宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

霧が出てきた

2011年07月13日 00時04分20秒 | Weblog

月の撮影に飽き、カメラを外して空を見渡した。南の結構高い空に霧が出てきた。そう。みかんの丘では時々この霧が発生する。霧はいつも東の山の向こうからやってきて、一時空全体を覆い、やがて西に低く流れてゆく。これはまずい、そろそろ赤道儀の極軸を合わせなければ。
20センチを載せている赤道儀に火を入れ、軸のキャップを外して覗いてみた。やはり。相当ずれている。これでは視野の中で星が回転しても仕方が無い。極軸望遠鏡の視野内にある目盛り環を7月9日の午後9時10分に合わせ、2本のねじを使って北極星を指定の位置に導入した。まったく、よく今まで撮影できていたものだ。

テスト撮影は何にしよう。さすがに八日月が輝く明るい空では星雲は無理だろう。と言うわけで、へびつかい座の球状星団M12を撮影する事にした。2台のパソコンを生かして片方で星団を導入した後もう片方でガイド星をコントロールする。そして1分露出で撮ったのがこれだ。あれ、なんとなく星が流れている。そんなはずは無い。しかもわずか1分の露出なのに。でも流れている。ガイド鏡の固定がゆるかったかな。

どうしよう撮り直そうかとも思ったが、霧がかなり攻めてきたのと疲れが出たのとで打ち切り。微調整と本格テストは次回、月が痩せてからする事にした。まだ11時を回ったばかりだがとにかく眠い。屋根を閉めて帰ろうとしたら、バッグも機材も露でびしょぬれだった。ふと思い出した言葉。「ケンタウルスよ露を降らせ!」
でもケンタウルス座は霧の丘のむこうにかくれて見えなかった。

コメント (3)
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