目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

山蛾・天然の蚕は緑の繭を作る

2018-11-11 | 日記
今日もいいお天気です。

暖かいのも今日あたりまで、ということですので陽だまりの

心地よさを満喫しております。

山里の静かな昼下がりは

時折吹く風に

ふわっとまかれた枯葉の立てる乾いた音だけが響いています。

あ、遠くにチェーンソーのエンジンの音も聞こえます。

あとは静寂。





家人は今日もお出かけしています。


二三日前まで夏を思い出したように咲いていた桔梗が

昨日くらいから萎んでいます。

さすがに朝の露の寒さがこたえるのでしょう。

桔梗は夏の花ですもの。

暖かさに狂い咲きしていたのです。

あらお気の毒。





昨日のこの時間には陽だまりにいると汗が出ました。

でも今日はちょうどいい塩梅です。

うたた寝にはピッタリの温度でしょう。

しないけど。。。。



この時期は家の周りに山蛾が現れます。

これは交尾中の蛾のカップル。

恥ずかしげもなく、

一日中同じ姿勢で止まっていました。

でもあるとき見たら上の大きいのが消えていたので

やっぱり死んでなかったのね、と思ったほどです。

この蛾の幼虫が作る繭から天蚕と呼ばれる天然の絹糸が取れるのです。

枯れ葉から繭を作るってすごい技術というか、

もう魔法の世界ですね。

養殖の蚕と違い綺麗な緑色の繭を作ります。

それに人工飼育の繭一つから千四百メートルの絹糸が紡げるのに対して

天蚕はわずか六百メートルしか紡げません

強度も普通雨の絹糸より断然強く、最強の絹になるのだそうです。

焼きどき緑色した繭を山の中で見つけることもありますが、

糸を紡ごうと思ったことはありません。



鳥の世界などではオスが綺麗でメスは地味、

あとメスの方が体が大きくてオスが小さい昆虫とか

生き物の中にもそれぞれおきまりのこともあるようですが、

蛾の場合どっちがオスでどっちがメスなのでしょう。

改めて考えて見たら

蛾についての知識をほとんど持っていないことに気がつきました。



そっちの方が恥ずかしいかも。

そう思ったのでちょっと調べて見たらすごいですね。

天蚕。

天蚕紙で織った織物も見たことがります。

でもあまりに個性が強くが他の色に染めるのは難しいようです。

タイトルに繭が緑色と書きました、その緑色も個体差があって

茶色っぽいのもあって同じ色が一つとしてない世界にひとつだけの色らしいです。



ここに住み始めたばかりの頃には

夏の夜になると驚くほど多種類の蛾が台所の窓に張り付いていました。

でも今はほとんど来ないです。

蛾はいなくなってしまったのでしょうか?

と思っていたら

こんなのが来てくれました。



何気に和柄テイストですよね。

やっぱり日本の蛾ですからね。



コメント
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