朝から雨の山里です。
一日中灰色の日。
今日はダーニングをして時を過ごしました。
以前は似合った色の刺繍糸で試みた事があったけど
刺繍糸って細いから仕事が捗らずその割に効果が薄いので
毛糸にしてみました。
取り敢えずその辺にあったあまり毛糸を使ったので
チョットとっぽい色合いですが気にしません。
ただモヘアは糸が絡みやすくあまりお勧めできません。
小さな織物みたいで案外ハマります。
雨降りには良い手仕事かもしれません。
ただ暗いので手元ランプは欠かせませんね。
頭の中に流れるのは懐かしい童謡、里の秋。
静かな、静かな
里の秋。
お背戸に木の実の落ちるる音
ああ 母さんとただ二人
栗の実煮てます
囲炉裏端
子供の頃に聞いたり歌ったりした思い出がありますが、
今回歌詞を確かめるためにネットでチェックしましたの。
そしたら何と二番の歌詞もあって
それを
わたしは全く知らなかった、と知りました。
こういう童謡は多分わたしの子供の頃ですから半世紀以上前の歌です。
その間、秋になるとたまにこの歌が懐かしく思い出されて
一人口ずさんだりしてきたのに
まさか二番があろうとは、
そしてその存在を想像してみたこともなかった事実に驚きました。
そしてまた、二番の歌詞は
二人で煮た栗のみを食べるお父さんのことを歌っていたのでした。
つまりコレは母と娘が煮た栗を父が食べる平和で温かい家庭の姿を
彷彿させるための歌だったわけです。
知らなかった😵
近頃、子供の頃には意味の分からなかったさまざまな意味に
初めて気づくという事が多い気がします。
還暦で第二の人生が始まり早九年経ちました。
十年生となる頃になってやっと
人生の意味や社会のシステムなど、本当のことがようやく見えてくるようになるのかもしれません。
だとすると
人生は今からが最も楽しいものになるのじゃないかしら。
件の里の秋はきっとコレからも口ずさむかもしれませんが
二番は無いですね。
それに、自分の記憶の中で
栗の実を似ているのは
母がただ一人なんですね。
ずっとそのイメージで口ずさんできたのでね。
そこに娘は居なかったんです。
母が一人で栗の実を煮ていると言うところに
哀愁を感じていたのですが、
二人となるとイメージが違ってきますよね☆
そんなことを思いながらのダーニング。
久しぶりの針と糸。
ヤッパリ好きです布系手仕事☆