調達する。味噌は、
毎年の年初めに「味噌つくり教室」で作る自家製味噌。卵かけごはんの醤油は
蕎麦屋の命にあたる「かえし」を使う。蕎麦の出汁に使う京都からしいれる
鰹節も、出汁をとった後、天日干しして、フライパンで焙煎して、ふりかけにする。
手間はかかるが、昔の日本人が当たり前のよういにしていたことを、しているだけ。

今日は「順受の会」。18年も続く論語の会。
最近この会の大先輩、故・岡田武彦先生(九大名誉教授)の本を読みなおしている。
「ヒトは躾で人となる」は名著だ。子供を躾ける前にぜひ読んでほしい。
本の「帯」に、「本文より」というのがある。
▼我がままな気持ちを子供が自分で抑えるようになれば、新しい心が内面に、心
の内に力強く育っていきます。それが躾であるということを忘れてはなりません。

今選挙中の政治家たちにも読んでほしい本だ。


26日(月) 順受の会(19時から、3000円(そば会つき)

◎28日(水)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会

◎29日(木)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会


その日の夕方
落語とお蕎麦

演奏:千里家 万馬 「未定」

19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)

30日(金)は「ダメから始める中国語」
今月もあと一週間。

子猫 文と花の近況

2012-11-25 08:17:07 | Weblog
電車にのって新しい家族になった「文」と「花」が新しい家
に無事到着したとの便り。なによりなにより。
そこの家には、先住犬のゲンさんがいて、吠えまくられるという
厳しい洗礼を受けたらしいが、なんとかうまく家族になれそうだ
、ということだ。

一方、突然神隠しみたいに子供が二匹いなくなったチビは、何度
もうちにきて「どこ?」といって探していたが、「ちゃんとした家に
いって、文と花という名前で元気にしている」といってきかせるうちに、
なんとなく悟ったような気配をみせてきた。静かな日常がもどりつつある。

辛み大根そばも好評で、いい感じ。


明日は卵かけごはん。
26日(月) 順受の会

◎28日(水)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会

◎29日(木)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会


その日の夕方
落語とお蕎麦

演奏:千里家 万馬 「未定」

19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)

30日(金)は「ダメから始める中国語」
今月もあと一週間。

子猫たちが嫁いでいったヨ。

2012-11-24 08:37:43 | Weblog
「文化祭」みたいなコンサートが4連ちゃんであったけど無事に終わった。
秋は芸術の秋であり、実りの秋。新しい成果物をいっぱいもらった4日だった。
ここは、文花一丁目。文人たちや芸術家たちの花が咲く街にしたい。

昨日、4匹の子猫のうち、2匹が埼玉に住んでいる人の家族
になって、嫁入りした。たぶんひとりは男の子ではないかと思うが・・
みんなで「チビチビ」と呼ばれていたふたりに名前がついた。
「文花、という街で生まれた」ので「文(ふみ)」と「花(はな)」になるらしい。
ぼくの珈琲塾の優秀な塾生でもある新しい母が、珈琲を飲み終わると、
ゲージに「ふみ・はな」を入れて、踵をかえして、歩いていった。
別れはさみしいけれど、人生も猫生も、さよならがいっぱい。

「この杯を受けてくれ どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐の喩えもあるぞ さよならだけが人生だ」 干武陵の「勧酒」を井伏鱒二先生が訳した

来週は「珈琲塾」があるので、近況を聞くのが楽しみだ。


26日(月) 順受の会

◎28日(水)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会

◎29日(木)
午前中  卒啄珈琲塾  午後 無茶しぃの会



落語とお蕎麦

演奏:千里家 万馬 「未定」

19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)

秋葉のカフェは続く  今日は16時閉店。

2012-11-23 08:21:57 | Weblog
昨日の「おてがみ」の千秋楽が終わり、片付けをして、
「分福」を飲みながら、考えていると、「この3日間は、コンサートと
いうよりも、インスタレーションやな」ということを悟った。
演出家の難波研さんが、「おてがみ」というシナリオに音楽を作曲し、
朗読がすすむにつれ、お客さんといっしょに、時間や空間の異次元体験を
楽しむ蕎麦会もいっしょの空間に内包される。3日間、秋葉のカフェみたいだった。

