宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

ヘルクレスの印籠

2009年06月01日 09時24分56秒 | Weblog
31日の日曜日朝、ようやく青空が広がった。先月末から待ち続けて1ヶ月ぶりの青。
あれこれと用事を済ませてみかんの丘に登った昼下がり。今日はまず、みかんの木の摘果をする。小さな実を間引いていると雲行きが怪しくなり、大粒の雨が降ってきた。また今日もダメかと諦めかけていると、しばらくして西の方から次第に青い空がのぞき始める。気を取り直して大工仕事に掛かり、夕方屋根を開けてみた。
群雲の間に掛かる上限の月。その月を基点に、200ミリの反射望遠鏡をヘルクレスに回す。目標はM13。ヘルクレスの腰骨のところにぶら下がるこの球状星団はギリシャ一の怪力男の印籠だ。
ドロチューブに取り付けたエクステンダーが効いている。カメラの感度を3000に上げて露出20秒、30秒、40秒と3枚。それを段階別に重ね合わせたのがこの写真。

齢(よわい)100億年を越す印籠のディテールが浮かび上がった。
コメント
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