昨日、毎年訪れている氷の滝を見に行きました。
我が家の近所にありますが、おそらくほとんとどの人が知らない滝でしょう。
グーグルアースはこんな所にも来るのかしら?
それでもこの滝は車からは見えませんし、
何しろ一日中日の当たることのない滝なのです。
大寒の少し前冷え込みが厳しくなりました。
寒中の一番寒い時に見に行けばよかったのに、その頃他のことでバタバタとして時間が取れなかったのです。
行こう行こうと言っているうちに時間過ぎ、
日中10℃を越える日が二日も続いた後だったので少しは溶けているとは思いました。
でも行ってみると思った以上に溶けていて、
寒中に来なかったことを悔やみましたが後悔先に立たずです。
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真ん中の黒いのは氷が溶けて岩肌が現れているのです。
おそらく最も寒い時には全部真っ白だったはず。
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去年はこんな風でした。
ほど近くにもう一つの滝があります。
こちらが雄滝。
対して後から見に行くのが雌滝です。
私たちが勝手にそう呼んでるの。
雄滝が思いの外溶けていたので
雌滝はどんなかな、とちょっと心配。
どちらかというと雌滝の方がほんの少しだけど日の光が届く位置にあります。
朝日の方向を向いているけれど山の切れ目のその奥にあるのですよ。
一年ぶりに通る道は石ころだらけでした。
二つ目の滝の位置を確認するように小さな切れ目が来るたびのその奥を覗いて見ました。
やっと見つけたけれど、その切れ目ががけ崩れの岩や土砂に埋められてさらに小さくなっています。
ひょっとすると次の大きながけ崩れがあると、滝の下の部分が埋まってしまうかもしれません。
そうなったらこの女王の風情を持った雌滝の姿にはもう二度とお目にかかれなくなるのです。
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こちらは去年の女王の姿ですが今年より溶けてますね。
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何故かというと、
去年は水流があって常に落ちる水が氷を溶かしていたのです。
でも今年はなぜか水が無かった。
水脈が枯れたのでしょうか?
山から落ちてきた右側のガラが下の方に雪崩れていました。
山の形は刻々と変わっているのです。
遠くから眺める山はどっしりと何も変わらぬものの象徴のように見られることもありますよね。
でもどんな大きな山もその体の一部でいつもどこかが崩れ落ちて行ってます。
偉大な姿ばかりに目が行くと
その下でホロホロと崩れて行く山肌があることなど想像もできないでしょう。
でも現実はそうなんです。
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滝見物の後、もう少しで林道が終わるというところまで来て、
前方に崩れ落ちた大量の岩が転がっているのにぶち当たりました。
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げ、ここが通り抜けられなけれぼ
バックで今来た道を戻るしか方法はありません。
石ころだらけの道なんですよ。
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一瞬どきっとしましたが、
ゆっくり前進してなんとかギリギリ通り抜けることができました。
山道を行くと時々こんなことも「あるある」、のですよ。
携帯を持たない私たちはもしここが通り抜けられなければ、
最寄りのお宅まで歩いていかなければなりませんね。
今のところ、非常事態に陥った事はありませんが、
自然相手です、ゆめゆめ甘く見てはなりませぬ。
心して暮らしております山暮らし楽しくもまた厳しくもあり
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我が家の近所にありますが、おそらくほとんとどの人が知らない滝でしょう。
グーグルアースはこんな所にも来るのかしら?
それでもこの滝は車からは見えませんし、
何しろ一日中日の当たることのない滝なのです。
大寒の少し前冷え込みが厳しくなりました。
寒中の一番寒い時に見に行けばよかったのに、その頃他のことでバタバタとして時間が取れなかったのです。
行こう行こうと言っているうちに時間過ぎ、
日中10℃を越える日が二日も続いた後だったので少しは溶けているとは思いました。
でも行ってみると思った以上に溶けていて、
寒中に来なかったことを悔やみましたが後悔先に立たずです。
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真ん中の黒いのは氷が溶けて岩肌が現れているのです。
おそらく最も寒い時には全部真っ白だったはず。
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去年はこんな風でした。
ほど近くにもう一つの滝があります。
こちらが雄滝。
対して後から見に行くのが雌滝です。
私たちが勝手にそう呼んでるの。
雄滝が思いの外溶けていたので
雌滝はどんなかな、とちょっと心配。
どちらかというと雌滝の方がほんの少しだけど日の光が届く位置にあります。
朝日の方向を向いているけれど山の切れ目のその奥にあるのですよ。
一年ぶりに通る道は石ころだらけでした。
二つ目の滝の位置を確認するように小さな切れ目が来るたびのその奥を覗いて見ました。
やっと見つけたけれど、その切れ目ががけ崩れの岩や土砂に埋められてさらに小さくなっています。
ひょっとすると次の大きながけ崩れがあると、滝の下の部分が埋まってしまうかもしれません。
そうなったらこの女王の風情を持った雌滝の姿にはもう二度とお目にかかれなくなるのです。
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こちらは去年の女王の姿ですが今年より溶けてますね。
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何故かというと、
去年は水流があって常に落ちる水が氷を溶かしていたのです。
でも今年はなぜか水が無かった。
水脈が枯れたのでしょうか?
山から落ちてきた右側のガラが下の方に雪崩れていました。
山の形は刻々と変わっているのです。
遠くから眺める山はどっしりと何も変わらぬものの象徴のように見られることもありますよね。
でもどんな大きな山もその体の一部でいつもどこかが崩れ落ちて行ってます。
偉大な姿ばかりに目が行くと
その下でホロホロと崩れて行く山肌があることなど想像もできないでしょう。
でも現実はそうなんです。
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滝見物の後、もう少しで林道が終わるというところまで来て、
前方に崩れ落ちた大量の岩が転がっているのにぶち当たりました。
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げ、ここが通り抜けられなけれぼ
バックで今来た道を戻るしか方法はありません。
石ころだらけの道なんですよ。
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一瞬どきっとしましたが、
ゆっくり前進してなんとかギリギリ通り抜けることができました。
山道を行くと時々こんなことも「あるある」、のですよ。
携帯を持たない私たちはもしここが通り抜けられなければ、
最寄りのお宅まで歩いていかなければなりませんね。
今のところ、非常事態に陥った事はありませんが、
自然相手です、ゆめゆめ甘く見てはなりませぬ。
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