天真庵のはじまりは、秋葉原。昭和59年に創業した。九州ジャンガララーメン
と同じころ、おなじ土地で生まれた。
外神田という地名。事務所の下は喫茶店だった。さほど特徴的な喫茶店では
なかったが、マスターがオカマだった。珈琲をサイフォンで入れてくれるのだけれど、
豆をかき回す竹べらをもつ右手の小指がいつもたっていた。
モーニングは、食パンにバターがついて、ハムエッグとサラダ。ハムエッグの卵が
半熟だったのはうれしかった。

近くに古い喫茶店もあった。確か「伊万里」という名前。一階はカウンター
になっていて、今はなき古伊万里みたいな素敵なおばあちゃんが珈琲を入れてくれた。
地下には、そのおばあちゃんの旦那が趣味で集めた古伊万里の蕎麦猪口や、
皿などの雑器が所せましと並んでいて、奥には、3畳ほどのこあがりがあって、
ぼくは空いている時間帯をねらって、そこにあがって、古伊万里の蕎麦猪口で
供される珈琲を飲みながら本を読むのが好きだった。でも現実には、
創業期の資金繰りなんかに悩みながら、あの街のパソコンショップの人たちと
打ち合わせに使う場所だったような気もする。今は昔だ。

「おてがみ」を見た若者たちが、同じように30年くらいして、
古色蒼然とした空間で、いっしょに不思議体験したころをいい思い出として
残してくれていたりしたら、うれしい気がする。今はなき古信楽の狸みたいな
庵主を思い出しながら・・・

今日も「音組」コンサートをやるので、16時で閉店。
◎23日(金=祭日) 音組 演奏会

演奏:星野 彩乃(ピアノ)・難波 研(ピアノ)・細井 唯(チェロ)・須永 真純(クラリネット)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)


おてがみの最終日

2012-11-22 09:10:33 | Weblog
3連ちゃんでやる朗読劇「おてがみ」も今日が千秋楽。
昨日は初日の緊張感からは解放され、ぼくらお店側も、演じ手も
スタッフも、「流れ」がスムーズだった。お客さんは、一期一会の
人たちなので、刹那の感動を共有しながら、楽しいひとときを
過ごすこができた。
今日も朝からばんばん蕎麦を打って、本番を待つだけだ。

天真庵ではコンサートの時に、まず蕎麦米雑炊をつくる。四国を
旅した時に、四国の山奥で食べた感動が忘れられずに、時々
作るようになった。同じく愛媛の「もち麦」も加える。
お米の10倍の繊維質が入っていて、食感もよく、カレーや
やまかけごはんあたりとあわせると、めっちゃ美味い。
今日は出雲牛のスジで味つけをしてみる。とろとろの牛筋を
つまみにすると、熱燗が何本も空になる。

明日もコンサートをやるので、16時で閉店。
◎23日(金=祭日) 音組 演奏会

演奏:星野 彩乃(ピアノ)・難波 研(ピアノ)・細井 唯(チェロ)・須永 真純(クラリネット)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

りんたろう

2012-11-21 09:48:13 | Weblog
12月に赤松林太郎君のコンサートを天真庵でやる。
昨日12月のライブ情報をHPにアップしたので、気になる人
はのぞいてほしい。赤松林太郎くん、大石学さん、N響の人たち、
やまねさんのジャズの師匠・・・多士済々のアーティストが
師走の押上にやってくる。

昨日から始まった朗読劇「おりがみ」は、作曲家の難波研さん
が企画したものだ。彼は、若くて今のりのりの作曲家。彼や
彼を尊敬しているアーティストたちが時々天真庵でおもしろい
「もよおし」をやってくれる。「大阪なんばのおもろい研究所」
みたいな名前だけど、本名だ。

昨日の脚本をやってくれた天城凛太郎くんも、おもしろい天真庵デビューをした。
今日くるお客さんが知ると今日の夜の感激がうすれるので、楽しみに・・

東城いずみさんの朗読は、秋葉でもない、なんか不思議な異次元の世界を
冒険するような、人を勇気付けたり、恋をしているページにもどして
くれるような雰囲気がある。




◎20日(火)~22日(木) 朗読劇『おてがみ』

主演:東城いずみ (エーエス企画) 脚本:天城凛太郎 作曲:難波 研 (aim music development)

演奏 : Jumpei (Violin / Borrow or rob?) Ken (Piano / Borrow or rob?)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)


◎23日(金=祭日) 音組 演奏会

演奏:星野 彩乃(ピアノ)・難波 研(ピアノ)・細井 唯(チェロ)・須永 真純(クラリネット)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)


◎29日(木) 落語とお蕎麦

演奏:千里家 万馬 「未定」

19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)