目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

障子貼り、糊の具合は重要

2018-11-02 | 日記

障子を貼りました。

糊は一番安い液状のものを水で延して使います。

この時の薄め具合が肝心で

濃すぎてもダメ薄すぎてもダメ。

ちょうどいい塩梅を知るにはやっぱり経験でしょうね。

今ではほんの少し余分にお金を払えばすでに薄く延した障子用の糊も手に入ります。

糊が薄いのに値段が高いのは

薄める手間が加算されているからなのでしょう。



障子張りを始めたばかりの頃は

糊の濃さがつかめなくて怒ったり泣いたりもしました。

糊の具合がいいと貼るのが簡単なばかりでなく

洗う時にも都合がよいのです。

水で濡らしただけでスルスルとめくれるので

洗うのも簡単。

これなら家の中でも障子の張替えができるかもしれません。

でも私はやっぱり障子全体を丸洗いしたい派かな。

上から下までタワシでこすって綺麗さっぱりとした障子に

真新しい紙を貼る。

それがいいのです。



障子の貼り方を見ると

糊を伸ばす割合は1,2倍から1,5倍ほどの水を加えると書いてありますが、

私は目勘定。




ここ数年は、適当に水を足して

こんな感じかなあ、でバッチリです。




しばらくお天気が続くようですから

この間に家中の障子を張り替えるつもりでいます。


毎年張り替えれば仕事が簡単な障子張りも

長年やらずに古くなったものほど、

糊が硬くなり、

水で濡らしただけでは取れません。

水につけたりタワシでゴシゴシこすったりと、

仕事時間が倍になり嫌になります。


毎年やって仕事が楽で

新しい障子紙に囲まれる方が気分が良くて好きなのです。





貼ったばかりの障子はベコベコしてますが、霧を吹きかけてしばらくすると

パリッと乾いてピンっとなります。



白いでしょ。



こっちは二年前の。

黄ばんでます。

ちなみにこれが前回書いたオリに見えたりする桟の多い障子です。

このアングルで見ると確かにオリに見えなくもない。。。。。よね。











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障子を洗う

2018-11-02 | 瞑想
暑いくらいの昼下がり、家人は川へお散歩へ私はのんびり日向ぼっこです。

今日から障子の張替えが始まりました。

朝、階下の一番北側の障子を四枚洗い、日が陰った頃に貼り替えの予定です。

去年は家人の病気のため看病に追われ障子の張替えができませんでした。

ですから今年は全部の障子を張り替えるつもりなの。

障子の張り替えは好きな仕事です。

何年経ってもうまくできないけれど

障子自体をたわしで水洗いしてよく乾いた障子の桟にノリをのせ

障子紙の巻物をスルーっと横に移動させる時が好き。

緊張の時間です。

障子も紙もまっすぐにしないといけません。

障子紙には余分がないのでまっすぐに貼らないと紙が斜めになって

最後の方は隙間が空いてしまったりするからです。

まっすぐに紙を貼るというのは簡単なようで案外難しく、

心を落ち着けてまっすぐを意識して貼ることになります。

私が障子の張り替えを嫌がらないのは

この時間が好きだからでしょう。

糊の水溶き具合も大事です。

障子全体を水洗いするのもいいですよね。

紙を張り替えるとその汚れなき白さに部屋が明るくなりますから

それも好きですね。

すぐに汚れてしまいますけど、、、、

それに猫が破って破って腹も立ちます。

一年に一度明るくなるお部屋。

メリハリがあっていいものです。




家人は時々、格子の多さに

刑務所の折に入っているような気がして滅入る時があると言ってました。

驚きです。

障子をオリと捉える人がいるなんて信じられませんよね。



でも我が家の障子は

桟の数が多くて紙を張り替えるのにも洗うのにも結構面倒なタイプなので、

そう言われればそう思えなくもありません。

そちらは写真の障子とは別物です。

それにしても違う文化の元で育った人と暮らすのは

時に面白いこともあるものですね。












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