てつまろの気儘な日常

日常生活での出来事や趣味のことなど気儘に書いております。
09年に開設、22年6月にこちらへ引っ越しました。

夏の丹沢山歩き ~後編~

2012-09-01 20:36:00 | 山歩き
翌朝は5時前に起床。やっぱりガスっている。

気温は16度!涼しい!

昨晩遅くに一度晴れて、満月に照らされた富士山が綺麗に見えたと小屋番のMさんから聞く。しまった。
5時半に朝ご飯を食べてから、ゆったり準備。6時半に出発。


塔ノ岳までは昨日と同じ道。朝露に濡れた木々と草花が美しい。


時々ガスが晴れ、西側に富士山がくっきりと見えた。


沸き立つ雲は山の東側から。そのせいかもしれないが、立ち枯れた木々も目立つ。
街に近いぶんだけ、登山道のオーバーユースも課題だ。

1時間で塔ノ岳へ到着、ここから表尾根を下る。
下るといっても、山頂を尾根筋でトレースするんでアップダウンの繰り返し。



尾根筋は浸食がすすんで、こんな場所も。
登山者が多いと厄介だな。


一番の難所?は行者ヶ岳の鎖場。登る分には思ったほどでは無かった。
むしろ烏尾山→三の塔の急攀がしんどかった。

土曜の午前中という時間帯なんで登ってくる人が圧倒的に多い。こっちは一人なので、やや飛ばし気味に下っていったら膝が痛くなってしまった。


それでも11時前には登山口へ着いた。


登山口そばの富士見山荘跡。先日火事で全焼してしまった。

護摩屋敷の湧き水を汲みに寄り道。ここで軽く昼食。

名水で作ったカップ麺は美味しい・・・かな?

流石にココまで標高が下がると暑い。


ヤビツ峠まで県道を歩き、12時過ぎに相州大山へ上り始める。
これまた風が止まって暑いったらありゃしない。

晴れていた空も雲が出て、空気も重くなにやら雨の予感。
登山道25丁目で下社からの道と合流。往復30分で山頂に行けるが、天気が不穏なのと、疲労を考えてここから下社へ。


1時間歩いてようやく下社に到着。社務所脇でスタンプをゲット。
バス停まで30分歩いて下るのがデフォルトだが、流石に今回はケーブルカーを利用。15時過ぎのバスで伊勢原へ。


伊勢原駅行きのバスに乗っていたら、雨が降ってきた。
伊勢原観光案内所で最後のスタンプと登頂完了印をもらい、記念グッズも入手。
観光案内所のおっちゃん曰く、「盛夏の丹沢によく登るね~。」

小田急で東海大前まで行き、近くの日帰り温泉でさっぱり。
いやぁ、充実の山歩きでした。

2日目の大山下社までの距離:約14km
高度差:1567m(丹沢山山頂)→761m(ヤビツ峠)→約1150m(25丁目)→310m(大山バス停)

夏の丹沢山歩き ~前編~

2012-09-01 14:21:00 | 山歩き
今年度、地元の観光協会でやっている「やまなみ登頂スタンプラリー」、夏編としてチャレンジしてきました。
丹沢は日帰りのパターンが多いけれど、今回は1泊2日で全部廻るプラン。

8月3日の早朝、相鉄横浜駅で「丹沢・大山フリーパス」を買い、海老名で小田急線に乗り換え、渋沢から大倉へ。始発のバスは10人ほどの乗客。


金曜日はこの時間、売店のスタンプコーナーが開いていないので、前もってスタンプ台紙と大倉のスタンプは入手済み。天気は快晴。
登山届けを投函後、水を1L補充、合計3L(水1L、スポーツドリンク1L、お茶0.5L、経口保水液0.5L・非常用)を担いで7:20に出発。西山林道~後沢乗越経由で鍋割山を目指す。

夏はヤマビルがよく出るぞ!と言われる西山林道だけれど、雨が無く乾燥しているせいか、1匹も出会わず。出会ったら何が効くか確かめようといろいろ準備していたのに・・・残念!

林道歩きは日陰でそこそこ風があって快適。いつもより2kgほど重いけど、結構歩けるじゃん。林道終わりで、鍋割山荘の水2L歩荷を追加して登っていく。


沢の水は冷たくて気持ちよかった。

後沢乗越からは尾根歩き。標高1000mの尾根歩き、風が抜けて心地よいハズ・・・が、べた凪!一気にペースが鈍る。結局大倉から3時間掛かった。
途中でオオスズメバチが旋回する。大きさからすれば女王バチかな。スポーツドリンクに加えたハチミツか、バナナの匂いを嗅ぎつけたのだろう。羽音はうるさいけれど、おそわれることはないので無視して登っていたら、諦めてどっかにいってしまった。


ようやく鍋割山荘に到着!スタンプを押して小休止。

下界を眺めてのかき氷は最高!


山荘の水2kgを降ろしたので、すごく軽く感じる。


さらに塔ノ岳を目指す。

樹間から山頂の尊仏山荘が見えた。鍋割山から2.8km。


樹間を抜ける風が心地よい。
尾根筋から麓をみれば、一気に雲が沸き立ってきた。


1時間ちょっとで到着。

尊仏山荘でスタンプを押し、広場でお昼。


山荘では県警の山岳救助隊が山荘主人と談笑中。聞くとはなしに耳に入ってくる話は情けない救助要請と内容ばかり。経験の浅いワタシも肝に銘じなければ。

山頂からの眺めは・・・、残念ながらガスが掛かってきてしまった。
代わりに日差しが遮られ、暑さが和らぐ。

ここから泊地の丹沢山まで2.6km、雨に降られると厄介だし、雷に遭ったら逃げ場がないので、早めに出発。


登山道脇に咲く花をスナップしながら、14時過ぎに丹沢山頂へ到着。
先客は、途中の竜ヶ馬場で追い越していった学生さんが一人。予想外に静かだ。


予約しておいたみやま山荘に入って宿泊受付。小屋番のMさんによると、この日の予約はワタシ一人とのこと。忘れずにスタンプを押す。
初めての山小屋泊なので、いろいろと見て廻る。ここはほのかに木の香りがして心地よい。窓も大きくて明るい雰囲気。ただ天気は相変わらずガスっているけれど。
本棚には山の本が沢山あり、丹沢の今昔や渓流釣りの本を読む。
下界だと、こんなゆったりした時間の使い方はできないなぁ。

18時に晩ごはん。結局この日の宿泊はワタシだけ。

消灯時刻まで、Mさんとずうっといろんな話をした。
21時過ぎに就寝。程なくして地震がありちょっとびっくり。


消灯後の常夜灯はランプ。風情があっていいね。

この日の歩行距離:約13km
高度差:約240m(大倉)→1567m(丹沢山山頂)