昨日は、近くのシェアハウス「旧邸」に住む女子ふたりが、味噌をつくりにきた。
ふだんから共同の台所で、料理をやっている子たちなので、初めてだったけど、
なかなか手つきがよくスムーズに味噌つくりができた。途中、曹洞宗の坊さまが見学
にきた。曹洞宗というと道元さんを祖とし、典座教訓などを大切にしている禅宗だ。
「典座」と書いて、「てんぞ」という。寒山拾得(かんざんじゅっとく)の拾得が典座(お寺の台所かかり)で、
いつも絵の中で、箒をもっている。掃除をすることと、料理をすることの大切さを物語っている。
若い人たちが、今年はいっぱい味噌作りにきてくれた。新しい世代の命が繋がっていくようで、とても気持ちがいい。
昨日の最終組は、一歳と二歳の子供を連れてこられたベテラン組み。その子らが生まれる前からお店にきて、
妊娠中に味噌作りをし、家族がふえたら味噌作りの数をひとつ増やす。口から入っていくものが「命」になって
いくこと、そのもの。
これから「卵かけごはん」(8-10)
お寺のごはんは、一汁一菜を基本にしている。簡単にいうと、ごはんとみそ汁。
そこがちゃんとしていると、体の土台がしっかりしてくる。「くそみそ」とは、ごちゃまぜ
みたいな意味だけど、しっかりした味噌を喰った後のくそと、そうでないものとは、
似て非なるものだし、屁のにおいも違う。
「元気シール」も来月できあがるし、今日の卵かけごはんも「元気つくし」という福岡のお米。