梅雨入り前に撮影した干潟星雲から望遠鏡を少し北に振ると、天の川の星たちの間にごく淡い光が見える。M20。地球から5000光年ほど離れた散光星雲で、一般的には「三裂星雲」と呼ばれている。
しかし、僕はどんなふうに3つに割れているのか分からない。南側のピンクの星雲は4つに分かれているようにしか見えない。この4つのかけらを花びらに見立てれば、花びら4枚の十字架植物、ダイコンの花だ。冬の銀河に咲く花が艶やかなバラならば、夏の銀河に漂うのは楚々としたダイコンの花。
ただ、それにしても、この画像はシャープさに欠ける。それだけではない。星も少し流れている。実は撮影直後に気付いたのだが、被写体の前に細長い小さな雲がいた。え、こいつずっといたのか。撮影している間、はくちょう座方向の天の川をぼーっと眺めていて全然気付かなかった。小さなモニターを見るとちゃんと写っていたのでそのままにしたが、帰ってパソコンで見るとずいぶん滲んでいた。無理やり画像処理して出したのがこれだ。まあいいか。次への宿題、いや、楽しみに取っておこう。
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