いろんな障害を乗り越えて、竹取庵北の増築部分に作っていた地業がようやく出来上がった。と言ってもそんな大それた工事では無い。幅100ミリのブロックを数十個縦横に並べただけの簡単なものだ。竹取庵は掘立造り。本来地業など必要無いはずだった。しかし、かなりの急斜面に建てた事で山側に延長すれば自ずから床が地面に着いてしまう。地下に掘り込む訳にはいかないから、増築部分は床が既存の部分より50センチ余り高くなってしまった。それでも北の端は地面からブロック一個分しか余裕が無い。
出来上がった地業の上に土台になる松材を組み付ける。その松材と竹取庵の掘立柱とを繋ぐ為のほぞ穴を開けた。80×150、深さ50。柱に使っている古い電柱は硬い。ノミと金づちでこれだけ掘るのに3時間もかかってしまった。ようやく開いたほぞ穴に差し込むほぞを刻んでコールタールを塗って組み付ける。気が付くと辺りが暗くなっていた。材木を持ってきたのは午後1時。5時間もかけて出来上がったのは土台たった1本だった。
今夜は晴れないだろうと思っていたが、やはりただ暗くなるだけの夕暮れだった。
ところで、みかんの丘では梅雨時になると必ず生える植物が有る。『スベリヒユ』だ。多肉植物で葉も茎もみずみずしく、丸く平たく葉を伸ばして、大きいものでは直径50センチ以上にもなる。引き抜いても引き抜いても生えて来るこの雑草が食べられると教えてくれたのは、最近までトルコで暮らしていた日本人女性だった。トルコでは「セミズオトゥ」と言うらしい。サラダに入れても炒め物にしてもおいしいそうだ。へえ、食べられるのか。うまいのかな。
そのセミズオトゥが今年も生えてきた。ただ、今年の梅雨は雨が少ない。ちゃんと大きくなるだろうか。
今年はカラ梅雨と聞いています。
雨が降らないと作業は進むでしょうが、みかんの木が枯れないか心配になります。
スベリヒユ、似たような葉を見た事がある気がしますが、
私のところにも生えるのかな?
食べたら 味 教えてね