海と山と

釣りと近場の山歩きを趣味とするリタイヤおじーのひとりごと

チャルメラの郷愁

2025-02-14 10:52:39 | 昔の思い出
先日「チャルメラ」の音色を聞いた。軽トラでラーメンを売りに回っているのだろう
チャルメラの音はなんとも言えない郷愁を感じる。昔の人はチャルメラを吹いていたが、
今は録音したCDなどが売られていてそれを流しているのだろう。
昔は「しなそば」とか「夜泣きそば」といわれていて「ラーメン」とは言っていなかった
と思う。人力の屋台で回ってきて持って出たどんぶりに盛ってくれた。
昔は色々なものが独特の売り方で回ってきていた。「やきいも」売りも回っていた。
「ヤ~キイモ~」と声を出して回っていた。行燈のようなものが設置されていて外側
に「栗よりうまい13里半」と書いてあった。単に栗より旨いよと言うことかと思って
いたが落ちがあり「9里、4里」で13里となるがそれより半里旨いと言うことである
事が後でわかった。「豆腐売り」も良く回ってきた。自転車の荷台に木の箱を積み、中
には氷水と豆腐が入っている。よく器を持って出て買ったのを覚えている。
呼び込みは独特のラッパ。風船みたいなものを押すと音が出るものであった。
「納豆売り」もほぼ毎日回っていた。「ナットナット~ナット」と言い売り歩きの声が
忘れられない。他に「金魚売り」リヤカーに三段棚を積んで金魚鉢を載せ
「キンギョ~エキンギョ~」と言いながら売り歩く。
夏になると「風鈴売り」も回っていた。これは何も言わなくてもすぐにわかる。
魚も売りに回っていたが、これは各家に声をかけて御用聞きのような売り方を
していたと思う。
チャルメラが思わぬ思い出をよみがえらせてくれた。
商店街ができ、その後スーパーができ売り歩きはすっかり影を潜めた。

10年に一度という寒波が抜けて今日は暖かい一日であった。
やっと梅の花も開き始めた。ウォーキングコースにある梅の木も一輪程度開花して
春が地数いていることを知らせてくれている。


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